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(1)28年度決算状況及び健全化判断比率について
(2)平成29年度安曇野市一般会計補正予算第3号について
(3)29年度安曇野市総合防災訓練の実施について
(4)安曇野市三郷交流学習センター「愛称」の投票について
おはようございます。
マスコミの関係者の皆さま方には、日ごろ市政発展のためにご尽力を賜っておりますことに、改めて御礼を申し上げます。
8月22日に9月定例議会が開会いたしました。開会あいさつで申し上げました内容と重複する点があろうかと思いますが、定例の記者会見を開かせていただきます。
着座にて失礼をさせていただきます
初めに、平成28年度の市の決算状況について申し上げます。
なお、決算額につきましては、万円未満を切り捨てて申し上げますので、ご承知おきください。
一般会計の歳入決算額は416億3,233万円で、前年比1.1パーセントの減。また、歳出決算額は409億2,737万円で、前年比0.9パーセント減少しました。形式の収支額は、7億496万円であり、実質収支額につきましては、6億3,554万円となりました。
決算概要につきましては、地方財政状況調査に基づきまして申し上げます。
まず、歳入の28.6パーセントを占めます市税の関係ですが、決算額は118億9,283万円で、前年比で1.5パーセントの増加をみたところであります。続きまして地方交付税は109億2,792万円、前年比で3.8パーセントの減少となりました。
市債につきましては、歳入決算の10パーセントを占めますが、41億6,969万円を発行しまして、前年比は7.8パーセント減であります。
内訳としては、約22億円が合併特例債で、しゃくなげの湯整備事業の財源などに活用いたしました。
臨時財政対策債ですが、発行可能額の14億4,869万円を発行いたしました。
普通会計における平成28年度の市債残高は、417億5,663万円となりました。
次に、歳出決算でありますが、款別では民生費、福祉関係の決算額が一番多く、全体の31.1パーセント、127億2,927万円を占めております。2番目が、総務費で13.6パーセント、55億7,101万円の決算額となりました。性質別で見ますと、豊科公民館大規模改修、穂高・三郷・堀金の各支所整備などの事業完了によりまして、普通建設事業費は、前年比10.6パーセント減少し、62億152万円となりました。
続きまして、平成28年度決算に基づく安曇野市健全化判断比率についてですが、これは、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」第3条第1項の規定によりまして、監査委員の意見を付して議会へ報告し、公表するものであります。
市の各比率の状況ですが、全会計黒字決算でありましたので、「実質赤字比率」と「連結実質赤字比率」は算定されませんでした。
また、実質公債費比率については9.6パーセントで、前年比0.9パーセント改善し、将来負担比率は22.2パーセントで、前年比0.3パーセント改善いたしました。
健全化比率につきましては、本市の将来を見据えた指針として捉え、健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。
詳しい内容につきましては、お手元の「平成28年度決算概要」をご覧いただきたいと思います。
平成29年度一般会計補正予算(第3号)の概要について、説明いたします。
今回の補正予算は、2,500万円を減額し、補正後の予算額を413億9,800万円とし、本年度予算の執行段階において、必要となった補正を行うものでございます。
主な歳出補正の内容については、まず、旧三郷村出身の千國安之輔様のご遺族である故千國峰子様からご寄附をいただいたことから、故人の意思を尊重し、安曇野の自然環境に光を当て、環境教育や豊かな自然を後世に引き継ぐ施策を実施するための「ちくに生きものみらい基金」を創設し、5,340万円余りを基金に積み立てる予算を計上いたしました。
このほか、新規事業として、ごみの減量・資源化の手段の一つとしての「ごみ分別アプリサービス」の導入経費を、また継続事業としては、引き続き好調な「空き店舗等活用促進事業」や「耐震補強工事等補助」について、申請件数の増により増額補正するものです。
また、街路整備事業吉野線道路改良工事については、工事期間が複数年度にまたがることとなったため、本年度予算の減額と併せて、債務負担行為を設定いたします。
一方、歳入補正につきましては、28年度決算に伴う繰越金や、普通交付税の交付額の確定、また、国県支出金等の交付決定に伴う所要の補正を行うほか、基金繰入金や地方債の減額補正を行ないます。
説明は以上でありますが、詳細は、お手元の「平成29年度 一般会計補正予算(第3号)の概要」をご確認いただきたいと思います。
平成29年度安曇野市総合防災訓練を、9月3日(日曜日)、明科の龍門渕公園運動広場を主会場として実施いたします。
先ず、それぞれの場所で自身の安全を確保するための訓練として、地震発生時には「姿勢を低くする」、「頭を守る」、「揺れが収まるまで動かない」の三つの安全行動を身につけるための「シェイクアウト訓練」を、防災行政無線の合図により、実施していただきます。
その後、龍門渕公園運動広場におきまして、自主防災組織による訓練を実施していただくほか、松本広域消防局、安曇野警察署、陸上自衛隊、中部電力、NTT等による各種訓練やドローンによる上空からの偵察、障害物除去訓練などが行われます。
また、体験コーナーを設け、煙道体験、子ども用防火服の試着、放水体験、特殊車両・防災グッズや各種パネル展示等を行います。
また、豊科交流学習センター「きぼう」では、避難所運営を体験していただく「HUG」の訓練を実施する他、明科公民館では、福祉避難スペース設置訓練、市役所本庁舎では、公共土木施設の被害情報収集対応訓練、医師会、歯科医師会、薬剤師会、柔道整復師会が「医務本部」を設置するとともに、5地域の保健センターに医療救護所を開設し、負傷者のトリアージや応急手当訓練を行います。
いつ起こるとも分からない地震などの災害から身を守るため、市民の皆様にも、積極的に参加・体験を頂きますようお願いします。
なお、緊急告知 機能付きの防災ラジオの運用を、8月1日より開始いたしました。防災ラジオは、防災行政無線からの緊急情報を、市と災害協定を締結している「あづみ野エフエム」からの放送に割り込ませ、最大音量で緊急放送に切り替わるものです。
現在の設置状況は2,200台を超えておりますが、この機会に、他の防災用品も市の補助金制度を活用してご購入いただき、各ご家庭で災害に対する備えをお願いします。
本年1月から建設を進めております三郷交流学習センターは、12月末には竣工の運びとなり、その後、図書の搬入など開館準備を行い、来年3月10日土曜日に開館を予定しております。
市では、市民の皆様から親しまれ、利用していただけるよう、この施設に「愛称」をつけていただくこととし、市民の皆様から募集しましたところ、472件の応募をいただきました。多数の応募をいただき、感謝を申し上げます。
市では、お手元の資料にありますように、応募数の多かった愛称候補の中から上位7つの候補、えがお、かがやき、きずな、つばさ、ひかり、ゆめ、ゆりのき、を選考させていただきました。
この7つの候補について、市民の皆様から投票をしていただき、最終的に愛称を決定していきたいと考えております。
投票期間は9月1日から10月20日まで、市内図書館や支所に投票箱を設けます。また、電子メールやハガキ、ファックスなどでも投票できます。投票は一人一票とさせていただきます。
なお、採用作品の応募者の方には、3月10日に予定している開館式典の際、記念品を贈呈したいと考えております。
三郷交流学習センターにふさわしい愛称の投票をお願いします。投票方法の詳細はお手元の資料をご覧ください。
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