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千国 安之輔|安曇野ゆかりの先人たち

記事ID:0052225 印刷用ページを表示する 掲載日:2015年10月29日更新

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千国 安之輔
ちくに やすのすけ

日本国内で確認された蜘蛛のほとんどを収録した『写真・日本クモ類大図鑑』出版。蜘蛛学者。

生年月日 1911年(明治44)
没年月日 2005年(平成17)3月10日
関連地域 豊科(成相。生れは三郷楡。)
職業・肩書 蜘蛛類学者・昆虫類学者・教育功労者
活躍年 昭和時代
ゆかりの分野 文化(学術思想)

 

経歴

三郷楡に生れました。1931年(昭和6)に教師となり、県下の小・中学校の教諭・校長を歴任し、在職時から昆虫類・蜘蛛(クモ)類の生態研究を行い、発表しました。また、教科書調査研究・編集の専任委員や編集長等を勤めました。教師を引退後は、蜘蛛の研究に専念し、日本昆虫学会会員・日本(旧・東亜)蜘蛛学会会員として評議員を務めました。50年前のクモの研究、撮影写真5万枚の成果をもとに、1989年(平成1)には、変色しない方法で蜘蛛を撮影して、日本国内で確認された蜘蛛のほとんどについて20年の歳月をかけて集録した『写真・日本クモ類大図鑑』を出版しました。また、国内で珍種を47年ぶりに確認すると共に、『日本アルプス山系の蜘蛛』等多くの蜘蛛類・昆虫類の著書を残しました。

略歴譜

1911年(明治44)  0歳 三郷楡に生れる。
1931(昭和6)から
1936年(昭和11)
  木曽教育会生物調査委員として御嶽・駒ケ岳・滑川の生物調査に当る。
1936(昭和11)から
1941年(昭和16)
  南安曇教育会生物調査委員としてアルプスの昆虫類・クモ類の調査に当る。
1936(昭和11)から
1941年(昭和16)
  『日本アルプス山系の蜘蛛』を著述する。
1946(昭和21)から
1951年(昭和26)
  「理科カリキュラム」(文部省実験学校)を共述する。
1950(昭和25)から
1951年(昭和26)
  文部省科学研究助成で、『昆虫類・クモ類の生態研究』を発表する。
1951(昭和26)から
1955年(昭和30)
  信濃教育会教育研究所員を勤める。
1951(昭和26)から
1955年(昭和30)
  文部省学習指導書理科編の編集委員を勤める。
1955(昭和30)から
1959年(昭和34)
  南安曇郡誌自然篇編集委員を勤める。
    学研理科教育賞を受賞する。
1989年(平成1)   20年の歳月をかけて集録した『写真・日本クモ類大図鑑』を出版する。
2005年(平成17)3月10日 93歳 亡くなる。

参考文献

写真・日本クモ類大図鑑 千国安之輔/著 安曇野市立図書館
昆虫の生態写真集 千国安之輔/著 安曇野市立図書館
クモの親と子 千国安之輔/著 安曇野市立図書館
オトシブミ 千国安之輔/著 安曇野市立図書館

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