経歴
明科中川手明科に生れ、本名は匡(ただし)と言いました。1928年(昭和3)、小学校を卒業と同時に郷里を出て、後に志を立て、能楽の道に入りました。内弟子時代は、苦しく又厳しい修業を積みました。1942年(昭和17)1月、独立して「観世流師範」の免許を許されました。1968年(昭和43)12月、「職分格」に昇格し、1978年(昭和53)5月28日に、重要無形文化財保持者(総合指定)の指定を受けました。1988年(昭和63)10月16日には、能の道にある者の望む最終の目標とも言われる、能楽最高の秘曲「姨捨」を斯道60年の記念に開曲する等、能楽一途に伝統芸術の振興と創造に努めました。明科で行われている薪能に出演し、地域の芸術文化の振興にも大きな功績を残しました。
略歴譜
| 1914年(大正3)8月10日 |
0歳 |
明科中川手明科に生れる。本名は匡と言う。 |
| 1928年(昭和3)4月 |
13歳 |
京都市の日本画家、今尾景祥師の学僕となり、傍ら観世流の謡曲を修得する。 |
| 1933年(昭和8)7月 |
18歳 |
観世流職分、片山博通師に内弟子として入門し、能修業に専念する。 |
| 1942年(昭和17)1月 |
27歳 |
独立して「観世流師範」の免許を許される。 |
| 1968年(昭和43)12月 |
54歳 |
観世流「職分格」に昇格する。 |
1975(昭和50)〜 1987年(昭和62) |
61〜73歳頃 |
明南小学校に、管楽器及び図書資金として200万円を寄贈する。 |
| 1978年(昭和53)5月 |
63歳 |
重要無形文化財(総合指定)保持者の認定を受ける。 |
| 1985年(昭和60)11月 |
71歳 |
明科町町制施行30周年記念に能舞会を催す。 |
| 1987年(昭和62)10月 |
73歳 |
能楽師の最高位「観世流職分」に昇格する。 |
| 1988年(昭和63)10月 |
74歳 |
観世流宗家より、能楽最高の秘曲「姨捨」の開曲を許される。 |
| 1989年(平成1) |
75歳 |
3月定例議会において、明科町名誉町民第一号に選定される。 |
| 1999年(平成11)9月10日 |
85歳 |
病気のため亡くなる。 |

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