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収蔵作品紹介(雪景)

記事ID:0001958 更新日:2015年10月29日更新 印刷ページ表示

収蔵作品詳細
雪景
【雪景】
種類:墨彩画
制作年:1998年
サイズ:660×920mm
北アルプスの峰々にも麓の町にも雪が降り積もり、すべてが黒と白のグラデーションに彩られる季節。 この作品には、まさにそのような色彩の世界が表現されている。
高橋節郎は漆芸術の分野で特に有名であるが、故郷の山々を題材にした墨彩画も多く描いている。
作品をじっとみつめていると、冬の様々な情景や情感、「痛いまでの冷たさ」「帰り道の心細さ」「灯の色」「温かい憩いの場面」などが感じられるような気がする。
安曇野の住人が共有する「冬」。そのような気持ちを抱かせる絵を描く高橋節郎もまた、故郷の風土が一体化し心に溶け込んでいる安曇野の人間なのだということに気付かされる作品である。
冬の厳しさ、しかしそれゆえのすがすがしさ、色彩の美しさ、自然への畏敬の念。安曇野に生きる幸福を思い起こさせる作品でもある。