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市長定例記者会見 平成29年11月20日

記事ID:0040906 更新日:2017年11月20日更新 印刷ページ表示
  • 平成29年11月20日(月曜日) 午前10時00分から
  • 本庁舎 共用会議室305

項目

(1)平成30年度安曇野市予算編成方針について
(2)平成29年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)について
(3)安曇野市男女共同参画フォーラム並びに人権のつどいの開催について
(4)三郷交流学習センター愛称決定について
(5)その他

会見内容

 おはようございます。
 3期目最初の定例記者会見となります。

 マスコミ関係の皆さま方には、日頃、市政全般に対しまして、ご支援、ご指導をいただいておりますことに、あらためて感謝を申し上げる次第でございます。

着座にて失礼をさせていただきます。

1.平成30年度安曇野市予算編成方針について

 平成30年度安曇野市予算編成方針について、ご説明いたします。

 来年度は、現在策定を進めております第2次総合計画の初年度として、市が目指す将来都市像の実現のため、市民ニーズを的確に把握し、何をすべきか考え、効果的な施策を立案することが重要となってまいります。
 これまで市では、地域の課題解決、市の一体感の醸成、あるいは市民の要望に応えるため、いろいろな補助制度の創設や、子育て支援の充実等を図るとともに、保育園、交流学習センター、本庁や支所など必要な施設の整備、また学校施設の耐震化などを進めてまいりました。
 また、安曇野市創生総合戦略に基づく事業につきましても、成果目標の達成を目指して取り組んでまいりました。
 平成30年度当初予算編成におきましても、これまでに整備した施設の有効活用を図るとともに、ソフト事業の一層の充実を図りながら、将来都市像であります「北アルプスに育まれ 共に響き合う 田園産業都市 安曇野」の創生に向け全力を傾けてまいりたいと考えております。

 まず、予算編成の前提となります、来年度の市税収入につきましては、国の概算要求の考え方では、若干の伸びが見込まれるものの、当市においては、普通交付税の合併特例加算措置の段階的減額が始まっていることから、歳入を厳しく見積もった上で、事務経費の削減、経営の効率化に取り組み、最小の経費で最大の効果を上げるための予算編成が必要と考えております。

 歳出においては、社会保障制度に基づく医療給付や高齢者福祉など、民生費関係の増加が見込まれるほか、合併特例債の発行期限が平成32年度に迫る中、今後計画している施設整備等については、施設規模や内容など十分な検討と慎重な判断が必要と考えております。
 そこで、予算編成方針では、「行財政のスリム化」や「事業の選択と集中」など7項目を掲げ、職員一人ひとりがコスト意識を持ち、貴重な財源の有効活用を図りながら、政策課題の解決に向けて、全庁を挙げて予算編成に取り組んでまいりたいと考えております。
 また今回の予算編成を通じ、私の選挙公約を実現するべく、編成方針の中で、5つの「重点的に推進する取組み」を掲げ、具体的な取り組みの方向性を例示させていただきました。

 まず、1点目の「活力あるまちづくり」でありますが、例えば、新たな雇用を生み出す取組みとして、特に、若者世代の要望が叶うような就労環境の確保や、農業についても若者世代に魅力ある産業として育てることで、新規就農者を確保し地域を元気にする取組みを行います。また、自転車を活用した滞在・体験型観光の推進に取組みます。

 2点目の「健康長寿のまちづくり」でありますが、「健康寿命日本一の安曇野」を目指し、健康ポイント事業の導入や、市歌健康体操の普及、生活習慣病の予防活動の充実など健康寿命延伸に向けた取組みを行います。

 3点目の「豊かな人を育むまちづくり」でありますが、子どもを産み育てる支援体制の充実などにより「日本一!子どもが元気に育つまち」を目指すほか、国際感覚豊かな人づくりなど次世代を担う「人財」の育成に取組みます。

 4点目の「安全・安心なまちづくり」でありますが、自然環境の保全や人と自然の共存を目指し、地下水の保全涵養(かんよう)に取り組むほか、誰もが安全で安心して暮らせる災害に強い地域づくりに向けた取組みを行います。

 5点目は「協働によるまちづくりと行財政基盤の強化」であります。地域コミュニティ、区への加入促進と、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みなどを行います。

 以上、編成方針の概要を申し上げましたが、詳細はお手元にお配りしてある「平成30年度安曇野市予算編成方針」をご覧ください。

今後、今申し上げました編成方針に基づきまして、3月定例議会への上程に向け、当初予算を編成してまいります。

2.平成29年度安曇野市一般会計補正予算(第4号)について

 平成29年度一般会計補正予算(第4号)の概要について、ご説明いたします。
 今回の補正予算は、2,500万円を減額し、補正後の予算額を414億2,600万円とし、29年度予算の執行段階において、必要となった補正を行うものでございます。

 主な歳出補正の内容については、まず、三郷文化公園体育館の大規模改修に取り組みます。地域の防災拠点とするため、構造部材の耐震化や停電対策など、当初予定した大規模改修に追加して工事を行うため、3,144万円の増額補正を行います。
 このほか、企業助成事業では、工場用地の取得に対する補助など2,738万円の増額補正、また、小中学校就学援助事業では、就学援助が必要な児童・生徒数の増加により、小中学校合わせて1,170万2千円を増額補正いたしました。

 一方、認定こども園建設事業や、しゃくなげの湯周辺整備事業につきましては、事業内容を見直したことなどにより減額するものであります。

 なお、繰越明許費は、観光案内看板整備事業1件の補正を、また、債務負担行為は業務期間が複数年となるものなど、追加8件、変更2件、廃止2件の補正を行います。

歳入補正につきましては、歳入見込みによる市税の増額、国県支出金等の交付決定に伴う所要の補正、また、財源調整による基金繰入金の増額補正を行うほか、市債等の減額補正を行ないます。

説明は以上でありますが、詳細は、お手元の「平成29年度 一般会計補正予算(第4号)の概要」をご確認いただきたいと思います。

3.安曇野市男女共同参画フォーラム2017並びに人権のつどいの開催について

 安曇野市男女共同参画フォーラム2017を、今月11月23日(木曜日)、勤労感謝の日に、午後1時30分から市役所大会議室において開催いたします。
 講師として、文京学院大学名誉教授の山下泰子先生をお招きし、「人生を豊かに生きる」と題してご講演と参加者との意見交換会を予定しています。山下先生は、ネパールの山村で100人以上の女性教師の育成に携わってこられたほか、国際女性の地位協会会長として世界で活躍され、平成27年には男女共同参画社会づくり内閣総理大臣表彰も受賞されています。

 続いて人権のつどいについて、ご案内いたします。

 12月4日から10日は人権週間です。市では、一人ひとりがお互いの人権を尊重する意識を持ち、住みよい社会の実現を目指して、12月3日(日曜日)午後1時30分から豊科公民館大ホールにおいて「人権のつどい」を開催いたします。
 講演会では、今から約40年前に拉致され24年間、北朝鮮での生活を余儀なくされ、現在は新潟産業大学准教授の蓮池薫さんをお迎えし、「夢と絆」と題してご講演をいただきます。
 先日トランプ大統領の訪日の際にも、北朝鮮の拉致問題が大きく報道されましたが、拉致された後、いまだ帰国できずにいる方々がいらっしゃいます。大変な人権侵害に対して皆で考える機会になるかと思います。

 詳細は、それぞれお配りしましたチラシをご覧下さい。

4三郷交流学習センター愛称決定について

 来年3月10日に開館する安曇野市三郷交流学習センターにつきまして、今年7月に愛称を募集したところ、472件のご応募をいただき、その後、候補を7つに絞り込んで、市民の皆さんによる投票を行いました結果、投票数が最も多かった「ゆりのき」を愛称に決定させていただきました。投票総数1,436票のうち、「ゆりのき」への投票数は262票でした。

 「ゆりのき」に投票された理由として、「三郷らしい、子どもから大人までが覚えやすく、三郷交流学習センターが『ゆりのき』のように市民から愛されるシンボルになってほしい」という施設への期待を込めた理由が数多く寄せられました。

投票いただいた市民の皆さん、誠にありがとうございました。

 「ユリノキ」は、市の「天然記念物」に指定されています。日本の林学の発展のために尽力された安曇郡明盛村(三郷一日市場)出身の林学博士 白沢保美先生が、明治41年に当時の温明小学校の開校を記念して植えたもので、現在も三郷支所の小学校跡地に大木となっております。
 市といたしましては、三郷交流学習センターが、市民の皆さんの学習の拠点として、「ゆりのき」という愛称とともに、多くの皆さんに親しまれる施設となるよう、取り組んでまいりたいと思います。

5.その他

安曇野市の移住定住政策の状況について

 市が取り組んでいます移住定住政策の状況で、少し明るい情報がありますのでお話をさせていただきます。

 市では平成27年度に、安曇野市に移住を希望する方の受け皿として官民連携した「安曇野暮らし支援協議会」のホームページを開設しました。
 平成28年度には、おためし住宅の貸し付けを開始するとともに、移住定住促進業務を担う地域おこし協力隊員を1名採用し、ホームページに「空き家バンク」を開設しました。
 これらの取組みの結果、おためし住宅利用者数は、平成28年度に17世帯 37人でありましたが、本年度は10月末現在で、人数にして昨年度比で2.1倍の79人が利用いただいています。

 市で把握している移住者数は、昨年度20世帯36人でありましたが、本年度は今のところ16世帯32人となっています。
 課題としましては、市内の利活用可能な空き家を移住希望者へどのように情報提供できるということでありますが、この点について安曇野暮らし支援協議会を中心に引き続き検討してまいります。

 

私のほうからは以上でございます。

 

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