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アレチウリ

記事ID:0000729 更新日:2023年1月18日更新 印刷ページ表示

ウリ科

特定外来生物・生態系被害防止外来種リスト

アレチウリ
アレチウリ

特徴

アレチウリは北アメリカ原産の一年草のツル性植物です。長いもので10メートル以上に生長します。
輸入大豆に混入した種子によって移入しました。

外来生物法により特定外来生物に指定されており、栽培や生きたままでの運搬などが禁止されています。
外来生物法について(環境省ホームページ)<外部リンク>

生育環境

農地や河川敷、道路のり面などに生育します。

心配される影響

植物にからみつき、覆ってしまいます。覆われた植物は、日光をさえぎられて、枯れてしまいます。

市内の生育状況

市内各地に生育しています。特に河川敷や沢筋のやや湿り気の多い所に多くみられます。
果実がたくさん実るため、急速に分布を広げています。

令和5年度アレチウリマップ [その他のファイル/34.59MB]

生活史

芽生え

アレチウリの芽生え

アレチウリは早いもので4月ごろから、同じウリ科のキュウリなどに似た双葉で芽生えます。
大きさは5センチから10センチ程度になり、五角形の本葉をつけます。
その芽生えの期間は概ね5月から10月までの長い期間にわたり続きます。

この状態の駆除が最も効率的です!

生長

アレチウリ生長

アレチウリは成長するとハートのような形した五角形の大きな葉が、白い毛の生えたツルから1枚づつ生え、
巻きひげを伸ばしながら他の植物に巻きつき、覆いかぶさりながら、繁茂します。

開花

アレチウリの雄花アレチウリの雌花※特定外来生物同定マニュアル(環境省)より引用

白色の直径1センチ程度の雄花(左)と、直径6ミリほどの雌花(右)を8月から10月に咲かせます。

結実

アレチウリの実※特定外来生物同定マニュアル(環境省)より引用

9月ごろから結実が始まります。硬いトゲがあり、素手で触るとけがの原因になります。
駆除効果も低いため、結実後の駆除作業は控えましょう。

駆除方法

手で抜き取る

最も確実ですが、人手と時間がかかります。

カマや機械で刈り取る

根からは発芽しないため、地上部の刈り取りでも効果があります。面積が広い場合などは刈り取りが有効です。

ほかの植物を刈り取らないように注意してください。


※環境保全の観点から、除草剤はなるべく使用しないようにお願いします。

他の植物を枯らしてしまったり、薬剤が周辺環境へ飛散して悪影響をおよぼす恐れがあります。
やむを得ず使用する場合は、水路・河川への流出、住宅・田畑への飛散に十分な配慮をした上で、薬剤が目的とする植物以外にかからないよう注意して使用してください。

駆除のポイント

種をつける前に駆除する

アレチウリは一株あたり400個以上の種をつけ、発芽率は約7割といわれています。多いものでは1株あたり25,000個もの種をつけた事例も報告されています。花が咲く前に駆除しましょう。

また、種をつける前は特定外来生物の規制対象外なので、通常の除草と同じように処理できます。

※実には硬いトゲがあり衣服についてしまうため、種をつけた後の駆除は、種をばらまくことになり逆効果です。

なるべく小さいうちに駆除する

最大で10mにもなるため、生長すればするほど労力がかかります。
芽生え直後の駆除が最も抜きやすく、効率的です。

1年に数回駆除する

5月から10月まで芽生えが続きますので、こまめに駆除することが重要です。
市では、6月、7月、8月の各第4土曜日を一斉駆除の日としています。

数年間続けて駆除する

土壌に種を蓄積するため、一度駆除したとしても翌年以降も数年にわたり発芽します。
数年間発芽が見られなくなるまで、継続的な駆除活動が必要です。

生活史と駆除適期

アレチウリの生活史

駆除した後は密封し、もえるごみへ!

特定外来生物は生きたままでの運搬が禁止されています。ごみ袋等に密封し、枯れさせてから「もえるごみ」へ出してください。

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