小平 吉男|安曇野ゆかりの先人たち
記事ID:0052193 印刷用ページを表示する 掲載日:2025年1月27日更新
小平 吉男
こだいら よしお
理学博士。東京帝国大学理学部教授・東京管区気象台長・気象研究所長等を歴任し、日本の気象学の発展に貢献した。
生年月日 | 1903年(明治36) |
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没年月日 | 1980年(昭和55) |
関連地域 | 堀金(中堀) |
職業・肩書 | 理学博士・気象学の研究者 |
活躍年 | 昭和時代 |
ゆかりの分野 | 文化(学術・思想) |
経歴
堀金中堀に生まれました。旧制松本高等学校(現信州大学)2年在学中に、東京帝国大学(現東京大学)に合格し、理学部物理学科に特待生として籍を置き、地球物理学を専攻し、藤原咲平(中央気象台長)・寺田寅彦(物理学者、随筆家)等に師事しました。1925年(大正14)3月、東京帝国大学を卒業し、同年4月に東京中央気象台に技手として奉職し、翌年技師となりました。1934年(昭和9)に、ヨーロッパ各国に派遣され、気象学の研究と施設の視察に専念しました。同年12月、理学博士の学位を得て、東京帝国大学理学部教授となり、中央気象台臨時松本出張所長を兼任しました。1946年(昭和21)4月には、大阪管区気象台長となり、同年10月、東京管区気象台長・気象研究所長を歴任し、原子力委員としても活躍しました。1980年(昭和55)、77歳で亡くなりました。
略歴譜
1903年(明治36) | 堀金中堀に生まれる。 |
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松本中学(現深志高等学校)在学中に、旧制松本高等学校に進学する。 | |
旧制松本高等学校2年在学中に、東京帝国大学に合格し、理学部物理学科に特待生として籍を置き、地球物理学を専攻する。 | |
藤原咲平(中央気象台長)・寺田寅彦(物理学者、随筆家)等に師事する。同期に和達清夫博士(気象庁長官)も在籍する。 | |
1925年(大正14)3月 | 東京帝国大学を卒業する。 |
1925年(大正14)4月 | 東京中央気象台に技手として奉職し、翌年には技師となる。 |
1934年(昭和9) | ヨーロッパ各国に派遣され、気象学の研究と施設の視察に専念する。その頃、寺田寅彦との文通が多くなされる。 |
1934年(昭和9)12月 | 理学博士の学位を得て、東京帝国大学理学部教授となり、中央気象台臨時松本出張所長を兼任する。 |
東京物理学校(現東京理科大学)・日本女子大学等の講師も務める。 | |
1946年(昭和21)4月 | 大阪管区気象台長となる。同年10月、東京管区気象台長・気象研究所長を歴任する。原子力委員としても活躍する。 |
1973年(昭和48) | 勲二等瑞宝章を受章する。 |
1980年(昭和55) | 主治医武見太郎博士(医師会長)の医療を受けて、77歳で死去。 |
参考文献
堀金村誌 | 堀金村誌編纂委員会・堀金村公民館/編 | 安曇野市図書館 |
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