望月 硯齋|安曇野ゆかりの先人たち
記事ID:0052084 印刷用ページを表示する 掲載日:2025年1月27日更新
望月 硯齋
もちづき けんさい
望月章齋の子で日本画家。明治時代の安曇野を代表する日本画家で、代表作に「富士望見図屏風」がある。
生年月日 | 1843年(天保14) |
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没年月日 | 1909年(明治42) |
関連地域 | 穂高(神田町) |
職業・肩書 | 日本画家 |
活躍年 | 明治時代 |
ゆかりの分野 | 文化(芸術) |
経歴
穂高神田町に、望月章齋の子として生れました。絵は父の章齋に、学問は蘭方医高島章貞に学び、明治時代の安曇野を代表する画家でした。作品は、屏風・襖絵・掛軸・天井画など分野は広く、特に屏風絵は狩野梅二以降の臨画様式を打破する新鮮な感覚がみられ、故事のみならずオリジナリティーに富んだ多作の画家でした。
代表的な作品に、「富士望見図屏風」があります。雄大な富士の裾野で、富士を望見する主従と子らの働く姿をコミカルに描いています。そのほか、三郷中萱の熊野神社の絵馬をはじめ、富田妙教寺、栗尾満願寺などに多くの作品を残しています。
1909年(明治42)に亡くなりました。
略歴譜
1843年(天保14) | 穂高神田町に、望月章齋の子として生れる。 |
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絵は父の章齋に、学問は蘭方医高島章貞に学ぶ。 | |
作品は、屏風・襖絵・掛軸・天井画等分野は広い。 | |
臨画様式を打破する新鮮な感覚で屏風絵を描く。 | |
1909年(明治42) | 亡くなる。 |
参考文献
穂高町誌 | 穂高町誌編纂委員会/編 | 安曇野市立図書館 |
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安曇野の美術 | 丸山楽雲/編 | 安曇野市立図書館 |
写真:1993穂高町出身の芸術家総合遺作展 | 総合遺作展実行委員会/編 |