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第2部

記事ID:0109352 更新日:2024年2月16日更新 印刷ページ表示

あらすじ

 主な舞台は、1901(明治34)年に相馬愛蔵・良夫妻がパン屋「中村屋」を創業した東京へ移ります。

 相馬夫妻は、中村屋の更なる飛躍を目指して東京・新宿に支店を開設します。

 第1部、第2部の主人公ともいえる荻原碌山は、アメリカ・ニューヨークを経て、フランス・パリでオーギュスト・ロダン作「考える」を見て感動し、彫刻家を志すようになります。

 碌山は、パリから帰国した後、中村屋の近くにアトリエを構えました。

 相馬良への思いを募らせながら作品の制作に没頭。絶作となる《女》を完成させ、1910(明治43)年に30歳という短い生涯を閉じた碌山の最期までを描きます。

主な登場人物

主な登場人物(五十音順)
人物名 肩書
井口 喜源治(いぐち きげんじ) 教育者
石川 三四郎(いしかわ さんしろう) 社会運動家、作家
大杉 栄(おおすぎ さかえ) 社会運動家、思想家
荻原 守衛(おぎはら もりえ) 彫刻家
木下 尚江(きのした なおえ) 社会運動家、作家
国木田 独歩(くにきだ どっぽ) 小説家、詩人
幸徳 秋水(こうとく しゅうすい) 社会主義者、思想家
堺 枯川(さかい・こせん) 社会主義者
相馬 愛蔵(そうま あいぞう) 実業家、中村屋創業者
相馬 安雄(そうま やすお) 相馬夫妻の長男、中村屋2代目社長
相馬 良(そうま りょう) 実業家、中村屋創業者
高村 光太郎(たかむら こうたろう) 詩人、彫刻家、画家
田中 正造(たなか しょうぞう) 政治家
戸張 孤雁(とはり こがん) 彫刻家
中原 悌二郎(なかはら ていじろう) 彫刻家
中村 彝(なかむら つね) 洋画家
星野 天知(ほしの てんち) 教育家、武道家

関連年表

関連年表
できごと
1903(明治36)年 荻原守衛がニューヨークを離れてフランスへ。
1904(明治37)年

日露戦争が始まる。

荻原守衛がフランス・パリでオーギュスト・ロダン作「考える」を見て感動し、彫刻家を志すようになる。

1907(明治40)年

相馬夫妻が新宿に中村屋の支店を開設する。

荻原守衛が「碌山」を名乗るようになる。

1908(明治41)年 荻原碌山が日本に戻り、新宿中村屋に出入りするようになる。
1909(明治42)年

中村屋の新宿支店が本店となる。

碌山をはじめ、さまざまな美術家、文学者が新宿中村屋に出入りすようになり、「中村屋サロン」が形作られ始める。

1910(明治43)年

荻原碌山が相馬良をイメージにしたともいわれる「女」を完成させるが、約1ヶ月後に亡くなる。

大逆事件が起きる。

 

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