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住吉神社のお船祭り

印刷用ページを表示する 掲載日:2016年3月1日更新

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解説

安曇野市三郷(みさと)(ゆたか)(にれ)住吉(すみよし)地区にある住吉神社では、毎年4月の最後の週末に例大祭が行われます。この時に「お船」と呼ばれる船の形をした山車(だし)()き出されます。住吉神社では、お船が奉納されるのは昼の本祭りだけで、前夜の宵祭りでは五穀豊穣を祈願する御幣(おんべ)がたてられた「舞台(ぶたい、ぶてん)」と呼ばれる別の山車が奉納されています。

割った竹を組んで作り出した“腹”
割った竹を組んで作り出した“腹”

住吉神社のお船は、長方形の(やぐら)腕木(うでぎ)刎木(はねぎ)を組み合わせた骨格に竹を縦に割って球状に組み上げた(はら)を作り出しています。船の上に飾り付けられる人形は「木偶(でく)」と呼ばれます。木偶は、太い針金で骨格を作り、そこに藁を取り付けて人形の形にまとめていきます。ここに新聞紙を何層にも張り合わせて、最後に和紙を貼り下地を作りあげます。この手法は「張りかんば」と呼ばれています。このようにして原形ができた木偶に色をぬり、(かしら)を付けたあと衣装を着せて飾り付けをします。現在残っている等身大の木偶に文久3年(1863年)のものがありますが、これより古いものは子供くらいの大きさであることから、昔の木偶は等身大よりも小さかったことがわかります。
住吉神社のお船は文政11年(1828年)のものが原形だとされています。江戸時代には庄屋(しょうや)組頭(くみがしら)の指揮のもと「若キ連(わかきれん)」と呼ばれる若者たちが祭事を行ったといわれ、戦後には「楡祭典青年」が船飾りや祭り囃子を担当していました。現在では16から28歳ほどの青年約20名が「楡祭り青年」という集まりを作って、伝統文化を受け継ぎ後継者を育てています。