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自然に豊かさを伝える 作品に込めたメッセージ

記事ID:0110917 更新日:2024年1月10日更新 印刷用ページを表示する

芸術で表現することで 自然と向き合うアーティスト

安曇野の自然をテーマに絵画や立体作品の制作活動をしている降幡さん。作品づくりを始めたきっかけや作品に込めた思いを聞きました。

降幡好華さん

降幡好華(ふりはたみか)さん 

明科で生まれ育ち、今も暮らしています。作品を作りながら自然を見つめると、決して当たり前ではないと感じます。この特別な安曇野の環境で子どもも触れて楽しめる作品づくりを大切にしていきたいと思います。​​

自然と美術との出会い

​​高校時代に美術部に入部したことが芸術との出会いでした。小さい頃から好きだった自然や花を描いてみたいと思い入部を決めました。そこで出会った顧問の先生に「デッサンなどの基本にこだわらず、好きなものを書いたらいい」と背中を押され、思うままに自分の表現をし始めたことが今の活動の原点になっています。この言葉の後押しがあったからこそ自信を持って「かくれもり」を描くことができました。芸術を通じて自然ともっと向き合いたいと感じるようになり、宮崎県の大学に進学し自然環境と造園工学を学びながら制作を続けました。安曇野を出て暮らすことで安曇野の自然の豊かさや良さを改めて実感しました。​

大学卒業後はUターンし仕事の傍ら大学の学びから得た興味と安曇野の自然をテーマに制作活動を行っています。学生時代は、「自分が好きなものを作ってそれを見てもらえればいい」 という気持ちでしたが、徐々に 「作品を通じて安曇野の環境の素晴らしさを伝えたい」 と思うようになりました。

作品を手がける降幡さん 「言葉の木」 「かくれもり」

写真中央:「言葉の樹」、写真右「かくれもり」

広がる地域とのつながり

​​環境をテーマにした立体作品に取り組みたいと思い、約半年間かけて絶滅危惧種のメダカをイメージした立体作品を段ボールと新聞紙で制作しました。3500枚のうろこは新聞紙のカラー部分でできており、インク資源の大切を表現しています。「Earth Fish」と名づけたこの作品はリサイクルアート展2020でグランプリを受賞しました。この作品が立体作品制作のきっかけになりました。

最近は、デザインコンテストやイベントへの参加や個展などをきっかけに、地域の皆さんとつながり、活動の幅が広がってきていると感じています。そのつながりから企業のリーフレットや地域団体のTシャツデザインの依頼をいただくことも多くなりうれしく思ています。

現在は、8月2日~13日に行うミニマルシェの準備を進め、秋に開かれる環境フェアのポスターを手掛けながらフェアで展示する作品を制作しています。今後は、安曇野の自然を伝えるアーティストとして、子どもが楽しめる絵本やお土産のパ ッケージの制作など地域に根ざした活動ができたらと思っています。また、壁画の制作にもチャレンジしたいと思っているので、絵が描ける壁の情報があったら教えてください。

<MEMO>

●かくれもり
​​高校時代に触れた生き物を想像の森の中に描いた作品。大学時代には「かくれもり2」を制作 。​
※「かくれもり2」の「2」はギリシャ文字
●言葉の樹
​​主に新聞紙を使って紙の原材料である樹を表現。 根や幹、 葉一枚一枚に環境問題に関する言葉が貼り付けられている。環境フェアで展示予定。

安曇野へ移住サイトへリンク<外部リンク>

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