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マンツーマンで感じる 生徒の成長が喜びとやりがい

記事ID:0125891 更新日:2025年3月20日更新 印刷用ページを表示する

英会話を通して一人一人と向き合う 日本が大好きなALT

豊科南中学校で英会話を通して生徒一人一人と向き合うサミュエル・マクダウェルさんに話を聞きました。

サミュエル マクダウェルさん 

Sammuel McDowall(サミュエル マクダウェル)さん
アメリカ合衆国モンタナ州出身。熊本県天草市在住中に弓道を始め、段位は二段を保有している。2019年、外国人として初めて熊本弓道県民体育大会に天草市代表として出場。
「Sammy(サミー)」先生として親しまれている。​

あこがれの日本でALTに

日本に行きたいと思い始めたのは10歳くらいの時からです。東京から女子高校生が1年ほどわが家でホームステイをしていました。彼女と暮らす中で受けた影響が強く、それからずっと日本に行きたいと思っていました。その思いを持ちながら地元のモンタナ州立大学に進学し、考古学を学んでいました。在学中に、モンタナ州と熊本県が結んでいる姉妹都市の交換留学で熊本県へ留学する予定でした。しかし、東日本大震災の影響等で断念。長年の夢がかない2013年8月、JETプログラムを使って日本に来ました。
日本での最初の勤務地は熊本県天草市。天草市内の小中学校でALTとして働く一方、天草市内の恐竜博物館でモンタナ州立大学から研究等で訪れる教授たちの通訳をしていました。天草市は当時外国人が少なく、また、内陸のモンタナと違い海に面した町。風土も文化も異なり、家族や友人もいなくて寂しい思いをしたことが何度もありました。
JETプログラムの任期が終わる頃、モンタナに帰るか日本に残るか、とても迷いました。それまでの日本での生活を思い返し、この仕事を続けたいという気持ちが勝り、ALTの募集があった今の派遣会社に就職。南箕輪村で5年勤務し、2023年4月に安曇野市にやってきました。 

 

​​​授業風景 サミー先生と生徒が笑顔で会話している 弓道で的を狙うサミーさん      

1対1で感じる成長は喜び

​安曇野市では、これまで経験した自治体と異なり1つの学校の専任ALTとして働いています。勤務する豊科南中学校では、英語でのコミュニケーション力を高めるため「パフォーマンステスト」という、生徒と1対1で会話するカリキュラムがあります。全校生徒約350人に対し、ALTは私1人。とても時間が掛かるし大変ですが、楽しみながら進めています。そして、新たな発見もあります。例えば、授業中静かな生徒が1対1となった途端にすごくおしゃべりだったり、英語が苦手で授業も面白くないのかと思っていた生徒が実は楽しんでくれていたり。パフォーマンステストを通して、生徒一人一人の個性や成長が見られることに喜びとやりがいを感じています。また、先生たちも協力してくれるとても仕事しやすい環境に身を置いていることにも感謝しています。
生徒と関わり、その成長を見れるこの仕事に誇りを持ちながら、今後も「教える」ということを続けていきたいです。そしていつの日か、ALTのAが取れたらと思っています。

 

​​<Memo>
〇ALT
Assistant Language Teacherの略。外国語指導助手の意味。日本では、特に英語の授業で補助教員として勤務する。​

〇JETプログラム
The Japan Exchange and Teaching Programmeのこと。外国の青年を招いて地方自治体などで任用し、外国語教育や国際交流を推進する事業。​
安曇野へ移住サイトへリンク<外部リンク>

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