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農家民泊を機に広がる 新たなつながり

記事ID:0110952 更新日:2024年1月17日更新 印刷用ページを表示する

「楽しんで生きよう」がモットー みんなが集う安曇野のお母さん

おもてなし好きな小山田さんは、自宅の空き部屋を利用し「マドレん家」として多くのお客さんを受け入れています。農家民泊の受け入れを始めたきっかけや寄せる思いを聞きました。

小山田桂子さん

小山田桂子さん 

旧信州新町(現長野市)出身。夫・裕次さんの転職を機に、25年前に安曇野へ移住。農家民泊の受け入れをきっかけに始めた農業に夢中。タマネギやアレッタなど多様な品種の野菜づくりに励んでいる。​

出会いから広がる楽しみ

​​農家民泊の受け入れを始めたきっかけは友人の勧めでした。もともと親族の集まりや娘の友人が大勢で泊まりに来た時などに料理をふるまったり、おやきや漬物を作って友人におすそ分けしたりすることが好きだったこともあり、「おもしろそうだし、まずは1回やってみよう」と、チャレンジしました。以来7年間、登山客や修学旅行生、外国人など多くのお客さんに利用してもらっています。

また、農家民泊を始めたころから本​格的に農業にも取り組み始めました。それまでは家庭菜園を楽しむ程度でしたが、民泊事業者の研修会などで新たにできた友人から誘われ、体験農場に参加するように。次第に農場でも友人が増え、そのつながりからノウハウを教えてもらったり、畑を貸してもらったりと、新しいことを始めるごとにつながりが広がっていきました。今では畑で、お客さんと一緒に苗の定植や収穫を楽しんでいます。

マドレん家 小山田さん夫婦

お客さんから元気をもらう

​お客さんからは「マドレ」と呼んでもらっています。「マドレ」とは、スペイン語でお母さんという意味。民泊は、受け入れた家庭で生活を共にするため、「田舎のおばあちゃん家」を意識し、時には世話も焼いています。例えば食事の時、嫌いなものが出てきた子に「がんばって1個は食べてみよう。無理だったら残していいよ」と言うと、一口食べるんです。そして「1個食べてみたらおいしくて全部食べられたよ」と完食。こういう関わりが持てることは嬉しいです。また、よくふるまうおやきは、安曇野では特別なものではありませんが、都会の人にとっては感動するものだと感じています。こういった、自分にはない都会の風や若者の感性から受ける刺激が元気の源になっています。

安曇野の「みんなが集まる場」

以前、大勢で泊まりに来てくれたうちの男女がその後交際を始め、数年後結婚報告をしに泊まりに来てくれました。さらに、子どもが生まれた報告にも。お客さんと世代を超えてつながりを持ち、マドレん家が安曇野に訪れた時の「みんなが集まる場」になっていることが嬉しいです。お客さん、友人などいろんな人とのつながりを大切に、今後も楽しみながら民泊の受け入れを続けていきたいです。

 

<MEMO>

●農家民泊
​​旅館業法の許可が必要な農家民宿とは異なり、一般農家が自分の家に旅行者を宿泊させるもの。​
●マドレん家
小山田さん夫婦が営む宿兼自宅。夫婦のあたたかいおもてなしに加え、小山田さん自慢のおやき作りや畑作業が楽しめる。

安曇野へ移住サイトへリンク<外部リンク>

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