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やさしいお菓子は コップからあふれ出た幸せ

記事ID:0113068 更新日:2024年3月20日更新 印刷用ページを表示する

心の豊かさを見つけるきっかけを与えるオーガニックパティシエ

昨年「ユタカナル」の敷地内にオープンしたオーガニック菓子喫茶「かまどのかみさま」。お菓子を通して幸せのおすそ分けをしている押川海香さんに話を聞きました。

押川海香さん

押川海香さん 

​​​​高知県出身。2022年に夫、2人の子どもと埼玉県川口市から移住。短大の製菓学科を卒業後パティシエに。「かまどのかみさま」のコンセプトは「世界でただ一人 大切なあなたに贈る お菓子」。イベント企画やキッチン教室も主催している。​​

やさしさのバトンをつなぐ場所

​​何不自由なく幸せな暮らしをしていながらも、何か足りない。満たされない。そんな都会での生活をリフレッシュするため出掛けた安曇野旅行。時折、頬をなでる心地よい風と清らかな水や土に心を奪われました。偶然にも、その時宿泊した施設の隣の畑付き住宅が売りに出されるという話を耳にし移住を決意。2022年10月に引っ越し、翌年自宅を改修してオーガニック菓子喫茶「かまどのかみさま」をオープンしました。

移住前、育児に追われ心身ともに憔悴しきっていた時、作り手の真心がこもった食事やお菓子に救われたことがありました。その時、心が豊かな人が作るものには、心を満たすエネルギーが宿っている。そして、人を笑顔にするには自分が心から幸せであることの大切さに気付きました。

安曇野の人々の優しさや風土に触れ、空っぽだった自身の心のコップから豊かさが溢れ出すまでに至った今、クラウドファンディングで開店資金を支援してくれた多くの皆さんや、今まで受けた数えきれない恩を「返す」のみならず次の人へ「送り」たい。ユタカナルは「恩送り」という優しさのバトンをつないでいきたいという願いを込め、さまざまな体験やかまどのかみさまのお菓子で「豊かさとは」を体現できる場所です。

ファインビューで出店した様子  ユタカナルの外観  かまどのかみさまのお菓子   

土と水を守りたい

​​​子どもが生まれる前からオーガニック食材を中心としたお菓子を作ってマルシェやオンラインで販売していました。体は食べたものや吸った空気で作られているし、人の約60%は水分。もし選べるならば、食べ物も空気も水も、どれもきれいな方がいいと思っています。

特に水は使って流れたら終わりではありません。蒸発して雲になり、そして雨となって戻ってきます。だからこそ、栽培方法にこだわっている地元の農家さんを応援したくて、減農薬リンゴや自家製無農薬スペルト小麦を使ったお菓子作りをしています。こうしたお菓子を通して、安曇野の土や水、そして地球や人々を守る循環の歯車の一つになれたらうれしいです。

心の余裕を持てた時に初めて地球という大きなものへ関心が持てるようになりますが、過去の自分がそうであったように、日々の生活に追われているとそんな余裕はありません。忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。そうなったときはユタカナルに来て、心のこもったお菓子と優しい夫(豊さん)の入れるコーヒーで満たされてほしいと思います。

<MEMO>

●ユタカナル
​農業体験や木工クラフト、ナチュラルボディよもぎ蒸しなどさまざまな体験ができる
●かまどのかみさま
営業日:木・金・土曜日 10時00分から16時00分(臨時休業あり)
場所:三郷小倉4027


安曇野へ移住サイトへリンク<外部リンク>

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