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【食の歳時記・夏】夏の栄養ドリンク「シソジュース」

記事ID:0082486 更新日:2021年11月10日更新 印刷用ページを表示する

安曇野の夏の定番ドリンクといえば「シソジュース」。おいしくて栄養価が豊富で作り方も簡単なシソジュースについて、地元の仲良しグループの皆さんに教えていただきました。

母さんたち

【お話を聞いた方:宮澤 浜江さん、望月 智子さん、小林 嘉子さん、細萱 富子さん】

豊科農産物加工交流センターの利用者で、仲良しグループの皆さん

安曇野の夏の定番ドリンク「シソジュース」

シソジュースの写真

内陸部特有の気候で、夏の日中は気温が高くなる安曇野。そんな安曇野の夏に親しまれている家庭の定番ドリンクといえば、爽やかな酸味と鮮やかな色合いが特徴の「シソジュース」です。その昔、梅漬けを作る際に余った赤じそをジュースにしたのがはじまりとされています。安曇野では、6月から7月の梅漬けを作るタイミングに併せて作るのが一般的です。

赤じその季節になると、地元の直売所で袋詰めされて販売されるので、手に入りやすく初めてでも簡単にジュース作りが楽しめます。また最近では市販のシソジュースも販売されているので、夏の味覚を手軽に味わえますよ。

栄養たっぷり!シソジュースの効能は?夏バテ解消にも

赤じその写真

しそは漢字で紫が蘇る「紫蘇」と書きます。顔が青い人も元気になると言われるほど栄養価豊富な食材です。βカロチン含有量は食材トップクラス。ミネラルやビタミンが豊富で、花粉症やアレルギー症状を抑えられるだけでなく、抗酸化作用による癌予防の効果も期待できるそうです。また、赤い色素にはポリフェノールがたくさん含まれておりリラックス効果もあるとか。すっきり甘めのシソジュースには、疲労回復効果があるお酢も含まれているので夏バテ解消にもおすすめです。

子どもから大人まで大好き!シソジュースを作ってみよう

赤じそを煮た鍋にお酢を加えている様子の写真

シソジュースは材料3つのシンプルレシピ。クエン酸で作る方法もありますが、地元のお母さんたちは保存性を高めるためにお酢を使っています。お酢で作った場合には1年近く長期保存が可能になるそうです。また、たっぷりのお湯で赤じそを煮た鍋にお酢を加えると、黒い液体がみるみるうちに鮮やかな赤い色に変わりとてもきれいです。

地元のお母さんたちはシソジュースを一度にたくさん作り、親せきや友人など大切な方々におすそわけをします。もらった人の喜ぶ笑顔を見るのも、お母さんたちの楽しみの一つ。安曇野ではこうしたおすそわけ文化が今でも大切にされています。夏の安曇野の味覚を、下記のレシピを参考にぜひお試しください。

シソジュースのレシピ

材料:赤じそ(青しそと混ぜても良い)300g、お酢440cc、砂糖800gから850g、水1.8L

(1)しその葉を洗って、水で煮立てる(沸騰後6分から7分、しその葉がクタクタになるくらい)。茎を入れるとえぐみが出るそうなので、葉だけで300gがポイントです! 
(2)火を止め、しその葉を取り出し、砂糖を入れ溶かす(砂糖を入れながらかき混ぜるのがポイント)。
(3)あら熱が取れたらお酢を入れ、かき混ぜれば出来上がり!

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