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思いやりのパスから生まれる誰もが笑顔になれる場所

記事ID:0144378 更新日:2026年8月20日更新 印刷用ページを表示する

走らないサッカーで人をつなぎ健康の輪を広げる

ウォーキングサッカーで気軽に体を動かし、さまざまな人と交流を楽しんでいる「WS安曇野」。代表の山田さんに活動への思いを聞きました。

山田 武司 さん ​​​

山田さん

誰もが安全に楽しむ工夫

 「このサッカーなら私にもできる」。ウォーキングサッカーを体験した皆さんから、こんな声をよくいただきます。WS安曇野を立ち上げて3年半。小さい子どもから80代のおじいちゃんまで、幅広い世代が笑いながら体を動かす姿を見ると、少しずつ自分の思いが形になっていると感じます。
 走らない・接触しない・ボールを強く蹴らないなどのルールがあるウォーキングサッカー。加えてWS安曇野には「勝ち負けを決めない」という特別ルールがあります。勝負になると、気持ちが熱くなって頑張りすぎてしまうもの。教室では、相手がボールを受け取りやすいように心を込めたパスをするなど、思いやりあるプレーが目立ちます。試合でも勝敗は決めず、誰かが得点するたびコートにいる全員で喜びながらハイタッチ。この特別ルールのおかげで、相手を気遣う気持ちが自然に生まれ、体も気持ちも安全でやさしい時間が流れます。レクリエーションを交えながら、2時間の教室が終わる頃には、大人は5000〜7000歩、子どもは9000歩以上歩いていることもあります。​

多世代が楽しく体を動かす教室 多世代が楽しく体を動かす教室

勝ち負けよりも大切なもの

 こうした雰囲気を大切にしているのは、勝ち負けを追求していた私の学生時代が関係しています。当時は勝つことにこだわるあまり、サッカーが楽しめない時期もありました。
 楽しさを思い出したのは、社会人になってフットサルクラブを結成した時のこと。全員が楽しめる環境を作ろうと、メンバーで話し合いながら初心者でも取り組みやすい練習メニューを考えてチームを作り上げました。仲間の笑顔を見て、込み上げたうれしさは今でも鮮明に覚えています。このフットサルクラブを通じて幅広い世代が楽しめるウォーキングサッカーに出会った時、より多くの人と笑顔を分かち合いたいと思ったことが、現在につながっています。
 誰もが楽しみながら無理なく体を動かせる場所を目指し、少しずつ活動の幅を広げているWS安曇野。これからもさまざまな人を笑顔にできるように活動を続けていきます。

【MEMO】
WS(ウォーキングサッカー)安曇野
ウォーキングサッカーを通じて、心と体を元気にする市民活動団体。毎月3~4回教室を開催している。マスコットキャラクターは、人のつながりや、健康がずっと続くように願いが込められた「つなマルくん」。

【プロフィル】
1984年生まれ。学生時代はサッカー、社会人になるとフットサルに熱中する。2023年に「WS安曇野」を立ち上げ、ウォーキングサッカーの魅力を伝えている。好きなサッカー選手は三浦知良。

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