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仮説を立てて確かめる楽しさ発信
生き物や古生物に熱中する中学生研究家
夏休みに小中学生が取り組む自由研究。小学校3~6年生の時、その自由研究で市内同学年の最高賞を毎年受賞した小林昊誠さんに話を聞きました。
小林 昊誠 さん

探究を育む安曇野の自然
研究の魅力は、自分なりの考えや予想を仮説として立てて、それが正しいのかを確かめる"一連の道筋"だと思います。特に、ふと湧いた疑問から仮説を立てている時が1番楽しいです。
おじいちゃんが熱帯魚を飼っていたので、物心ついた頃から生き物が好きでした。人間と同じように意思を持って動いているのに、姿や形が違うことに大きな魅力を感じています。
たくさんの自然が残っている安曇野は、さまざまな生き物を探したり観察したりするのに恵まれた場所です。この環境があったからこそ、今まで楽しく研究を続けてこられました。
「なぜ」で始まる数々の研究
研究にハマったきっかけは、小学校3年生の時に家で見つけた白いカエルです。「なぜ白いんだろう」と疑問に思い、調べ始めたのが始まりでした。4年生はナミテントウの生態、5年生でカブトムシの成長について、それぞれ自由研究のテーマにしました。
特に心に残っているのは6年生で取り組んだ「飛んで火に入る夏の虫の謎にせまる!」です。近所にあるグラウンドの照明が消えた後、殺虫灯に「バチバチッ」と大きな音がするのを聞いて、なぜ虫たちは灯りに集まるのかが気になって研究を始めました。
5月11日から3カ月間、照明に集まった虫の数や種類、傾向を調べました。よく聞く昆虫だけでなく、水生昆虫のヒメガムシや樹液が好きな昆虫が多いことに疑問を感じました。「月の光に反射する水面や樹液を求めている」といった仮説を立てて、実験や専門家へのインタビューをしました。
この7月には、これまでの自由研究の成果を穂高交流学習センター「みらい」で展示しました。来場した小学生たちと話しながら、研究することの楽しさを伝えることができました。

小林さんが小学生の時にまとめた自由研究ノートの数々
羽毛恐竜の色を解明したい
実は一番好きなのは古生物です。全長4メートルにもなる古代魚、マウソニア・ラボカティ(シーラカンスの一種)の実物大の絵を描き、昨年市内で開かれた展示会「魚ぎょぎ魚ょ 展」で紹介しました。昨年は日本魚類学会の中高生研究発表会にも参加し、奨励賞を受賞しました。
将来の夢は古生物学者です。エピデクシプテリクスという羽毛恐竜が何色だったかを解明したいです。古生物は実物を見ることができません。だからこそ、すごくロマンを感じます。

自身で描いた古代魚マウソニア・ラボカティを説明する小林さん
【プロフィル】
地元出身の穂高西中学校3年生。
お小遣いで生き物の図鑑を購入し、誕生日プレゼントなどで手に入れた顕微鏡は4台にもなる。
大型肉食恐竜のカルカロドントサウルスが特に好き。

