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新しい働き方の可能性    鶴飼博将さん

記事ID:0069676 更新日:2021年12月9日更新 印刷用ページを表示する

鶴飼さんご夫妻のカフェでの写真
安曇野に2016年春から移住をした鶴飼さんご夫妻

<鶴飼博将さん プロフィール>

2016年に安曇野に移住。ウェブプロデュースやディレクションの仕事の傍ら、奥さまと一緒に週3日カフェギャラリー「月とビスケット」を営業。現在、Work plus Azumino (ワークプラスあづみの)を立ち上げ、安曇野でのリモートワークの提案や自らのカフェもコワーキングスペースとして提供している。

決めたのは半年前!移住先は安曇野一択

リモートワークの仕事をこなす鶴飼さんの写真
リモートワークの仕事をこなす鶴飼さん

―安曇野に移住されたきっかけを教えてください

リアルに話しをすると2016年3月に安曇野に移住をしましたが、実は決めたのはその半年前。ある日インターネットの不動産一括見積もりサイトを見かけて、何の気なしにクリックして申し込んでみました。

自分の持ち家の資産価値がどのくらいになるか知りたかったというか。住み始めて6年ぐらい経過していたのですが、実際の売却価格はそれなりに値がつきました。

ちょうどその時、妻がふと「いつまでここに住んでいるのかなぁ」と。そういえばこの前家の見積もりとってみたんだよねって話をしたところで「じゃあ住む場所を変えてみるか?」って突然ふたりで移住の決意をしました。

―なぜ安曇野を選んだのですか?

安曇野のカフェギャラリー「月とビスケット」の写真
安曇野のカフェギャラリー「月とビスケット」

移住先は安曇野一択でした。妻が大学時代から安曇野が好きでよく来ていて、僕も何度か一緒に来たことがありました。安曇野は自然が豊かで景色がきれいなだけでなく、美術館が多いんです。妻も僕も美術館やアートが好きで、そういう風土というか文化がある安曇野っていいなぁという思いがありました。

「月とビスケット」のオリジナルグッズの写真
「月とビスケット」のオリジナルグッズや地元作家の雑貨などが揃う

だから移住を思い立ったときに「じゃあ安曇野だな」って、そこから半年間で準備を進めていきました。以前から妻を中心としたカフェギャラリーをやってみたいと考えていましたし、下の子が体の弱いところがあったので空気や水が綺麗な場所で暮らした方がいいかなと。自分たちの夢を実現するために安曇野に移住を決めました。

東京・安曇野の2拠点ワークからリモートワークへ

運営サイト「ワークプラスあづみの」の写真
運営サイトWork plus Azumino (ワークプラスあづみの)でリモートワークを提案中

―移住するとなると仕事をどうするか?という問題もあると思うのですが

このとき僕はサラリーマンを辞めるまでの決意をしていなくて、勤めていた会社の社長に「移住しようと思っています」と正直に話しました。すると二つ返事でいいじゃないかという話しになり、ここで少し働き方を考えようとなりました。

安曇野に移住してから約一年は、社員として週三日間は東京で働いて、週末は安曇野に戻るという2拠点で仕事をする生活スタイルでした。

カフェ店内の写真
素朴な焼き菓子と淹れ立てコーヒーを始めとしたカフェメニューが揃う

その後家が建ち、お店の準備がようやくできたのでそれを機にフリーランスとなりました。今はいくつかの会社と業務委託で契約をしていて、現在は100%に近い形でリモートワークになりました。

­—安曇野でリモートワークをすることの可能性について教えてください

僕自身はIT系なので移住してからも仕事を変えていませんが、通常は転職と転居が同時に伴うので結構ハードルが高くなります。正直なところ、東京と全く同じような仕事内容や給与はなかなか見つかりにくいと思います。

その場合どこかで妥協も必要ですし、それをある程度補うような価値観を見出していかないと成立しないと思っています。ただ最近は企業の中でも在宅勤務やリモートワークがかなり増えているので、転職をしなくても移住できる可能性はあると考えられます。

在宅ワークやリモートワークならば通勤時間はかからないし、家庭と仕事のワークバランスも取れるので家族との時間が増えるのもメリットです。一般的な働き方になりつつあり、時代の流れとして大きな変化がここ数年で訪れてきていると思っています。

安曇野への移住は120%満足!成功のカギは一歩を踏み出してみること

犀川から見た安曇野の美しい風景の写真
犀川から見た安曇野の美しい風景

―実際に安曇野に住んでみていかがですか

120%満足しています。正直まったく不満はなくて、移住してよかったなぁと思うことしかないです。自然に囲まれた環境はもちろんですが、僕は温泉が大好きで週に2、3回温泉に行くんです。仕事が終わったら温泉にゆっくり浸かって、湯上りにビールを飲んで。

すぐ近くに温泉があるから、銭湯に行く感覚で行けるんですよね。アフター5は温泉に行ってビールを飲むのを楽しむために生活しているみたいな(笑)東京にいたら絶対にできないからすごく贅沢だなと思います。

―安曇野の魅力を教えてください

安曇野はバランスがいいと思います。水や空気がきれいで自然が豊かでありながら生活するための利便性がいい。例えばユニクロとマクドナルド、スターバックスこの3つが揃っている田舎って実はあんまりないんです(笑)他にも大型スーパーや野菜の直売場もあるし、生活するのに不便とは感じた事はありません。

―安曇野に移住する方へのアドバイスはありますか?

鶴飼さんご夫妻の写真
移住相談やアドバイスをしている鶴飼さん夫妻

なるべく行動すること!考えすぎない!全部整ってから移住しようと思っても、整わないうちに時間が過ぎていきます。例えば僕たちが移住すると決めた時はただ3月に行くと決めて、最初は仮住まいで豊科の狭いアパートに家族4人で住んでいました。

今の土地を探した時もネットの不動産サイトで見つけたのではなく、地元のおばあさんがやっているような古い不動産屋さんに飛び込んで、たまたまみつけました。移住するためには、実際に一度その場所に住んでみないとイメージがわからないことも多いです。単身の方だったら、お試しにシェアハウスを利用するのもおすすめです。

あと公共交通機関が発達していないので、車がないと日常生活に困ります。自動車免許を持っていない人は、移住するならば絶対取っておいた方がいいですね。

移住を成功させるためには、まず何らかのきっかけで1歩動いてみる、すると次の1歩が見えてきます。5歩先ぐらいを考えると何も見えてきません。1歩踏み出せば次の2歩目、3歩目も見えてきます。とにかく決めたら行動する、これが移住を成功させる第一歩だと思います。

安曇野へ移住サイトへリンク<外部リンク>

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