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・令和7年5月30日(金曜日) 午後2時から
・本庁舎 4階 会見場
(1)補正予算の概要(専決第3号 ・1 号、補正第1号)
(2)安曇野明科あやめまつり
(3)穂高鐘の鳴る丘集会所オープニング セレモニー・オープニング セミナー
(4)東京藝術大学安曇野AIR
(5)第34 回信州安曇野薪能
(6)大阪・関西万博水環境展示
皆さん、こんにちは。着座にて失礼をさせていただきます。
5月17日に初代安曇野市長である平林伊三郎さんがお亡くなりになりました。10月に迎える安曇野市制施行20周年をともに迎え、市の合併にご尽力賜った平林さんに見届けていただきたかったと、残念でなりません。謹んでお悔やみ申し上げるとともに哀悼の意を表します。
さて、本年は戦後80年の節目にあたります。過去に起きた戦争の悲惨さや平和の尊さを市民の皆様と共に学び、考え、戦争のない平和な暮らしを次世代に引き継いでいきたいことから、様々な「戦後 80 年平和事業」を実施いたします。5月18 日に開催されました加藤登紀子さんによる「安曇野平和コンサート」にも出席させていただき、多くの市民の皆様とともに平和への思いを新たにしたところです。今後、実施予定の平和事業をポスター・チラシにまとめ ましたので、 多くの市民の皆様にご覧いただき、ご来場いただければと思います。
次に、明後日の6月1日(日曜日)には、市制施行20周年記念第11回信州安曇野ハーフマラソンが行われます。明日5月31日(土曜日)には前日イベントとして、スポーツフェスティバルを開催いたします。スポフェスでは、世界一周しながら子どもたちにダンスを教えている「ごめさん」こと中込孝規さんにお越しいただき園児が楽しめる簡単なダンスを予定しています。また、安曇野市のスポーツ大使である有森裕子さんとランニングアドバイザーでインフルエンサーの三津家貴也さん、陸上競技のインフルエンサーの志村美希さんによるトークショーを開催します。篠原信一さん参加のお楽しみ抽選会など、小さなお子様から大人までお楽しみいただけるイベントとなっております。たくさんのご来場をお待ちしております。また、大会当日は、6,000人に及ぶ選手の皆様にエントリーいただいております。有森裕子さん・篠原信一さん・三津家貴也さんに加え、志村美希さん、山本大貴さんをお迎えし、大会を大いに盛り上げていただくことを期待しております。ボランティアスタッフをはじめ、大勢の市民の皆様とともに、より良い大会にしてまいりたいと存じます。市民の皆様には、交通規制などご不便もおかけしますが、ご理解ご協力をお願い申し上げます。それでは、次第に沿いまして会見を進めさせていただきます。
まず始めに、令和6年度一般会計補正予算(専決第3号)の概要についてご説明いたします。お手元にお配りの資料をご覧ください。
令和6年度の最終補正として歳入歳出の整理を中心に、令和7年3月25日付けで専決処分 しております。補正予算額は20億8,000万円を減額し、補正後の予算額を520億100万円とするものです。
次に、令和7年度一般会計補正予算( 専決第 1 号)の概要についてご説明いたします。
お手元にお配りの資料をご覧ください。現在、主要登山道である一般県道槍ヶ岳矢村線(通称:中房線)、林道一の沢線の2路線が路面崩落により徒歩での通行は可能でありますが一般車両は通行止めとなっております。令和7年4月14 日に発生した長野県発注の 県道中房線工事における 路面崩落事故を受け、安曇野市では林道一の沢線災害復旧工事の発注にあたり、工事 個所 の安全確認を再度実施したところ、被災当時よりも現場の崩落が進んでいることが確認されました。
このため、崩落を防ぐモルタル吹付け等の安全対策に係る工事費を増額する 必要が生じたことから、令和7年5月1日付けで専決処分しております。補正予算額は 2,000 万円を増額し、補正後の予算額を 502 億7,000 万円とするものです。安全第一に工事を進めていただき、早期の完成を目指したいと考えております。
次に、令和7年度一般会計補正予算(第1号)の概要についてご説明いたします。お手元にお配りの資料をご覧ください。今回の補正予算額は7億 2 ,300 万円を増額し、補正後の予算額を509億9,300 万円 とするものです。本年度執行開始後、間もないことから、市民の 安全性 を確保するため緊急を要するもの、国・県等による政策的な事業に要するもの 、当初予算編成時に諸条件が整い次第予算化を検討するものとした経費について計上しました。
主なものについてご説明します。歳入になります。
国庫支出金は、予防接種法に基づく救済給付の認定による「予防接種健康被害給付費負担金」(77万5千円)の増額定額減税 の確定給付等に係る「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(不足額給付分)」(5億 8,528 万5千円)の増額が主なものです。
県支出金は、国勢調査実施経費の増加に伴う「国勢調査委託金 」(61万1千円)の増額 です。
繰入金は、財源調整による「財政調整基金繰入金」(1億2,903 万円)の増額、市制施行20 周年記念事業 として実施している市民提案事業補助金等に充てるため「 地域振興基金繰入金 」( 450 万円)の増額 が主なものです 。
歳出になります。
総務費では、市制施行20 周年記念事業 として実施している市民提案事業補助金が好評で、申請件数が増加していることから「 企画総務費 」(430万円)の増額、あづみ野祭りが開催される7月26日(土曜日)の昼間、大糸線の市内駅開業110 周年を記念し、豊科駅においてJR東日本と共催で開催する駅開業イベン ト として「公共交通事業」(85 万円)の増額、2025大阪・関西万博に安曇野の水環境に関する展示が決定したことから 、その経費として「水資源対策事業」 (200 万1千円)の増額が主なものです。
民生費では、定額減税の確定給付等による不足額分として「定額減税に係る不足額給付金給付事業」(5億 8,528 万5千円)の増額 、児童遊園内の遊具点検結果から、早急に対応が必要な遊具の撤去及び更新費用として「児童遊園管理費」( 2,900 万円)の増額が主なものです。
衛生費では、予防接種法に基づく新型コロナウイルス感染症による救済給付の認定により「予防接種事業」( 77 万円6千円)の増額です。
農林水産業費では、「 旧穂高町外1ヶ町一ノ沢山林組合 に関する基金」を財源に、組合の関係区である久保田区、柏矢町区の公民館改修に対する補助金として「林業振興事業 」(233万8千円)の増額です。
商工費では、本陣等々力家を活用した古民家活用再生事業の用地取得費等として「受入体制整備事業」( 9,301 万6千円)の増額が主なものです。
教育費では、黒沢洞合自然公園内の池に生息する生物の自然観察会を三郷小学校児童だけでなく、一般まで拡大する回を設けることから 「青少年健全育成費」( 123 万6千円)の増額が主なものです。
説明は以上でありますが、その他については、お配りしてあります 「令和6 年度一般会計補正予算( 専決第3号)の概要 」、「令和7年度一般会計補正予算( 専決 第1号)の概要」、「令和7年度一般会計補正予算(第1号)の概要」をご覧いただければと思います 。
「第41 回安曇野明科あやめまつり」を開催します。 日時は、6月 14 日(土曜日)と 15 日( 日曜日) 、両日とも午前9時 から午後4時まで、場所は安曇野市明科中川手の「あやめ公園」と「龍門渕公園」です。特設ステージでの発表、「ラフティング体験」や「にじますのつかみどり」、飲食ブースをご用意いたします。また、あやめ公園内のあやめ橋の架け替え工事が終了しました。尾形光琳の「八橋図屏風」のような橋となっております。北アルプスを背景に咲き誇る花菖蒲とともに、お楽しみいただければと存じますので、是非お出かけください。
昨年度、穂高鐘の鳴る丘集会所を改修し、地域の歴史・文化の学習、青少年の育成活動に加え、芸術作品の創作や発表活動にも使えるようになりました。安曇野市が毎年行っている、東京藝術大学と連携した安曇野アーティスト・イン・レジデンスや、京都芸術大学と連携したアートプロジェクト事業の拠点にもなります。今後、市民の皆様をはじめ、 若手アーティストなど、芸術や地域文化に親しむ多くの方にご利用いただき、創造と交流の場として盛り上げていきたいと考えています。6月8日(日曜日) 午後1時 15 分から穂高鐘の鳴る丘集会所 にて、リニューアルオープンを記念した オープニングセレモニーを開催いたします。併せて、午後1時 30 分から 、安曇野市が連携事業を行っている芸術系大学の教授等をパネリストにお招きして 、オープニング セミナーを開催します。東京藝術大学の橋本和幸教授、京都芸術大学の上村博教授、信州大学の金井直教授、東京藝術大学名誉教授で京都芸術大学の保科豊巳教授にお越しいただき、安曇野市の芸術文化振興の未来について語っていただきます。
東京藝術大学と安曇野市が連携したアーティスト・イン・レジデンスを今年も開催 しています。今回は、染織作家の 石井淳さん、鋳金作家の大竹麟花さん、彫刻と鋳金作家の堀田光彦さんをお迎えしました。いずれも東京藝術大学大学院を修了し、現在は、首都圏に住みながら、アーティスト活動や学生の指導をされています 。「今回のアーティスト・イン・レジデンスで安曇野の自然や人・文化に触れ、それぞれの 芸術表現の幅を広げたい、また工芸素材の新たな可能性を見出したい」 と大変意欲的に臨んでいただいております 。来月から穂高鐘の鳴る丘集会所を拠点に滞在し、本格的に市内各地を取材や市民の皆様との交流事業が行われる予定です。若手アーティストから刺激を受け、芸術や地域文化に対する興味を深めたり新たな魅力を発見する良い機会となりますことを期待しております。また、秋には、穂高鐘の鳴る丘集会所や 穂高交流学習センターで、今回制作された作品を発表する展覧会を予定しています。展示やワークショップのご案内は、今後発行する広報あづみのや市ホームページに掲載いたします。
本年、8月 23 日(土曜日) に行う「第 34 回信州安曇野薪能」とチケット販売のお知らせです。今年も、明科龍門渕公園を会場とし、市制施行 20 周年記念として安曇野の民話を取材し青木道喜 先生が創作された、新作能「犀龍小太郎」をご覧いただきます。狂言方大蔵流で人間国宝の 茂山七五三 先生、名跡茂山千五郎 先生、茂山逸平先生など豪華な役者の皆様 による「犀龍小太郎」をお楽しみください。また、京観世の十世片山九郎右衛門先生、下掛宝生流で人間国宝の 宝生欣哉先生による「 菊慈童」 、 青木道喜先生による 舞囃子「 龍田」をそれぞれ 披露していただきます 。6月6 日 (金曜日) よりチケットの販売を開始します。一般前売り3,000 円、一般当日 3,500 円、大学生等 1,000 円、高校生以下 500 円です。ご家族・ご友人お誘いあわせの上、ぜひ、ご観覧ください。
現在開催中の「2025 大阪・関西万博 」 において、安曇野市の水環境に関わる ブースが 、期間展示されることがこのほど 決定しましたので、ご案内します。展示期間は、9 月 23 日 (火曜日)から 29 日(月曜日)の 7 日間 。展示場所は、会場のフューチャーライフヴィレッジ内にある内閣官房水循環政策本部の ブースになります。このブース において、「安曇野水物語」と題し 、北アルプスや水田が雨水を集め、豊富な 地下水や湧き水となり、私たちの暮らしと関わりながら、最後は、川から海に、そして水蒸気として、山へ還っていくストーリーを映像で紹介する予定です。また「大きな水瓶」と例えられる松本盆地の断面をジオラマで展示し、長い年月を旅する地下水の流れを紹介します。安曇野市以外の参加自治体は地下水保全の先進地である熊本県熊本市、日本最大の貯水量を持つ湖・琵琶湖を保有する滋賀県が選定されております。万博に訪れた皆様に、安曇野市と安曇野の美しい水環境を知っていただければと存じます。
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