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市長あいさつ(令和8年6月定例会)

ページID:0142076 更新日:2026年6月12日更新 印刷ページ表示

皆様、おはようございます。

定例会開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

本日、令和8年安曇野市議会6月定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましてはご出席を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、6月7日に開催されました「第12回信州安曇野ハーフマラソン」は、6,000人を超えるランナーとおよそ720人のボランティアの皆様のご支援、ご協力のもと、前日の「安曇野スポーツフェスティバル」とともに、盛大に開催することができました。

当日は、安曇野市スポーツ大使の有森裕子さん、篠原信一さんとともに、その他のゲストランナーやゲストサポーターの皆様にも大会に華を添えていただきました。また、コース沿道でご声援をいただいた市民の皆様をはじめ、大会運営を支えていただいた団体や企業、ボランティアの皆様を含め、ご協力いただいた皆様には、改めて心から感謝申し上げます。

本大会は、参加された皆様が安曇野市に親しみを持ち、初夏の安曇野の魅力を全国に向けて発信することのできる、安曇野を代表するイベントであります。これからも長く愛される大会となるよう、取り組んで参ります。

次に、国の地方創生臨時交付金を活用した、物価高騰支援策についてであります。

市内店舗で利用できる「安曇野ささえあい商品券」が、今月から利用できるようになりました。この商品券は、物価高騰の影響を受ける市民の皆さまの生活を応援し、市内経済の活性化を後押しするための取組として実施しております。商品券は、一人あたり5,000円分を全世帯へお送りしております。6月1日から8月末まで、市内約700店舗で利用できますので、ぜひご活用ください。

同じく物価高騰支援策の一つとして、一部の公共施設を除く、市内の水道契約者約41,900件に対し、今月6月請求分から11月請求分までの3期、6か月分の水道料金の基本料金を減免します。一般家庭で対象者が最も多い口径13ミリの場合を例に挙げますと、1期2,872円、3期合計で8,616円の家計負担の軽減になります。併せて、水道料金基本料金減免の対象外となる、飲用井戸利用者や小規模水道施設利用者にも、同等の支援を行います。

「住民税非課税世帯」・「生活保護世帯」へのエアコン設置促進事業につきましては、10月30日まで申請を受け付けております。この事業は、近年の熱中症による健康被害増加を踏まえ、物価高騰の影響を受けている住民税非課税世帯及び生活保護世帯を支援するため、エアコン未設置世帯への購入・設置費用を助成するものです。

また、長引く物価高騰の影響を受けている介護保険福祉施設、障がい者福祉施設等に対し、光熱水費等の支援を行い安定的なサービス提供の継続を図るため、安曇野市独自施策による「社会福祉施設等物価高騰対策支援金」の支給を開始しました。対象となる介護保険福祉施設及び福祉用具販売事業者等79法人182事業所、障がい者福祉施設等54法人123事業所へ、5月27日から順次、支給しております。

これら対策の効果が一日も早く実感いただけるよう、市としても引続き取り組んでまいります。

それでは、市政の状況について、市の総合計画に掲げております各目標に沿って報告いたします。

まずは、「いきいきと健康に暮らせるまち」についてです。

児童クラブにつきまして、核家族化や共働き世帯の増加により、近年児童クラブの利用を希望する方が急増しております。

この状況に対応し、児童クラブの利用可能人数の増加を図るため、豊科南小学校、豊科北小学校、穂高南小学校、三郷小学校の4か所に児童クラブの建設を計画しております。このうち、豊科南小学校、豊科北小学校、穂高南小学校については今年度内に着工し、令和9年度末までにしゅん工することを目標としております。

また、三郷小学校については7月以降に設計に着手し、令和9年度に着工することを目指しております。このことに関連して、豊科北小学校児童クラブの工事費等の増額、及び 三郷小学校児童クラブの設計業務にかかわる補正予算を本定例会に提案しております。

令和7年度に拡張・造成及びトイレの新設工事を実施した黒沢洞合自然公園につきまして、現在行っている芝生の養生が7月中に終了いたします。これに合わせて、リニューアルオープンイベントの実施を予定しております。詳細は、後日広報紙等でお知らせいたします。

次に、「魅力ある産業を維持・創造するまち」についてです。

安曇野に春を告げる催しとして親しまれている「早春賦まつり」が、4月29日に開催されました。

会場となった穂高川右岸の早春賦歌碑前には450人ほどの来場者が訪れ、コーラスグループの歌声やふるさと観光大使の上松美香さんらのミニハープ・アルパの演奏を聴きながら、安曇野の春の空気を感じて、のどかなひとときを楽しんでいただきました。

今年が第43回ということで長い歴史のあるイベントですが、今回を持って一時休止となることが実行委員会から発表されております。休止発表があったこともあり例年に比べ来場者も多く、休止を惜しむ声も聞かれ、多くの方の心のなかに存在したまつりであることを改めて認識いたしました。

44回目以降の早春賦まつりが、また近い将来に再開されることを願っております。

安曇野市では畑作園芸振興として、機械化一貫体系で栽培ができる「玉ねぎ」を市の重点作物に位置付け、稲作に代わる土地利用型作物として振興しております。

例年、消費者に向けて地産地消をPRし、生産者との結びつきを強めるため、実行委員会を組織し「安曇野玉ねぎ祭り」を開催しております。本年度は、直売を6月20日に開催し、収穫体験を6月20日・21日の2日間開催いたします。多くの皆様にご来場いただき、安曇野産の玉ねぎを味わっていただければと思います。

映画やドラマ、CMなどのロケは市内でも数多く行われてきましたが、このたびNHKプレミアムドラマ「勿忘草(わすれなぐさ)の咲く町で ~安曇野診療記~」が6月28日からNHK BSでスタートします。

全8話の連続ドラマで、安曇野が舞台の作品です。市内の複数箇所で撮影が行われているため、市内のスポットやなじみのある風景がドラマのなかでも見られるものと思います。私もロケ現場を視察し、製作スタッフの皆様や出演者の皆様にご挨拶をしてまいりました。

安曇野市ではこれまで、ロケ支援として多くの作品の撮影支援に関わってまいりましたが、今後、より深く支援できる体制、また、良い作品の撮影を誘致できる体制をつくるべく、フィルムコミッションの立ち上げに向けて動き出しております。関係者に話を伺ったり先進地視察を行うなどして体制の検討をしながら、組織の土台をつくり、撮影関係者の皆様から安曇野を選んでいただけるよう環境を整えてまいります。

次に、「安全で安心に暮らせるまち」についてです。

市民へ災害時情報等を的確かつ迅速に伝達するため、デジタル同報系防災行政無線の放送操作卓を、本年3月に更新しました。

これまでは職員が肉声で放送を行っていたため、職員の声質による聞き取りやすさに差がありました。今回の更新により合成音声を用いた放送へ切り替わり、いつでも同じ音質での放送が可能となり、聞こえ方の統一が図られました。

また、無線放送、メール等の配信は、各システムを用いて別々に行っていましたが、多メディア一斉配信システムにより、一度の操作で複数メディアへの一括配信が可能となり、配信の迅速化が実現しました。

また、3月7日には、市民向けの防災啓発として、親子を対象とした防災ワークショップを開催いたしました。昨年に続き、アウトドア防災ガイドの あんどう りす さんに講師をお願いし、市内16組50名の親子に参加いただきました。仮想空間で災害を体験できるVRゴーグルや災害時トイレなど防災アイテムを使って、親子で楽しく防災について学んでいただきました。

次に、「自然と暮らしやすさが調和するまち」についてです。

昨年12月議会で議決いただきました「土地利用制度の改定」及び「開発制限の強化・緩和に関する条例」について、事業者向けの説明会や市ホームページでの周知を経て、この4月1日から施行となりました。説明会には、延べ90名の事業者の皆様に参加をいただき、改正内容の説明をさせていただきました。関係各位のご尽力もあり、大きなトラブル等なく新制度の運用が図られているところです。

市が目標とする「豊かな自然環境や景観、歴史・文化を守り、暮らしやすさと産業発展のバランスが取れた田園産業都市づくり」のため、今後とも、関係する皆さまのご協力をお願い申し上げます。

長野県が進めている「松本糸魚川連絡道路」のうち、市内新設区間の「安曇野道路」については、令和4年の事業化以降、昨年秋からは犀川右岸の用地買収に着手しております。また、今年1月から市道と用水路の付け替え工事を進め、今年度の下半期には、(仮称)安曇野北インターチェンジの橋脚工事や安曇野道路本体の盛土工事等を発注する予定とお聞きしております。

併せて、安曇野市が進めているアクセス道路については、令和5年の事業化以降、昨年から用地買収に着手しております。今年度は引き続き用地買収を進めるとともに、前川の橋梁架け替え工事等を予定しております。松本糸魚川連絡道路は広域的にも、また安曇野市の将来のまちづくりにも必要不可欠な道路ですので、安曇野市としましても、引き続き道路整備の推進に努めてまいります。

安曇野市への移住検討者等を対象とした短期生活体験プログラム「ふるさとワーキングホリデー」事業を、7月から新たに始めます。

今年度は、農業をテーマにプログラムを用意し、市内の農家でリンゴや ワイン用ブドウの収穫などを手伝いながら、地域の人とも交流し「安曇野暮らし」を1週間程度体験していただきます。市内での実生活をイメージしてもらうことで、将来の移住や新規就農者の獲得のほか、国や長野県が推進する関係人口の創出、二地域居住の取組にもつなげます。

次に、「学び合い人と文化を育むまち」についてです。

平成27年度に策定された「安曇野市新市立博物館構想」について、令和5年度に安曇野市新市立博物館整備方針検討委員会を発足させ、検討を重ねてまいりました。本年4月、当該委員会から「安曇野市新市立博物館等の整備方針に係る提案書」をいただきました。新市立博物館の建設や既存博物館施設の統廃合については、市民の皆様の声をお聞きするとともに財政状況を考慮しながら道筋を検討してまいります。

5月2日から31日まで安曇野市美術館にて開催した「第118回日展 安曇野展」は、展示点数250点を超える大規模な展覧会となりました。会期中には10,000人を超える来場者をお迎えすることができ、昨年リニューアルオープンした美術館を、多くの皆様に知っていただくことができました。

安曇野市と公益社団法人日本カヌー連盟及び一般社団法人フィールド ユニオン長野は、この度カヌー等パドルスポーツを通じた地方創生SDGsの推進に関する包括的連携協定を、6月1日に締結いたしました。

安曇野市では「アウトドアスポーツの聖地」を重点施策の一つに掲げ、安曇野市東部アウトドア拠点施設整備基本構想のもと、国土交通省の「かわまちづくり支援制度」の登録を受け、現在、国・県と連携して常設のカヌースラロームコースなど、水辺空間の整備や水辺を活かした賑わいづくりに取り組んでおります。また、安曇野市は2024年に内閣府からSDGs未来都市に選定され、こうした取組もその一つとして位置付けられております。

今回の協定を通じ、安曇野市の地域特性を活かしたアウトドアスポーツの一つであるカヌー競技などによる、世界や地域で活躍する人材の育成、パドルスポーツの普及・振興を通じ、持続可能な地方都市と競技振興のモデルを目指してまいります。

なお、この連携協定に係る取組に対して、パートナー企業を募集しております。官民含めて、多様な主体と連携しながら進めてまいります。

東京藝術大学と連携した安曇野アーティスト・インレジデンスは、5年目を迎えます。

本年は、陶芸・漆芸・彫金を専門とする東京藝術大学を卒業した3人の若手芸術家をお迎えします。6月から鐘の鳴る丘集会所に滞在しており、豊科南中学校の授業など、子どもたちが現代の美術に触れる機会を創出します。

また、京都芸術大学からは13名の大学院生を迎えます。今年は新屋区の皆様との交流を通して作品を制作していただきます。10月には、重要文化財 曽根原家住宅で、この活動の成果発表を予定しており、昨年度策定した安曇野市文化財保存活用地域計画にのっとり、古民家の活用・活性化を図りたいと考えております。

日本自転車競技連盟主催の「第39回全日本自転車競技選手権大会」のマウンテンバイク部門の2種目が、7月18日から20日までの3日間、安曇野市マウンテンバイクコースで開催されます。

この大会は、2028年のオリンピック代表選考にもつながる国内最高峰のレースであることから、全国から200人近いトップクラスのライダーや競技関係者とともに、間近でのレース観戦を望む多くの方々が安曇野市に集結します。昨年7月に実行委員会を立ち上げ、安曇野市も参画してコース整備や運営面、さらにはおもてなしの分野においても準備を進めております。

大会の成功に向け、市民の皆様からのご支援、ご協力を賜りながら、安曇野市の知名度向上を図るとともに、リピーターや関係人口の増加につなげる好機として、周到に取り組んでまいります。

第35回信州安曇野薪能を、8月22日に明科龍門渕公園で開催します。

今回は、「かがり火に浮かぶ恋うる情」をテーマに「野宮」「船弁慶」を上演します。片山九郎右衛門さんや宝生欣也さんら、当代一流の能楽師をお招きし、上演いたします。現在、この公演の観覧チケットを市内公民館や交流学習センター等、各プレイガイドにて販売しております。

多くの市民の皆様や観光でお越しになる皆様に楽しんでいただけるよう、準備を進めてまいります。

次に、「みんなでともにつくるまち」についてです。

4月1日、市民活動サポートセンターを堀金支所内へ移設し、新たな体制で業務を開始いたしました。

移設に合わせてオープニングセレモニーを開催し、多くの関係者の皆様にご参加いただく中、市民活動のさらなる推進に向けた第一歩を踏み出したところであります。現在は、日々、市民活動に関する相談や情報発信の拠点として、市民活動団体の皆さまにご利用いただいているところです。今後も、市民の皆様や各種団体との連携を深めながら、地域課題の解決や協働のまちづくりを推進してまいります。

5月3日から5日の3日間、友好交流都市である福岡市東区との市民交流事業を行い、「博多どんたく港まつり」のパレードに参加してまいりました。

この事業には、事前に公募した20名の市民の皆様と増田議長にもご同行いただき、総勢27名による「安曇野市どんたく隊」として安曇野市をPRしてまいりました。「博多どんたく港まつり」は、毎年200万人を超える来場者を迎える福岡を代表するお祭りで、パレード当日も沿道から大勢の皆様から激励のお声がけをいただきました。当日は天候にも恵まれ、大いに安曇野市のPRができたものと思っております。

この事業は毎年実施しておりますので、来年も多くのご応募をいただければ幸いです。

安曇野市は、本年度においても「戦後81年平和事業」として、戦争や核兵器の悲惨さを改めて見つめ直し、「戦争のない平和な世界」を目指して様々な事業を実施いたします。

安曇野市明科出身の画家で、戦前の日本において芸術を通じて抑圧的な社会を批判した望月桂に係る展示・展覧会を開きます。文書館では8月30日まで、望月が残した日記や原稿等の資料を展示しているほか、7月4日からは安曇野市美術館で、夏の特別展「望月桂 自由を扶くひと」と題して、アナキストとしても知られる望月が関わった、芸術運動や労働運動における重要な資料を紹介する展覧会を開催いたします。

また、「平和憲法を活かす安曇野の会」の皆様との共催により、7月17日から20日まで、安曇野市役所1階東口ロビーで、第26回安曇野「戦争と平和展」を開催いたします。併せて7月18日には、豊科公民館ホールで、長崎から「家族証言者」をお招きしての講話と、被爆直後の映像や被爆者の証言などを記録した映像の上映会を行います。この機会に、改めて平和について考え見つめなおす機会としていただければと思います。

以上、市政の状況についてご説明しました。

さて、本定例会に提出いたしました案件は、報告が17件、議案が9件で、この内、条例関係が4件、予算関係が2件、その他が3件です。

補正予算関係では、まず、令和7年度一般会計補正予算(専決第3号)として、実績を踏まえた歳入・歳出の整理を中心に、3月25日付けで19億200万円を減額する専決処分を実施いたしました。

令和8年度一般会計補正予算(第1号)につきましては、3億9,700万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ485億7,700万円とするものであります。本年度執行開始後、間もないことから、市民の安全性・利便性を確保するため緊急を要するもの、国・県等による政策的な事業に要するもの及び当初予算編成時に諸条件が整い次第予算化を検討するものとした経費について予算計上しております。

主なものとしては、

地域の人材・資源・資金を活用した新規ビジネスの立ち上げを支援する国の補助事業「ローカル10,000プロジェクト」に伴う補助金のほか、児童遊園での遊具点検結果により実施する遊具更新に伴う工事費、現在建設を進めている豊科北小学校児童クラブの利用者増に伴う建設工事費の増額、三郷小学校児童クラブの施設建設に伴う基本設計費、市民の夏場における水と親しむ機会の提供として、プール施設で利用できる割引券の発行に係る経費等を、計上しております。

以上、よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

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