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荒廃わさび田再生検証事業
荒廃わさび田再生検証事業(地方創生推進交付金事業)
事業趣旨
安曇野は豊富な湧き水と広大なわさび田により古くからわさび栽培が盛んな土地です。
近年、湧き水量の低下や後継者不足によりわさびの生産量が減少しており、荒廃わさび田の再生、新たな栽培方法と施設整備等の検証を目的にし、平成29年度から令和2年度までの4年間で荒廃わさび田再生検証事業が行われました。
事業内容(検証内容)
(1)荒廃わさび田の再生
(2)低コストハウスによる検証栽培
事業実施主体
信州山葵農業協同組合(青年部中心)
事業経過
平成29年度事業(1年目)
穂高の荒廃わさび田約700平方メートルを再生し、再生したわさび田には早生品種である「鬼緑」をはじめとした数種類のわさびの苗の植え付けが行われました。(写真左より再生作業前、再生作業中、再生作業後)
平成30年度事業(2年目)
条件の悪いわさび田でもハウスを整備することにより継続的な耕作が見込まれることから、再生したわさび田に農業用パイプハウス2棟を設置しました。(写真左から農業用パイプハウス、片屋根パイプハウス)
片屋根パイプハウスは令和2年3月に積雪で倒壊し、倒壊の検証の結果、低コストハウスとしての運用は難しいとの判断になったため、今後のハウス設置や検証は農業用パイプハウスで行うことになりました。
平成31年度事業(令和元年度事業)(3年目)
穂高の荒廃わさび田約700平方メートルを再生しました。また、1年目に再生したわさび田からわさびを収穫しました。(写真左から再生作業後、わさび)
令和2年度事業(4年目)
3月に発生したパイプハウス倒壊を踏まえつつ、3年目に再生したわさび田に農業用パイプハウス2連棟を設置しました。
年度別経費(経費内訳)
平成29年度事業
費用名 | 金額(円) | 備考 |
---|---|---|
保険費 | 54,140 | 11名分 |
燃料費 | 19,671 | 重機用軽油、水中ポンプ用ガソリン |
廃棄物処理費 | 61,020 | |
重機リース費 | 240,332 | バックホウ等 |
労務費(事業実施主体+アルバイト) | 1,401,527 | 11名分 |
資材費 | 142,959 | 単管、マルチ、野地板等 |
委託費 | 59,044 | ハウス設計委託業務 |
手数料 | 6,912 | 振込手数料 |
合計 | 1,985,605 |
平成30年度事業
農業用パイプハウス | 片屋根パイプハウス | |
---|---|---|
各ハウスの費用(税込み) | 1,691,177円 | 2,498,467円 |
各ハウスの大きさ | 7.2メートル×20メートル | 9メートル×25メートル |
1平方メートル当たりの費用(施工費・運搬費込み) | 11,744円 | 11,104円 |
1平方メートル当たりの費用(施工費・運搬費抜きの部材費のみ) | 5,909円 | 4,514円 |
平成31年度(令和元年度)事業
費用名 | 金額(円) | 備考 |
---|---|---|
保険費 | 11,400 | 12名分 |
燃料費 | 23,876 | 重機用軽油、水中ポンプ用ガソリン |
廃棄物処理費 | 86,900 | |
重機リース料 | 91,850 | バックホウ等 |
労務費(事業実施主体+アルバイト) | 1,915,400 | 12名分 |
資材費 | 239,435 | 単管、マルチ、野地板等 |
手数料 | 4,700 | 振込手数料 |
合計 | 2,373,561 |
令和2年度事業
農業用パイプハウス | |
---|---|
ハウスの費用(税込み) | 2,439,952円 |
ハウスの大きさ | 5.4メートル×20メートル |
1平方メートル当たりの費用(施工費・運搬費込み) | 22,592円 |
1平方メートル当たりの費用(施工費・運搬費抜きの部材費のみ) | 13,853円 |