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まちづくりの人財 No.8

記事ID:0082914 更新日:2021年10月6日更新 印刷ページ表示
私たちが暮らす安曇野市を豊かにしようと、まちづくりに取り組んでいる市民の皆さんがいます。
「どんな思いで活動しているか」「活動を始めたきっかけは」…。
その一端をご紹介していきます。

今福千里さん・北澤貞雄さん・平野雅彦さん 豊里区の新聞「とよさと」編集委員

区の活気と魅力を発信 区民とともに新聞を発行

とよさと編集委員の3人 「区に活気とまとまりがあり、楽しい生活ができるよう情報を発信したい」「1号1号無事に発行できたときは何より達成感がある」。

 穂高地域の豊里区で、区の新聞「とよさと」を発行している。とよさとは、今から30年以上前の昭和62年に豊里分館報として始まり、平成16年に区と豊里公民館が協力して発行する形にリニューアル。令和3年9月発行で133号を迎え、平成26年度から令和元年度まで連続で安曇野市地区公民館報の審査会で最優秀賞に輝いている。

 現在の新聞はA3判の裏表で全てカラー印刷。区や公民館の行事のほか、各家庭の自慢の味を紹介する「食べてみましょ!うちの味」や新区民紹介など多彩な企画記事がある。奇数月の年6回発行し、1回で400部を印刷して各世帯に届けているほか、区への加入促進の際に活用している。必要に応じて号外も発行し、10月には防災特集号を発行した。

新聞 (左の写真) 現在発行している新聞「とよさと」

 有志の7人、区と公民館から2人ずつの計11人からなる編集委員会が制作している。編集長の今福千里さん(74歳)、初代編集長の北澤貞雄さん(73歳)は平成16年度のリニューアル時から、編集委員の平野雅彦さん(64歳)は平成18年度から携わる。有志の7人は70代前後が中心だが、40代の若手にも加入してもらうなど後継者の育成にも力を入れている。

編集委員の3人

 

 

 

 

 

(上の写真) 歴代の新聞を見る(左から)平野さん、今福さん、北澤さん

 リニューアル当初は編集委員自身が記事を書いていたが、現在は行事の担当者などに記事を書いてもらうことが中心。2か月に1回開く編集会議で掲載するネタを選んでいる。今福さんは「自分たちで全てやることは大変で新聞発行の継続を考えた結果、現在の形になった」と狙いを話し、「多くの区民の協力があって初めて新聞ができあがる」と感謝する。平野さんも「各家庭の味を紹介する記事などを通じて、多くの区民を巻き込むことができている」と話す。

 新聞 新聞

(上の写真) 昭和62年発行の第1号(左)と平成16年にリニューアルした際の第33号

 平成16年のリニューアルは、当時の豊里区長で初代市区長会長の故・河村佳次さんの「より区民に親しまれる新聞にしたい」との思いがきっかけだ。初代編集長の北澤さんたちは、河村さんに誘われて編集委員に加わった。北澤さんは「それまでの公民館報を何とかしたいという河村さんの思いを聞いて共感した」と振り返り、「最初は企画記事を考えることに苦労したが、新聞ができあがるとやりがいを感じる」。今福さんも「1号1号刷り上がった新聞を見るとほっとする。新聞を読んだという区民からの反応が何よりうれしい」と話した。

(掲載情報は取材日の令和3年9月29日時点です)

※写真撮影時のみマスクを取っていただきました。

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