本文
・令和6年10月22日(金曜日) 午後13時30分から
・本庁舎 4階 会見場
(1)子どもの福祉医療費窓口負担 4月診療分から無料化へ
(2) 安曇野市の古民家 等々力家の再生・活用
(3)令和6年度一般会計補正予算(第4号)
(4)冬の観光イベント
(5)豊科郷土博物館階段昇降機設置
市長定例記者会見資料(令和6年11月22日) [PDFファイル/5.4MB]
皆さん、こんにちは。着座にて失礼をさせていただきます。
訪れた秋はあっという間に過ぎ去り、冬の訪れを感じます。特に朝晩の冷え込みが激しく、空気が乾燥する時期ですので、コロナやインフルエンザなど 体調管理には十分ご留意されたいと存じます。
それでは、会見に入らせていただきます。
安曇野市では、令和4年度から福祉医療費給付対象者の年齢を15 歳から18 歳へ 拡充し、安心して医療機関を受診できる体制を整備してまいりました。
このたび、第2次安曇野市総合計画・後期基本計画の「子どもを育む環境の充実」をさらに推進するため、令和7年4月診療分から 子ども(0歳から18 歳まで の 医療機関 ごと、ひと月の窓口負担(1レセプトあたり500円)を無料化 いたします。
議会12月定例会へシステム改修費、新しい受給者証の印刷経費など補正予算237万7千円を計上しております。また、運用開始となる令和7年度の当初予算には、令和6年直近までの月利用平均から試算した約15 万レセプト分 7,568万円)を計上する予定です。子どもの福祉医療制度における窓口負担の無料化が子育て家庭の経済的負担の軽減と医療機関への受診機会を確保し疾病の重症化を防ぐ効果を期待しております。
先の安曇野市議会9月定例会の中村今朝子議員の一般質問に対して答弁させていただいておりますが、一部安曇野市の指定文化財になっております等々力家の再生・活用につきまして外部の有識者等も入れた検討チームを設置し、検討を進めてまいりました。
検討チームからは、「 文化財の指定を受けている長屋門 を始め、敷地内の建物群や庭を含めて屋敷全体として歴史的・文化的な価値は非常に高く、民間活力の導入により観光施設等として再生・活用を図ることで、事業利益を維持管理や設備投資に還元していくという事業手法が有効であり、将来にわたる持続可能な継承につながると考えられる」との報告を受けました。
ただし、民間事業者の参入を促すためには、初期投資の負担軽減 が必要です。また、事業性の確保ためには集客力も必要となります。
さらに安曇野市といたしましては、市のブランディングに寄与できることも必要と考えているところです。
まずは、様々な視点から検討を進めるため、安曇野市が等々力家を取得することを念頭に置きながら、民間事業者の皆様から持続可能で 具体的な事業提案を広く募集したいと存じます。
この事業提案の募集にかかる費用をこの12 月定例会に補正予算案として提出しています 。
いただいたご提案を総合的に判断し、取得及び事業化について最終的な方針を決定してまいりたいと考えております。
令和6年度一般会計補正予算(第4号)の概要についてご説明いたします。
お手元にお配りの「令和6年度一般会計補正予算(第4号)の概要」をご覧ください。
今回の補正予算は、2億7700万円を増額し、525億3,800万円とするものです。
令和6年度末までの予算に過不足が生じることが予測されるもの、翌年度当初からの事業実施のため令和 6 年度中に対応が必要となる事業について計上いたしました。
補正項目が多いため、主なものについてご説明します。
2ページの 歳入になります。
市税は、
・調定実績による 「 市民税現年課税分 」 (4億 7,000 万円)の増額 、
・「 固定資産税現年課税分」(1億8,600万円)の増額が主なものです。
地方特例交付金は、
・交付額確定による「個人住民税減収補填特例交付金」( 1,639 万3千円)の増額です。国庫支出金は、
・ 「自立支援給付費負担金」( 7,252 万円) の増額
・「障害児入所給付費等負担金」( 6,304 万5千円)の増額が主なものです。
県支出金は、
・「自立支援給付費負担金」(3,146 万円)の増額 、
・「障害児入所給付費等負担金」( 3,152 万2千円)の増額 、
・「子ども・子育て応援市町村交付金」(712 万1千円) の増額 、
財産収入は、
・ 三郷堆肥センターを運営しておりました 「株式会社三郷農業振興公社解散に伴う出資金」 の払戻しとして 3,906 万円) の増額です。
寄附金は、
・ 「ふるさと寄附金」(2億38万6千円)の増額が主なものです。 総額で7億円を見込んでいます。
繰入金は、
・財源が確保できたことから「減債基金繰入金」(△1億 9,000 万円)の減額、
・「入学準備金貸付基金 繰入金」( 1,580 万円)の増額が主なものです。
諸収入は、
・収入年度の変更による 「新型コロナウイルス定期接種ワクチン助成金」(△1億 1,952 万円)の減額が主なものです。
市債は、
・三郷西部認定こども園建設事業の事業費確定 、 三郷東部認定こども園建設事業の年度内支払額確定による 「保育所建設事業(特例債)」(△2億2,840 万円) 、
「保育所建設事業(施設整備事業債)」(△2億 3,580 万円)の減額 、
・万水川内水対策事業の予定箇所の変更に伴い債務負担行為を設定したことから「内水対 策事業(緊自債)」(△ 7,830 万円)の減額が主なものです。
以上が歳入の概要で す 。
5ページの歳出 になります 。
総務費は、
・ふるさと寄附金の増額見込みに伴う積立金及び返礼品分として、「寄付採納事務」(2億 8,941 万6千円)の増額 、
・小説「安曇野」復刊に合わせた 記念事業として「企画総務費」( 114 万4千円)の増額、
・青少年交流事業の継続と充実を図るため 基金積立金として「国際友好交流事業」(1,000 万円)の増額が主なものです。
民生費は、
・障害福祉サービス利用者の増加に伴う「障がい者支 援事業」(2億 7,223万1千円)の増額 、
・令和7年4月から実施予定の、子どもの福祉医療費「1レセプトあたり500円」の窓口負担無料化に向けた準備費用等として「福祉医療費給付事業」1,771 万2千円)の増額 、
・ひとり親家庭、低所得世帯の子どもの高校・大学等の受験料を補助する「児童福祉総務費」( 1,714 万1千円)の増額、
・三郷西部認定こども園の事業費確定、三郷東部認定こども園の年度内支払額確定に伴う「公立認定こども園整備費」(△4億 7,595 万5千円)の減額が主なものです。
衛生費は、
・令和5年度新型コロナウイルスワクチン接種対策費国庫負担金等の事業費確定に伴う国への返還金として「予防接種事業」(7,842万9千円)の増額が主なものです。
農林水産業費は、
・ニホンザル追払い隊の活動経費として「有害鳥獣駆除対策」(361万2千円) の増額 、
・ほ場整備(久保田・塚原地区)に伴う担い手への農地集積補助金として「担い手支援 事業」(435万1千円)の増額 、
・松くい虫 被害 対策補助金として「松くい虫被害対策事業」( 1,000 万円)の増額が主なものです。
商工費は、
・生産設備取得等に係る補助金として「工業振興事業」(1,202万6千円)増額、
・制度資金保証料補給金等として「市制度資金貸付事業」(2,165万1千円)の増額、
・悪天候によるチケット 収入 、駐車場収入が減少した安曇野花火への補助金として「観光イベント事業」 (270 万円)の増額が主なものです。
土木費は、
・内水対策事業において 、施工箇所の変更に より 事業完了が令和7年度になることから債務負担行為を設定したことにより「河川総務費」△ 7,830万円)の減額 、
・市道明科 4145 号線道路改良工事において 事業完了が令和7年度になることから 債務負担行為を設定したこと により 「都市再生整備計画事業(都市整備分)」(△ 2,100 万円)の減額が主なものです。
教育費は、
・高校・大学等への入学準備金貸付事業 の所得要件 を 緩和 したことから申請者が増加する見込みのため 「事務局費」( 2,296 万8千円)の増額 、
・三郷小学校長寿命化改良工事において追加設計業務が生じたこと から「小学校施設改修事業」(1,750 万円)の増額 、
・穂高交流学習センターの 空調設備等の修繕に伴う「交流学習センター等管理費」( 1,008 万9千円)の増額、
・穂高会館自家発電設備更新工事の計画 期間 変更に伴う「穂高公民館管理費」(△ 3,730 万円)の減額が主なものです。
以上が歳出 の概要です。
最後に8ページの 債務負担行為 になります。
追加については、
・本庁舎総合管理業務など、令和7年4月から業務を開始するにあたり、令和6年度中に契約を締結する必要があるも のが13 事業、
・豊科農産物加工交流センターの指定管理業務によるものなどその他の理由によるものが4事業の合計17 事業について、債務負担行為を新たに設定するものです。
変更については、
・バスの賃貸借において契約期間を見直したことによる期間及び限度額の変更になります。
説明は以上でありますが、その他については、お配りしてある「令和6年度一般会計補正予算(第4号)の概要」をご覧ください。
冬の安曇野を彩る光のイベントに ついてご紹介させていただきます。
穂高神社を会場に、実行委員会主催による「安曇野神竹灯(かみあかり)」が11月29日から12月1日まで 、翌週6日から8日まで 計6日間 行われます。
神社境内に約10,000 本の竹灯籠を設置し、その中のろうそくに灯りを灯し、幻想的な世界を創り出します。この竹灯籠は九州大分県竹田市で行われている同様のイベント「竹楽(ちくらく)」の竹を使わせてい
ただいています。午後4時ころまでに会場へ来ていただけると、竹灯籠への点灯にもご参加いただけます。
当日はキッチンカーの出店や神楽殿でのライブなども行われます。 こちらも竹灯籠の灯りと合わせてお楽しみください。
また、11月30日には、地図を使って観光スポットを巡り得点を競う競技「安曇野堀金ロゲイニング 2024 」も堀金地区や穂高地区をフィールドに行われます。参加予定の 約220人の皆さんにも安曇野神竹灯や、開催中の国営アルプスあづみの公園(堀金・穂高地区)の「ウインターイルミネーション2024 光輝く機関車の旅 」 を楽しんでいただきます。
開催に合わせ市内への宿泊や誘客を図り、冬季の滞在型観光の推進につなげてまいります。
この他、 イルミネーションイベントとして、豊科南穂高の安曇野の里でも地元市民有志による「2024Azumino. 光のページェント」が12月7日から来年の1月 31 日まで開催されます。
安曇野を訪れる皆さん、また、市民の皆さんもそれぞれのスタイルで冬のの安曇野を楽しんでいただけたらと存じます。
このたび、安曇野市豊科郷土博物館にいす式階段昇降機を設置いたしました。
11月26日からご利用いただけます。
これまで脚の不自由な方が2階の展示をご覧いただくことが困難でしたが、安全に2階に昇っていただけるようになりました。
現在、豊科郷土博物館では、安曇野市内のお祭りに関する「 MATSURI (まつり)」の常設展示を行っています。
今後もより親しみやすい博物館となるよう努めてまいりますので、多くの皆様のご利用をお待ちしており ます。
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