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市長定例記者会見 令和7年8月19日

記事ID:0131066 更新日:2025年8月20日更新 印刷ページ表示

・令和7年8月19日(火曜日) 午後1時30分から

・本庁舎 4階 会見場​

項目

(1)令和7年9月補正予算(第3号)概要及び令和6年度決算状況、決算に基づく健全化判断比率について
(2)カスタマーハラスメント対策指針等の整備
(3)国スポ・全障スポ設立総会・第1回総会の開催
(4)安曇野市×あずさマルシェ ㏌ LUMINE AGRI MARCHE
(5)安曇野市美術館リニューアルオープン・「ガラス工房40周年記念展」開催
(6)戦後80年平和事業の開催

資料

市長定例記者会見資料 [PDFファイル/8.13MB]

会見内容

皆さん、こんにちは。着座にて失礼をさせていただきます。8月も下旬ということで、だいぶ朝晩の涼しさは増してきましたが、まだまだ蒸し暑い日が続いています。熱中症など、お身体に十分気をつけていただき、お過ごしください。

さて、前回会見から本日まで第25回安曇野戦争と平和展、知覧特攻平和会館出張講話、夏季企画展「日中戦争、太平洋戦争下の安曇野の人々二人の特攻兵と、一人の女子挺身隊員を追って…」の開催など、様々な平和事業を行ってまいりました。また、私も長崎で行われた平和首長会議への出席と原爆資料館を視察してまいりました。戦後80周年を記念し、力を入れて取り組んでいるところです。本日も平和関連の会見項目にございますので、後ほどご説明いたします。

先週14日(木曜)に行われました安曇野花火は、好天に恵まれ、多くの皆様のご参加により開催できました。その他、各地域でのお祭りをはじめ、どのイベントにも多くの人であふれ、地域が大変に賑わったことを大変嬉しく思います。8月23日(土曜)には、安曇野市明科龍門淵公園にて信州安曇野薪能が開催されます。市制施行20周年記念として、安曇野の民話を取材し青木道喜先生が創作された、新作能犀龍小太郎をご覧いただきます。当日券もございますが、前日までお得な前売り券が発売されておりますので、是非お買い求めいただければと存じます。多くの皆様のご来場をお待ちしております。また、8月26日(火曜)からは安曇野市議会9月定例会が始まりますので、引き続き、よろしくお願いいたします。

(1)令和7年9月補正予算(第3号)概要及び令和6年度決算状況、決算に基づく健全化判断比率について

​​​令和7年度一般会計補正予算(第3号)の概要についてご説明いたします。お手元にお配りの令和7年度一般会計補正予算(第3号)の概要をご覧ください。今回の補正予算は、14億6,000万円を増額し、524億9,100万円とするものです。令和7年度後期の予算に過不足が生じることが予測されるもの、事業化の見通しが立ったものなどについて計上しています。

主なものについてご説明します。

歳入になります。地方交付税は普通交付税の交付額の確定により5億1,915万3千円の増額です。国庫支出金は本陣等々力家再生・活用事業に伴う第2世代交付金(地方創生拠点整備事業)880万円の増額、国の物価高騰対策として物価高騰対応重点支援地方創生交付金(令和7年度予備推奨事業メニュー分)4,591万7千円の増額、県支出金は県補助対象となっている15歳までの児童等への給付見込額増に伴う福祉医療給付事業補助金6,600万円の増額が主なものです。寄附金は上半期の寄附の状況からふるさと寄附金3億円の増額が主なものです。繰入金は借換債の発行を一部取りやめたことから減債基金繰入金1億7,800万円の増額が主なものです。繰越金は前年度決算に伴う額の確定により8億8,286万6千円の増額です。諸収入は新型コロナウイルス定期接種ワクチン助成金の廃止等に伴う新型コロナウイルス定期接種ワクチン助成金1億1,349万1千円の減額が主なものです。市債は借換債の発行を一部取りやめたことから借換債の減額、中学校電子黒板更新に伴う情報教育推進事業(デジタル活用推進事業債)1億230万円の増額が主なものです。

歳出になります。総務費では上半期のふるさと寄附の状況から返礼品等の費用として寄附採納事務4億2,960万円の増額、NHK受信料未契約分の確定に伴い本庁舎管理費197万2千円の増額、令和8年度から市民活動サポートセンターを堀金支所へ移設する費用として協働のまちづくり推進事業480万2千円の増額が主なものです。民生費では本年4月から18歳までの子ども、これには障がい児、ひとり親家庭の子どもを含みますが、1レセプト当り500円の自己負担をなくしました。このこと等から受診件数が増加したことにより福祉医療費給付事業1億6,133万7千円の増額、堀金認定こども園雨漏り対策工事等として認定こども園管理費1,295万4千円の増額が主なものです。衛生費では少子化対策として不妊治療の体外受精に新たに取り組む市内医療機関に対する補助金3,000万円の増額等として保健衛生総務費2,630万円の増額、新型コロナウイルス定期接種ワクチンの自己負担額変更による医務委託料の減額等として予防接種事業2,785万円の減額が主なものです。農林水産業費では畜産業者の堆肥舎整備に対する補助金等として畜産振興事業2,125万円の増額、林道長峰線改良事業で過疎債の減額調整等により林道重点整備・維持管理事業1,092万9千円の減額が主なものです。商工費では、本陣等々力家の再生活用事業に係る補助金として受入体制整備事業2,060万円の増額が主なものです。土木費では北穂高に予定している産業団地開発に伴う市道交差点改良事業として市道新設改良事業(産業団地関連)1,743万5千円の増額、市道豊科1級26号線等の事業進捗により市道新設改良事業5,446万7千円の増額、国の社会資本整備総合交付金(公園分)の減額により都市公園等維持管理事業1,410万円の減額が主なものです。消防費では災害対策費75万4千円の減額となっておりますが、防災用品購入補助金における申請者の増加により150万円を増額しております。教育費では三郷小学校長寿命化改良工事における物価スライド条項の適用により小学校施設改修事業2,499万円の増額、黒沢洞合自然公園整備事業における伐採木の増加等に伴い青少年健全育成費1,227万6千円の増額、令和8年度にマウンテンバイクコースで開催される全日本自転車競技選手権大会に向けてコースを一部拡幅するなど社会体育施設管理費1,165万8千円の増額が主なものです。

次に、令和6年度の市の決算状況について説明いたします。お手元にお配りの令和6年度決算概要をご覧ください。なお、決算額につきましては、万円未満を切り捨てて申し上げますので、ご承知おきください。一般会計の歳入決算額は510億3,802万円で前年度比1.2%、5億9,322万円の増、また歳出決算額は498億746万円で前年度比1.1%、5億2,024万円の増となりました。歳入から歳出を差し引いた形式収支額は12億3,055万円、さらに翌年度へ繰越すべき財源を差し引いた実質収支額は9億3,286万円となりました。一般会計の基金残高は197億5,293万円となり財政調整基金については50億円以上(53億7,058万円)を維持しております。また、一般会計の地方債残高ですが、351億3,026万円となり、前年度対比2.9%減、10億4,648万円となっております。

続きまして、令和6年度決算に基づく安曇野市健全化判断比率について、説明いたします。お手元にお配りの令和6年度決算に基づく健全化判断比率についてをご覧ください。健全化判断比率は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定により、監査委員の意見を付して議会へ報告し、公表するものです。まず実質赤字比率、連結実質赤字比率は対象となります一般会計、特別会計、公営企業会計とも黒字決算となりましたので算定されませんでした。また、公債費による財政負担の度合いを示す指標で低いほど財政状況に弾力性があるとされる実質公債費比率は昨年度の8.3%から0.4ポイント改善し7.9%となりました。一般会計等が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する割合を示す将来負担比率は、充当可能財源が将来負担額を上回ったため前年度に引き続き数値は算定されませんでした。今後も安曇野市の将来を見据えながら、健全な財政運営に努めてまいりたいと考えております。なお、説明の詳しい内容につきましてはお配りさせていただきました各資料をご覧いただきたいと思います。

(2)カスタマーハラスメント対策指針等の整備

安曇野市カスタマーハラスメント対策指針等を整備したのでお知らせします。近年、公共サービスに対する市民の皆様からの期待や要求が高まる一方で、対応の範囲を超えた理不尽な言動、いわゆるカスタマーハラスメントが深刻な課題となっています。市民の皆様からの声を丁寧に受け止める姿勢は市役所職員の基本ですが、職員が心身の健康を損なうような対応を強いられていては、本来の業務に支障をきたしかねません。安曇野市では、カスタマーハラスメントの実態を把握するため、本年4月から5月にかけて市職員に対するアンケート調査を実施しました。その結果、直近2年以内にカスタマーハラスメントを受けたと回答した職員は回答者全体の約30%に上りました。また、被害を受けた職員の半数以上が、「乱暴・威圧的な言動」「人格否定・差別的な発言」「窓口や電話での長時間拘束」といったハラスメントを経験していることがわかりました。

このアンケート結果を受け、質の高い行政サービスを継続的に提供し、職員が安心して職務に専念できる環境を維持するため、カスタマーハラスメントに関する対策方針等を策定いたしました。「安曇野市カスタマーハラスメント対策指針」では、カスタマーハラスメントへの組織としての対応の基本的な考え方やカスタマーハラスメントの定義、行為の具体例、それらへの対応を規定しております。「カスタマーハラスメント防止に向けて― 市民の皆様へのお願い ―」については、対策指針と同様、カスタマーハラスメントに対する組織の姿勢を明らかにし、職員をカスタマーハラスメントから守る一方、市民の皆様からの正当なご意見やご要望に対してはこれまでどおり丁寧かつ誠実に対応することを市長名でお約束するものです。なお、「安曇野市カスタマーハラスメント対策指針」及び「カスタマーハラスメント防止に向けて― 市民の皆様へのお願い ―」については、厚生労働省のポスターと併せて市役所窓口等に掲示してまいります。また、対策指針に記載がございますカスタマーハラスメント対応マニュアルにつきましては、関係機関とも調整のうえ、順次整備していく予定です。

以上が、安曇野市カスタマーハラスメント対策指針等の整備についての概要でございます。

(3)国スポ・全障スポ設立総会・第1回総会の開催

7月16日(水曜)の日本スポーツ協会理事会におきまして、令和10年に第82回国民スポーツ大会・第27回全国障害者スポーツ大会の長野県開催が、正式決定されました。これに伴い、信州やまなみ国スポ・全障スポ安曇野市実行委員会設立総会・第1回通常総会を8月21日(木曜)10時から安曇野市役所4階大会議室で開催します。長野県での開催は、昭和53年(1978年)に行われた第33回大会のやまびこ国体以来、50年ぶりとなります。この大会は、令和10年10月1日(日曜)から11日(水曜)の11日間で県下69競技が行われます。

安曇野市では、国スポの正式競技として6人制バレーボール成年女子とウエイトリフティング全種別。公開競技としてダンススポーツ。デモンストレーションスポーツとしてテコンドーが予定されています。また、全障スポではバレーボール身体障がいの部の競技会場となることが決定しています。これから3年後の本大会開催に向けて県、市及び委員の方々と連携して取り組んでいきたいと考えておりますので、市民の皆様にもご協力のほどよろしくお願いいたします。

(4)安曇野市×あずさマルシェ ㏌ LUMINE AGRI MARCHE

本年で4年目となります、JR東日本グループが展開している荷物の輸送サービス「はこビュン」を活用した安曇野市×あずさマルシェ ㏌ LUMINE AGRI MARCHEを9月6日(土曜)、7日(日曜)に新宿駅で開催します。また、今年も株式会社ルミネの農業プロジェクト「ルミネアグリプロジェクト」と連携して実施します。マルシェでは、毎年ご好評の朝どれスイートコーンをはじめとする農産物、おやきやクラフトビールなど、生産者が直接販売いたします。また、南安曇農業高校の生徒の皆様が作りましたトマトジュースなどの加工品を販売いたします。そのほかにも、お米等の景品があたるゲームや抽選会、JREモールのふるさと納税PRなどお楽しみいただけるイベントも開催予定です。

また、昨年に引き続きJR東日本社員のみなさんが、農作業マッチングアプリ「デイワーク」を利用し、安曇野市で農作業支援をしていただきました。今年は6月の桃の袋掛け作業のほか8月にはりんごの絵付け体験にも取り組んでいただきましたので、その様子をマルシェ会場で紹介していきます。

さらに、米どころ安曇野のPRとしまして、9月22日から30日の9日間、JR新宿駅に直結する商業施設「ニュウマン新宿」の5つの飲食店で、安曇野産の新米コシヒカリとわさびを使用したコラボメニューの提供をしていただきます。また、全国から厳選されたお米やご飯のお供などを取り扱うAKOMEYA TOKYO NEWoMan新宿では安曇野産品の販売及び安曇野産新米コシヒカリの試食会も開催いたします。この機会に、安曇野産のお米の美味しさを首都圏の皆様に知っていただきたいと思います。

(5)安曇野市美術館リニューアルオープン・「ガラス工房40周年記念展」開催

昨年度から大規模改修工事のため長期休館をしておりました安曇野市美術館が、8月30日(土曜)にリニューアルオープンします。

オープン当日から、安曇野市制施行20周年記念事業として、「あづみ野ガラス工房40周年記念展」を開催いたします。あづみ野ガラス工房は、旧豊科町と多摩美術大学の連携のもと、1985年に設立されました。多摩美術大学の卒業生がスタッフとして5年間在籍し、研鑽を積みながら、ガラス作品の制作・販売、ガラス芸術の普及活動などを行ってきました。40年間で卒房したスタッフは48名にのぼります。現在は、他の教育機関出身者にも門戸を開き、4名のスタッフが工房の運営を担っています。今回の展覧会には、卒房生と現役スタッフ27名の作品のほか、多摩美術大学の名誉教授、教授、及び退官された教授の作品も特別に出展されます。また、多摩美術大学の在学生の作品や、学生と工房スタッフが共同制作した作品も展示されます。ご自身の表現を確立されたベテランの作品から、これから芸術の世界に歩み出す若手の作品まで、ガラス芸術の今をご覧いただける展覧会です。会期は10月5日(日曜)までで、休館日や開館時間等は、お配りした資料のとおりとなっています。また、9月7日(日曜日)には、あづみ野エフエムが、ミニコンサートやラジオの生放送などを行う、記念イベントを開催します。多くの皆様のご来場をお待ちしております。

(6)戦後80年平和事業の開催

前回記者会見でもお伝えしたとおり、本年度は、戦後80年として様々な平和事業を実施しております。私自身、8月8日(金曜)から8月10日(土曜)まで長崎市で開催されました平和首長会議に出席してまいりました。この平和首長会議は、世界の都市が国境を超えて、核兵器廃絶の市民意識を国際的な規模で喚起し、飢餓・貧困等の諸問題の解消、さらには難民・人権問題の解決及び環境保護にために努力し、世界恒久平和の実現に寄与することを目的としています。現在166か国・地域の8,509都市が加盟しています。会議当日には、世界各国をはじめ、国内加盟都市の首長の参加がありました。9日(土曜)の被爆80周年長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典はもちろん、各種会議に参加し国内外の首長とともに、世界の平和実現に向けた意見交換を行ってきました。改めてこのような平和事業の取り組みが重要であることを実感したところです。

今後の予定としましては、9月6日(土曜)に安曇野市戦没者追悼式及び被爆ピアノ・被爆樹コカリナ平和祈念コンサートを開催します。第1部の戦没者追悼式では、先の大戦で亡くなられた皆様、また内地で戦災により犠牲になられた皆様へ哀悼の意を表するとともに、戦没者を追悼する献花及び黙とうを行います。第2部では、被爆ピアノ・被爆樹コカリナ平和祈念コンサートを開催します。広島の爆心地の近くで被爆したピアノと、同じく広島で被爆した樹木から削り出したコカリナという楽器による演奏により、被爆地広島に思いを馳せるとともに平和への思いを新たにする機会としていただければと思います。同日、会場の豊科公民館ホールのホワイエでは市内の戦争遺跡に関するコンパクト展示も予定しております。

また、9月14日(日曜)から12月28日(日曜)まで安曇野市文書館後期企画展として「手記 80年の時を超えて」を開催します。文書館で収集した学校資料や軍事郵便などから戦時下の暮らしを紐解く企画展です。この展示の関連企画として、9月21日(日曜)に堀金公民館講堂で「昭和100年 清沢洌の視点から」と題し、國學院大學の柴田紳一准教授を講師にお招きして講演会を行います。安曇野出身のジャーナリスト清沢洌は対米開戦に反対し、戦時下の日本の状況を『戦争日記』として書き残しました。この日記は戦後、『暗黒日記』として刊行され、先の大戦を研究する上で貴重な資料となっています。前回お伝えしました豊科郷土博物館では夏季企画展「日中戦争、太平洋戦争下の安曇野の人々 二人の特攻兵と、一人の女子挺身隊員を追って…」を10月5日(日曜)まで開催しております。安曇野市では、引き続き「戦後80年平和事業」として力を入れ、取り組んでまいりますので、多くの皆様に関心をお持ちいただき、ご参加いただければと存じます。

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