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市長定例記者会見 平成28年2月12日

記事ID:0023838 更新日:2016年3月1日更新 印刷ページ表示
  • 平成28年2月12日(金曜日) 午後2時00分から
  • 市役所 共用会議室306

項目

1 平成27年度 安曇野市一般会計補正予算(第6号)について

2 平成28年度 安曇野市当初予算について

3 長野県との協働によるアルプス団地の整備について

4 その他(各課からのお知らせ)

(1)安曇野市制施行10周年記念
「ヒダノ修一with太鼓マスターズコンサート2016 in 安曇野公演」の開催について

会見内容

 どうも皆さんこんにちは。
 マスコミ関係の皆さま方には、日ごろ市政発展のためにいろいろご尽力を賜っておりまして、改めて感謝を申し上げたいと思います。
 市制施行10周年という大きな節目を迎え、いよいよ第2ステージへ向けて持続可能な安曇野市建設のための、しっかりとした土台を作っていかなければならないというように考えておりますし、人口減少時代を迎えて何とか減少幅を食い止めるということで、子育て支援など福祉にも力を入れていかなければいけないという思いで、新年度予算を編成させていただいたところでございます。
 着座にて失礼をさせていただきます。

1 平成27年度 安曇野市一般会計補正予算(第6号)について

 まず、議会が始まるわけですが、平成27年度の補正予算、第6号ということになりますけれども、この概要から説明させていただきます。
今回の補正予算額は9億4,600万円の減額ということでございまして、補正後の予算総額を419億8,300万円とするものであります。
主な内容につきましては、27年度予算で、取り組んでまいりました事業の決算額を見込み、歳入・歳出予算で必要な補正を行なうものでございます。また、合わせて、国の補正予算に伴う予算を追加させていただきました。

 まず、地方創生加速化交付金を活用しました、市の創生総合戦略事業予算の追加がございます。「しごと創生」につながる、官民協働・連携事業として、外国人旅行者の誘致を図るための事業、また、市の特産品の「わさび」の販路拡大経費として4,442万円を追加するものであります。
 2つ目が、マイナンバー制度の施行に伴う、市の情報システムの強靭化向上と不正アクセス対策の強化を実施するものでありまして、予算は3,750万4千円の追加をさせていただきました。

 また、議会へは安曇野市の山岳環境整備基金条例を上程いたします。合わせて、補正予算で「大天荘」の民間譲渡をさせていただきました。この売却額が1億1,988万円になりますが、これを全額積立をしまして、今後の山岳観光、登山道整備などの財源に活用していきたいというように考えております。

 歳入補正につきましては、27年度決算を見込んだ補正を行なったところであります。繰越明許費、債務負担行為については、必要な補正を行なうものでございます。                          
 27年度予算の補正についての説明は以上でありますけれども、今、申し上げました内容も含めまして、詳細はご配布を申し上げました内容のとおりでございますので、ご覧をいただけたらと思います。

2 平成28年度 安曇野市当初予算について

 平成28年度一般会計当初予算編成にあたって、非常に経済が低迷をしております。中国や新興国の経済が減速傾向にあり、我が国の経済に及ぼす影響に大変不安もございますし、また、円高が続いている、あるいは株価が値下がりしているというような状況にございます。

 こういった中ではございますけれども、国の総合戦略にあわせながら、本市といたしましても今年度策定をさせていただきました「安曇野市まち・ひと・しごと創生総合戦略」、以下、「総合戦略」と略させていただきますけれども、この計画に基づきまして、当該計画を確実なものとするために、各種施策を積極的に実践するための予算を編成したところでございます。

 28年度一般会計の概要について、若干説明をさせていただきます。また、金額につきましては、万円未満を切り捨てまして、10万円単位で説明をさせていただきます。
詳しくは、新年度予算編成の内容等をご覧いただきたいと思います。

 歳入歳出の総額についてでございますが、昨年度の当初予算対比2.3%、9億6,000万円の増額ということになります。総額では427億円ということで、3年連続して400億円を超える大型予算となりました。

 歳入の主なものとしましては、市税が昨年度対比1.9%増ということで114億860万円を見込みました。また、地方交付税につきましては、対前年度対比0.9%増ということで109億円を見積もりました。地方債は対前年度対比1.8%減を見込んで52億8,790万円としております。

 また、今年度好評をいただいいておりました「ふるさと寄付金」は7億円を超えているわけですが、今年度の実績等を勘案して、また不確定要素もございますので、当初予算には5億円を計上させていただきました。

 次に歳出の主なものにつきましては、総合戦略で位置づけた4つの基本目標のうち、人口減を抑えて、何とか人口増につなげていきたいということで、大きなウエイトを占めております「安心して出産し子育てできるまちをつくる」、また「いきいきと暮らせるまちをつくる」の分野で、ハード及びソフト事業を重点的に実施をしていきたいと考えております。

 当面どうしても合併以来の約束事であるハード事業を整備しながらソフト事業につなげていきたいという思いがございまして、ハード・ソフトをバランスよく運営をしていかなければいけないという考えは持っておりますが、やはりハード事業の整備というものは、避けて通れない課題でございますので、引き続き、まず「安心して出産し子育てできるまちをつくる」の分野のハード事業といたしましては、計画的に進めてまいりました保育園の整備でございますが、三郷北部、また明科南保育園建設事費で、5億40万円。これは1年だけで済むということでなくして、計画的に5園建設していくことになりますし、条件が整ったところから実施をしていくことになります。

三郷交流学習センター建設事業費が、5億9,460万円、約6億円ということです。それから小・中学校の天井や照明等の非構造部材の耐震化工事及び中学校大規模改造工事で、5億1,200万円となっております。これらのハード事業は、どうしてもやっていかなければいけない事業ばかりでございます。

 また、ソフト事業におきましては、本市独自の重点子育て支援策として今年度から実施しております、保育所を利用せずに家庭内保育を実施している第2子以降の児童に月額3,000円を支給しております。「ミルク代」というような位置付けでございますが、おそらく県内ではこういった事業を実施しているのは、安曇野市だけではないかと思っております。こういったことで、子育て支援手当支給事業が、4,010万円を計上させていただきました。また、長時間保育事業及び一時預かり保育事業で、1億670万円を、そして小規模保育事業所の施設整備の一部を補助する事業が4,400万円となっておりますが、公設でない民間保育園への補助ということで、これらの事業に対しても、ある面では子育て支援の先進的な取り組みではないかというように考えております。

 次に、「いきいきと暮らせるまちをつくる」の分野におきましては、市民の皆さまの健康寿命を延ばすために、各世代の検診や病気予防を強化する事業として、後期高齢者医療人間ドック助成事業、また、若年者検診、節目肝炎ウイルス検診、高齢者インフルエンザ予防接種の費用として、引き続き9,900万円を計上し、自らの健康は自らが守るという意識の向上に努めてまいりたい。そして、少しでも医療費が抑制できたらという思いがございます。

 次に、総合戦略の7つの重点施策の一つとして位置づけさせていただきました、外国人旅行者を含む観光誘客分野のハード事業といたしましては、しゃくなげの湯整備事業及び周辺整備事業で、13億9,030万円。また、ファインビュー室山及びほりでーゆから四季の郷改修工事、安曇野の里湧水探索路改修工事、また、穂高駅前街路灯リニューアル工事等で、2億3,700万円を計上させていただきまして、観光振興に取組みたいということでございます。

 さらに、ソフト事業といたしましては、参加者の皆さま方から非常に高い評価をいただいております信州安曇野ハーフマラソンの第2回の開催に向けた補助金が2,620万円。これを何とか全国一のハーフマラソンの評価を得るような努力をしていきたいという思いがございます。それから、安曇野市の特産品でございます天蚕振興事業外5事業で、3,420万円を計上させていただきました。

 また、継続事業の主なものといたしましては、地域経済活性化住宅助成事業、いわゆるスマイル応援制度でございます。45歳以下の皆さん方が市内の工務店、建設業者等をお使いいただく場合には、50万円の補助制度でございますが、新築住宅は年々増加をしていく傾向にございます。ただ、住宅数は増えても人口が減っていくというような変則な状況もございますが、何とかこれによって若者から安曇野に定着してもらいたいという思いで、7,670万円を計上させていただいたところでございます。一定の経済効果が上がっているということで、それぞれの団体、市民の皆さんから継続を願う声も大きく寄せられております。

 また、松くい虫の被害対策事業に2億3,390万円を計上させていただいたところでございますが、毎年1億円を超える一般財源の持ち出しがあるというようなことで、今後、28年度の1年は実施をしながら29年度に向けてどういった方式が良いのか、内容については、それぞれ担当のところで十分に検討するように指示をしてございます。

 最後になりますけれども、総合戦略の基本目標及び重点施策の内、平成28年度に具現化した新規施策の主なものとしては、新たな雇用を生み出す施策として、市内に本社機能を移転した企業を支援する事業に、僅かではございますが100万円を計上いたしました。

 そして、いきいきと暮らせるまちの施策として、市内の一定地域で新たに住宅を建築、または購入する方々に対して、1戸あたり20万円を助成することにいたしました。これは先ほど申し上げました、地域経済活性化スマイル応援制度にあわせてコンパクトシティをできるだけ形成をしていきたいという思いもございまして、旧市街化周辺、駅周辺といいますか、住居専用地域に家を求める方々に対しては、購入費として20万円を補助ということで、計70万円の補助というようなことにもなります。これを3,500万円計上させていただいたところであります。

 さらに、安曇野ブランドの積極的な情報発信施策として、ふるさと寄付者とのつながり事業に1,170万円を計上させていただきました。これは、ふるさと寄附をいただいた皆さんに、それぞれ情報を発信しながら、安曇野に再び、三度訪れていただきたい。できることなら、安曇野に住んでいただきたいという思いも込めて、情報発信等に努めてつながりを深くしていきたい、こんな狙いがございます。

 私からは大雑把といいますか、主な内容については以上でございますが、詳細につきましては、資料をご覧いただきというように思います。また、細かい内容については、この後、財政担当の方で見解等、あるいはそれぞれのところで情報を収集していただけたらということでお願いを申し上げます。

3 長野県との協働によるアルプス団地の整備について

老朽化による環境整備が課題となっておりました県営・市営のアルプス団地について、県が県営住宅5棟102戸の建替を平成28年度から順次行うという方針が示されました。市営住宅の入居者にも移転をしていただくとともに、25年後には市営住宅として管理する「協働建替事業」として実施することで、細かいところまでしっかりは詰めてはございませんけれども、大方の協議が整いました。

かねてから、地元の区長さんはじめ、地域の住民の皆さん方から大変古い団地が点在しているということで防犯上、環境上も非常に良くないというお話をうかがってまいりました。
 だいぶ古くなっておりまして下水道の完備もできておりませんし、屋根も傷んでくる、内部も傷んでくるというようなことで、市としても何とか建替の計画を立てて、具体的に建替ていかなければいけないということで検討しておりましたところ、県からの話もございまして、協働で建替事業を進めていくということになっております。

県営アルプス団地につきましては、昭和40年代の建築ということで入居戸数は42戸、市営住宅も同年代の建築で入居戸数は42戸ということで、合計84戸に入居されています。建築から50年近く経過しておりまして、老朽化と点在入居となっていることから住環境の改善が、県も市も急務となっておりました。

公営住宅のあり方を踏まえまして、市町村への移管協議が整った県営住宅について建替を行う方針として県が進めてきておりましたけれども、県営アルプス団地における将来の管理と公営住宅のあり方について協議をさせていただきましたが、市営アルプス団地入居者について、建替後に県営アルプス団地に移転をしていただくことになります。協働で建て替えを実施するわけですが、建築後25年後には県営住宅の譲渡を受けるということになります。

 ただ、鉄筋コンクリートということでありますので、60年くらいはもたせなければいけない。この間、管理運営についてはしっかり県と調整を図りながら25年後に受ける時には内部のリニューアル等、しっかりしていただいて受け渡していただくような内容にしなければいけないというように考えております。
いずれにいたしましても、市においては、アルプス団地以外にも約100戸、老朽化した市営住宅にお住いの皆さんがいることから、住環境整備に向けて、今後、計画を具体的に作成しながら取組んでいかなければいけない課題であるというように考えておるところであります。

4 その他(各課からのお知らせ)

(1)安曇野市制施行10周年記念
 「ヒダノ修一with太鼓マスターズコンサート2016 in 安曇野公演」の開催について

 これも市制施行10周年記念の一環でございますが、「ヒダノ修一with太鼓マスターズ コンサート2016in安曇野」を、この3月5日の土曜日に、穂高交流学習センター「みらい」において開催をいたします。これは、図書館交流課が実施をするわけですが、穂高交流学習センターの多くの利用者の皆さん方から、希望の多かった本格的な和太鼓のコンサートということで、10周年の記念イベントの一環として開催をいたします。

 リーダーの「ヒダノ 修一」さんについては、2002年サッカーワールドカップ、日韓大会の決勝戦のオープニングセレモニーでソロ演奏をされたというように報告を受けておりますし、国内はもとより、海外でも幅広い活動をされている「太鼓ドラマー」というように聞いております。和太鼓音楽に西洋音楽の手法を採り入れながら、強く、楽しく、美しいステージを展開するプロ集団ということで、この公演は、先ほど申し上げました市制施行10周年を飾るにふさわしい講演になるのではないかと期待をしておるところでございます。

公演前のワークショップにつきましては、すでに定員に達し、申し込み受付を終了いたしましたが、コンサートのチケット販売については、現在、「みらい」の窓口で行っておりますので、多くの皆さん方の鑑賞をいただければということで、ご案内を申し上げました。ぜひ、マスコミ等で宣伝をしていただければというように思っております。

 私からは以上で、新年度の予算等について報告をさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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