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市長あいさつ(令和元年6月定例会)

記事ID:0054166 更新日:2019年6月4日更新 印刷ページ表示

 皆さま、おはようございます。

 本定例会の開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。

 本日、令和元年安曇野市議会 6月定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては、お忙しい中ご出席を賜り、お礼を申し上げます。

 

 新天皇が即位され、「令和元年」の新時代が幕開けしました。5月1日、日本国中が祝賀ムードに包まれる中、安曇野市においては、婚姻及び出生の届け出をされた皆さまに植物苗に私のメッセージを添えてお渡しました。
 39件もの届け出があり、新時代のスタートと共に大変喜ばしい限りでありました。 

 また、令和になり初めてとなる第5回信州安曇野ハーフマラソンが一昨日開催されましたが、天候にも恵まれ、遠くは北海道、沖縄からハーフマラソンの部 5,224名、ファミリーランの部、316組680名の総勢5,904名、この内完走者は、5,734名で、多くの方々が初夏の安曇野を駆け巡り、楽しんでいただけたことと思います。実行委員会をはじめ750名を超えるボランティアや応援いただきました全ての関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
 

 この第5回記念ハーフマラソンに合わせた関連イベント「中村勘九郎さんと有森裕子さんのトークショー」には550名が来場され、盛大に開催することができました。

 加えまして、現在、第36回全国都市緑化信州フェアが開催されています。

 4月28日には、サテライト会場の三郷文化公園で、ガーデンデザイナーの吉谷桂子さんやオリンピック柔道銀メダリストの篠原信一さんらをお招きし、『信州花フェスタ2019記念シンポジウムin信州安曇野』を開催しました。定員を超す350名が来場されました。

 また、サブ会場の国営アルプスあづみの公園には、10連休となったゴールデンウィーク中に、前年対比で150%となる9万3千人が来園されました。
 5月4日には、第15回あづみの公園早春賦音楽祭も行われ、花壇や関連イベントなどを大いに楽しんでいただけたことと思います。 

 5月20日には、秋篠宮家の長女・眞子さまが「全国都市緑化祭」の出席に合わせて安曇野市を訪れ、国営アルプス安曇野公園と市天蚕センターなどをご視察されました。

 5月26日には、メイン会場とサブ会場を合わせた来場者数が50万人を超え、当初の目標を達成し、50万人目の来場者に花束と安曇野産・バイオのパソコンを記念品として贈呈しました。

 バラの開花時期を迎え、本庁舎周辺の会場にも多くの皆さまにご来場いただいており、16日の閉幕まで、あとわずかとなりましたが、十分にご堪能いただきたいと思います。

 これらのイベントに関係された皆さまの心からのおもてなしとご協力に改めて感謝申し上げます。

 

 さて、議会の開会にあたり、市政の取り組み状況等について、主要施策を中心にその概略を報告させていただきます。

 本年度は、実施計画等で積極的に強化すべき12施策と最適化に向けて見直すべき3施策を「重点化施策」として位置付けております。

 

 まず「健康づくりの推進」についてです。

 自転車を日常生活の移動手段として活用することにより、どの程度、健康増進に寄与するのか検証する「自転車活用による健康づくり実証実験」が4月から始まりました。

 初回は24名の方が参加され、松本大学の協力のもと、活動量計などを用いた基礎体力測定や栄養指導などを行いました。

 今後、3年間の予定で実証実験を行ってまいりますが、本年度は10月まで、元オリンピック選手の小林可奈子さんによる安全指導やツーリングなども行い、効能を確認し、成果をもとに全市的に自転車を活用した健康増進を推進してまいります。 

 さらに、サイクリングコースの設定やサイクリング教室の開催など各事業と並行させながら、多くの市民の皆さまに自転車に親しんでいただけるように取り組んでまいります。

 

 次に「高齢者福祉の充実」についてです。

 元気な高齢者を増やすため、昨年度に新設した「アクティブシニアがんばろう事業」について、平成30年度は、72団体、約1,500名の皆さんが関わりながら事業を実施しました。この内、新たに32団体が補助金を申請されました。

 本年度の申請受付も始まっており、多くの団体に補助金をご活用いただき、地域での活発な高齢者活動が展開されていくことを期待しております。

 

 次に「出産・子育て支援の充実」についてです。

 4月から産婦健康診査が開始されました。この事業は産後2週間と1カ月の出産後間もない時期の産婦に対して、健康診査に係る費用を助成するものです。

 また、この健診により、支援が必要な方が産後のケアを利用しやすくするために、宿泊型の産後ケアについては、利用期間を、出産による入院終了後30日間から120日間へ拡大し、母乳相談については有効期限を産後6カ月未満から1年未満に拡大いたしました。

 産後支援の強化により、産後うつの予防につなげるとともに、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援を目指してまいります。

 

 次に、認定こども園・幼稚園遊戯室への空調機の設置工事についてです。

 平成30年度事業として、南穂高、三郷東部、アルプス、堀金の各認定こども園の空調機の設置が完了しました。

 残り10園については施工中であります。いずれの園も6月末までに工事を完了し、この夏に備えます。

 

 次に、明科南認定こども園の新築工事は、4月に基礎工事が完了し、5月から本体の鉄骨工事に着手しました。

 現在、鉄骨組み上げ工事がほぼ終了し、建物の全体が見えてきております。今後も安全を第1に施工を進め、12月末の完成を目指してまいります。

 

 次に「安曇野ブランド発信の強化」についてです。

 「信州安曇野田んぼアート」が、この2日から9月29日まで開催されております。

 図柄は、NHK大河ドラマ「いだてん」をテーマとしており、ハーフマラソンの開催に合わせて、中村勘九郎さんと有森裕子さん他、子供達による田植えイベントなども行われました。

 展望台からの観覧は、6月15日から9月28日まで3カ月半の長期間となりますが、安曇野市に新たな観光スポットが加わったことで、多くの方々にご来場いただき、全国に向けて安曇野を発信してまいります。

 

 次に「景観の保全と育成の推進」についてです。

 合併前に各町村が設置した観光・公共施設の案内板などの表示内容やデザイン、設置方法を統一するため、昨年度に「サインガイドライン」を策定しました。

 ユニバーサルデザインを採用し、多言語表記としてインバウンドへの対応が可能となり、案内不足が解消されるほか、都市景観の質的向上に効果が期待できます。

 昨年度から順次整備を進めておりますが、本年度は、都市再生整備計画事業により、主に明科駅周辺地区の駅前広場などサイン整備の必要箇所等の洗い出しと設置計画案を作成してまいります。

 

 次に「水環境の保全・強化・活用」についてです。

 松本盆地の貴重な地下水源を保全するため、関係市町村及び長野県で構成するアルプス地域地下水保全対策協議会では、昨年度、地下水保全・かん養に関する5つの指針を制定しました。

 広域的な連携を図り、地下水資源の保全・涵養、水質の保全等の取組みを進めてまいります。

 

 次に「良質な住環境の整備」についてです。

 「安曇野市耐震改修促進計画」の取組の一つとして、住宅の耐震性能を確保するため、耐震診断及びその結果に基づく耐震改修の促進を図っています。

 多くの皆さまから、耐震診断や耐震改修工事等の申し込みをいただいており、昨年度は耐震診断300件、耐震改修または建替え工事の補助25件を実施しました。安全確保に向けて、補助制度を大いにご利用いただきますようお願いします。 

 市では、申し込みのあった耐震診断等を、建築士事務所協会と連携して、できる限り早期に完了するよう取り組んでまいります。

 

 次に「移住・定住の促進」についてです。

 本年度、空き家所有者に対して意向調査を実施します。この結果に基づき「空き家バンク」の登録物件の増加を図り、移住希望者への住宅供給に取り組んでまいります。

 今後、空き家の利活用に向けて、仲介事業者を対象とした勉強会を開催してまいります。

 このほか、地域未来投資促進法を活用したあづみ野産業団地北側の用地拡大については、国から重点促進区域の指定同意を受けたことから、令和4年度の完成を目指し、関係者と調整を進めてまいります。

 市内での産業振興と就労確保の充実を図ってまいります。

 また、過度な東京圏等の一極集中の是正と地方の担い手不足を解消するために、一定要件の備わった移住者の就業に対して助成金を交付するUIJターン就業移住事業の関係費用を本定例会の補正予算に計上させていただきました。この事業は、地方創生推進交付金を活用し、取り組んでまいります。

 

 次に「学校教育の充実」についてです。

 世界で活躍できる人材の輩出を目的とした「中学生海外ホームステイ交流派遣事業」では、中学生14名を3月に10日間の日程でオーストラリア・メルボルン市へ派遣しました。

 先日の帰国報告会では、派遣先での貴重な体験とともに、生徒が決めた自身の課題への取り組みの様子を発表していただきました。

 5年間で派遣した中学生は延べ70名に達しております。この経験が糧となり、各々の目標の実現に向けて研さんに励まれることを大いに期待しており、本年度も引き続き事業を実施してまいります。

 さらに、市内小学校普通教室へのエアコン整備事業につきましては、すべての小学校において工事に着手し、本年度中のしゅん工を目指しております。

 なお、中学校へのエアコン設置につきましては、現在、設計を行っており、来年度の当初予算に事業費を計上させていただきたいと考えております。

 

 次に「生涯学習の推進」についてです。

 生涯学習の推進の一環として、4月に「生涯学習情報~Link(リンク)~」を発刊いたしました。

 この情報誌は、公民館や体育施設、交流学習センター等生涯学習施設の案内や市民サークル・団体の紹介、リーダーバンクの情報等を掲載した冊子で、市民が生涯学習情報を一括して入手できるようになっております。

 第2次安曇野市生涯学習推進計画の基本理念「~ふるさと安曇野をまるごと学びの場にして生きる~」につながる、“学びのきっかけ”づくりに役立てていただきたいと考えております。

 

 次に「スポーツ活動の充実」についてです。

 「信州安曇野ハーフマラソン」が、第5回の記念大会を迎えるにあたり、オリンピックメダリストで安曇野市スポーツ大使の有森裕子さんを講師に招き、4月28日、「ランニングクリニック」を堀金小学校体育館及び校庭で開催しました。

 120名の方が受講し、「有森裕子スポーツ大使」から、走るための基礎知識や大会に向けてのトレーニング方法、ウォーミングアップやランニングフォームなどを幅広く学んでいただきました。

 また、かねてより要望してまいりました聖火リレーにつきましては、東京2020オリンピック聖火リレーの長野県ルートが6月1日発表され、安曇野市は、2020年4月3日金曜日、県内2日目に、6番目の市町村として聖火が通過することとなりました。

 県内77市町村の中で、安曇野市が聖火リレー実施14市町村の中に選ばれたことは大変光栄であると考えております。

 市内ルートの詳細は検討中ですが、オリンピックの機運を盛り上げるためにも実行委員会を立ち上げ、なるべく多くの方々に参加いただき、安曇野を感じていただけるようなコース設定を行い、安曇野市を全国、世界にPRしていきたいと考えております。

 聖火リレーの実施につきまして、今後、組織委員会、県の実行委員会、警察、周辺住民の方々等との調整が必要でありますが、オリンピック・パラリンピックの機運と地域を盛り上げるためにも、議会をはじめ市民の皆さまのご協力をお願いいたします。

 

 次に新総合体育館の建設につきましては、5月7日に入札公告を行い、総合評価落札方式による一般競争入札での施工者決定に向けて、作業を進めております。

 現在は、入札参加資格の確認がなされた業者によって、『技術提案書』等の作成が進められているところです。

 今後は、6月24日から「技術提案書」等の受付を開始し、総合評価審査委員会の審査を経て、9月上旬には落札候補者を決定してまいります。

 また、新総合体育館の事業に合わせ、周辺の道路整備を進めております。本年度は、昨年度に引き続き用地補償を進め、道路工事に着手する予定です。

 

 次に「交流活動の推進」についてです。

 4月1日、安曇野市市民活動サポートセンターが本庁舎内に移転しました。

 本年度から始まる「第2次安曇野市協働のまちづくり推進基本方針及び行動計画」の具現化に向け、情報の収集・提供、相談、コーディネート等の事業に取り組んでまいります。

 協働のまちづくり推進のため、多くの皆さまのご利用をお願いいたします。

 

 次に「防災体制の充実」についてです。

 災害時の避難所運営を円滑に行うことを目的として、「指定避難所運営マニュアル」を本年3月に策定しました。

 大規模災害が発生した場合、家屋の損壊やライフラインの途絶等により、自宅での生活が困難となり、多くの方が避難所での共同生活を余儀なくされます。

 市災害対策本部は、災害の状況を判断したのち、指定避難所の開設を決定し、避難生活が開始できる準備を整えますが、ここでの生活は、避難者同士が協力して行っていただく必要があります。

 今後、各地区で実施される防災訓練の際に、避難所の運営訓練を取り入れていただきたいと考えております。

 

 次に「農林業の振興」についてです。

 市では、畑作園芸振興として、機械化による栽培ができ、稲作に代わる収益性の高い土地利用型作物として「玉ねぎ」を重点作物に位置付けています。

 本年度の作付面積は、前年対比120%、54ヘクタールと目標値を上回っており、今後も生産拡大を図ってまいります。 

 また、消費者に向けては、地産地消をアピールし、生産者との結びつきを強めるため、「玉ねぎ祭り」が6月15日と16日、市内19カ所の圃場で開催されます。

 本年度は、参加団体が2団体増え、収穫体験と20キログラムネット袋詰めを2,000円で直売しますので、多くの方にご来場いただきたいと思います。

 

 次に、地域ぐるみで行う水路清掃、農道補修、農村環境保全のための植栽、水路の長寿命化工事等に対して、国・県・市が支援する多面的機能支払交付金制度は、本年度2期目を迎えます。

 市内の56団体が制度を活用し、集落内の農用地、水路、農道等の保全管理活動等を行っています。

 現在、事務負担の軽減、合理化に向けて、組織の広域化に取り組んでおり、本年度は34団体が5地域で広域協定を結ぶこととなりました。

 4月には穂高有明地域において4団体が広域組織を立ち上げ、残る豊科、三郷、穂高、明科地域でも、広域協定が結ばれ、6月中に広域組織設立総会が開催される予定です。

 

 次に、「森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律」が、本年3月の国会で可決され、4月1日から施行されています。 安曇野市においても秋以降に、この森林環境譲与税が配分される予定です。

 この使途については、昨年5月に成立した「森林経営管理法」により、市町村主導による未整備森林の解消を目指すため、市が所有者に代わって行う森林整備や、所有者の経営意向調査、境界画定(かくてい)、人材育成や担い手確保、また木材利用の促進や普及啓発の財源として充てられます。

 譲与税については、基金を設けて適切に管理してまいります。

 

 次に「観光の振興」についてです。

 ゴールデンウィークの観光客の入り込み状況は、おおむね好天に恵まれ、大勢の観光客らでにぎわいました。

 市内の主要な観光地である大王わさび農場等を中心とした安曇野わさび田湧水群一帯では、前年対比114%となる約10万4千人が訪れました。また、山岳観光においては、山小屋での宿泊数は前年対比145%、約2,800人と好調でした。

 また、観光客が市内を周遊しやすくし、滞在時間を増やしていただくため、観光協会が主体となり、シェアサイクルシステムを4月から稼働させています。開始1カ月間で、前年対比の2倍を超える106件の利用がありました。

 本年度は、自転車25台を追加し、総台数を50台とし、サイクルステーションを市内16カ所に設けて運用していく予定で、観光客がより利用しやすくなるものと考えております。

 今後、松本市等との広域連携、相互乗り入れ等について検討してまいります。

 

 次に「その他」事項としてご報告申し上げます。

 池袋・大津市での自動車事故や川崎市の殺傷事件など尊い命が失われる事件や事故が多発しており、心より犠牲者の皆さまのご冥福をお祈り申し上げます。

 高齢者の運転免許の返納が大きな社会問題となっている中で、市内においては、今年になって例年を上回るペースで、交通事故が発生し、既に3名が尊い命を失っております。

 このような現状から、市といたしましても、警察、交通安全協会等関係機関や団体との連携を一層深め、安全で安心な市民生活のための各種対策を強化してまいります。 

 また、高齢者の特殊詐欺被害が相次ぎ、1000万円余りの被害が生じるなどの事件が発生していることから、4月から、特殊詐欺等被害防止対策機能のある固定電話機や電話機に接続して用いる機器を購入した65歳以上の方に対して、購入額の2分の1、上限5千円を補助する制度を設けました。

 既に、申請受付を開始しており、被害を未然に防ぐため、大勢の皆さまにご活用いただけるよう努めてまいります。

 

 次に、穂高広域施設組合の「新ごみ処理施設」の建設工事の進捗状況でございます。3月から5月末にかけて、地盤改良工事を実施し、現在基礎工事に入っております。

 地盤改良工事は、大小合わせて212カ所で実施しましたが、心配していた湧水は工事に支障なく、順調に進んでいます。

 7月末までの予定で基礎工事を行った後、8月中旬頃から鉄骨の搬入が始まる見込みで、今後も事故がないように進めてまいります。

 次に、地域高規格道路「松本糸魚川連絡道路」についてです。

 昨年度、課題の共有、必要性の確認、複数ルート案の比較評価など、5つの段階を踏んで、地域の理解が得られるルートを選定していくとの県から新たな進め方が示されました。

 第1段階としまして、6月9日、市役所において、市民の皆さま、関係者を対象に県と市が合同で事業の進め方、必要性、整備効果などについて説明会を行うこととなっております。

 市としましても、引き続き、議会の皆さんと連携を図りながら事業促進に努めてまいります。

 

 次に、梓橋の改修につきましては、約2万人の署名を添えて、平成26年12月定例会に「改修を求める請願書」が、安曇野市議会に提出されました。 

 これを受け、市では交通量調査、梓橋を通過する車両の「起終点調査」を行い、調査結果を梓橋の管理者である松本建設事務所に情報提供いたしました。

 県は、この調査結果を参考に、梓橋周辺の渋滞対策を検討したところ、完全3車線化は、渋滞対策として一定の効果があると判断し、昨年度に国土交通省河川管理者との協議を行い、本年度、県事業として梓橋の完全3車線化が事業化となりました。一日も早い完成を期待するものです。

 

 次に、水道事業については、施設の老朽化対策、耐震化等を計画的に進めており、豊科・明科地域整備事業は継続して実施します。また、有収率の向上を図るため、堀金地域において漏水調査を実施してまいります。

 下水道事業は、計画した管渠整備が昨年度で終了し、今後は施設の維持管理が主体となります。引き続き下水道接続促進補助金制度を未接続の皆さまに活用いただき、水洗化の向上に努めてまいります。

 また、市内に設置してある下水道マンホールのふたは、旧町村で制作したものを使用しており、更新時期を迎えていることから、6月7日までふたのデザインを募集しております。

 新たなデザインマンホールにより、下水道事業に関心を持っていただくとともに、安曇野の魅力を発信してまいります。

 

 次に、平成30年7月、健康増進法の一部を改正する法律が成立し、望まない受動喫煙を防止するための取組が、マナーからルールへと変わります。

 これを受け、すでに敷地内禁煙となっている学校・認定こども園に加え、7月1日からは市役所本庁舎・児童館・各支所・保健センターなどを敷地内禁煙とさせていただきます。

 既に広報・ホームページ等でお知らせしていますが、これに加え各施設の掲示等でもお知らせいたします。

 なお、公民館や体育館・美術館などの施設の取り扱いは、来年4月からとなりますので、皆さまのご協力をお願いいたします。

 

 以上、重点化施策等の取り組み状況について報告させていただきましたが、諸事業の財源となる「ふるさと納税制度」について述べさせていただきます。

 全国から多くの、そして貴重なご寄附をいただいた結果、昨年度は、寄附件数2,964件、寄附額は6億1,399万3千円に上りました。

 前年対比で、件数で1,358件の減、寄附額で2億7,476万2千円の減額となりました。

 

 今後も、多くのご寄附をいただけるよう、魅力ある地場産品を取りそろえ、安曇野市を全国に発信するとともに、地域産業の活性化につなげてまいります。

 また、頂戴しました貴重な浄財は、寄附をされた方々の思いを受け止め、本市の目指すべき将来都市像「北アルプスに育まれ共に響き合う 田園産業都市 安曇野」を実現するため、重点事業等に活用させていただきます。

 なお、平成30年度は当初予算計上分として2億円を公共交通事業や子育て応援手当給付事業をはじめ16事業に充当したほか、補正予算対応分として8億268万5千円をふるさと寄附基金から繰入れ、認定こども園、幼稚園へのエアコン設置に活用させていただきました。

 今後も小中学校へのエアコン設置に活用させていただく予定です。

 

 さて、本定例会に付議を予定している案件は報告事項16件、議案7件となります。

 議案については、条例関係5件、補正予算2件です。

 

 条例は、安曇野市森林環境譲与税基金条例などが主なものです。

 補正予算のうち一般会計補正予算につきましては、1億3,900万円を増額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ412億8,900万円とするものです。主な内容は、都市計画道路(吉野線)に関わる街路整備事業費、明科南認定こども園の駐車場整備費の追加などによるものです。

 

 以上、よろしくご審議いただきますようお願いします。

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