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市長定例記者会見 令和3年2月10日

記事ID:0068754 更新日:2021年2月10日更新 印刷ページ表示

・令和3年2月10日(水曜日) 午後4時から
・本庁舎 共用会議室305

項目

(1)令和2年度安曇野市一般会計当初予算について
(2)令和2年度一般会計補正予算(第10号)について
(3)令和2年度2分の1成人記念 安曇野市人権・平和特別授業~kizuki~【学校学習編】の実施について
(4)その他

  • 新型コロナウイルスワクチン接種体制について
  • 安曇野市防災講演会の会場変更について

資料

会見内容

 1.令和3年度安曇野市一般会計当初予算について

 令和3年度当初予算につきましては、昨年9月に「予算編成方針」を策定し、これまで全庁を挙げて編成作業に取り組んでまいりました。

 令和3年度は、市役所本庁舎建設以来の大型建設事業となる新総合体育館の竣工を迎え、令和2年度に完成した新ごみ処理施設の建設と合わせ、新規大型施設への投資的基盤が大方、完了する年であります。ソフト事業とハード事業のバランスを計りながら安曇野市が目指す将来都市像の実現に向け、確固たる財政基盤を継続することが必要となります。
 令和3年度においては、新型コロナウイルス感染症による市内経済への不安要素があるなか、基金財源など持続可能な財政基盤を確保しつつ、職員一人ひとりの創意工夫により、安曇野市の魅力を最大限発揮し得る効果的な予算編成を実施しました。

 令和3年度の予算案の総額は、411億円で、前年度の当初予算421億8,000万円と比較し、10億8,000万円の減額、率にして2.6%の減であります。この予算案を、仮に“ひとこと”で申し上げるなら「 未来につなぐ堅実・継続型予算 」ということになろうかと思います。

 それでは、予算案の主だった内容をご説明申し上げます。

 まず歳入ですが、市税(106億6,636万6千円)については、新型コロナウイルスによる景気後退の影響などから、個人、法人市民税の減収、固定資産税では、3年に1度の評価替えによる土地・家屋に対する評価額の見直しなどの減収により、全体で前年度比10億8,068万7千円の減額を見込んでおります。

 地方交付税については、普通交付税の合併による特例措置分が無くなる一方、令和2年度に実施された交付税検査での錯誤額における増額などから98億円とし、また、特別交付税は前年同額の6億円、前年度比1億5,000万円増額の104億円を見込んでいるところであります。

 寄附金は、前年度比500万円増額の3億500万2千円を計上しました。このうち、ふるさと寄附金は3億500万円を見込んでおり、うち500万円は、燕岳テント場トイレ整備事業におけるクラウドファンディング分であります。

 また、市債(38億6,180万円)については、穂高北部児童館整備事業や市道新設改良事業などに係る旧合併特例事業債の発行はありますが、大型施設整備事業の完了により、全体で前年度比22億4,910万円減額を見込んでおります。

 続きまして、歳出であります。

 まず、新型コロナウイルス感染症対策にかかる事業から申し上げます。「新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業」(6,206万6千円)では、新型コロナウイルスワクチン接種に伴う、接種券等の印刷、市民からの接種予約、相談窓口、システムへのデータ入力を行い、ワクチン接種を円滑に進められるよう、体制を確保してまいります。そして、新型コロナウイルスワクチン接種対策事業(2億5,720万6千円)では、国で定める接種順位に基づき、医療従事者、高齢者、基礎疾患を有する方、高齢者施設等の従事者、60歳から64歳の方、そして一般の方の順位で接種を行い、新型コロナウイルスの感染拡大を防止し、市民の生命及び健康を守ります。

 続きまして、令和3年度に集中して取り組むこととした重点化施策に沿って、主な事業を取り上げて申し上げます。

 「健康づくりの推進」では、「自転車活用推進事業」(319万3千円)として、自転車による健康づくりの実証実験が、3か年計画の最終年となるため、その効果を検証いたします。また、庁内プロジェクトチームや推進協議会を設置し、自転車活用推進計画を策定いたします。

 次に「出産・子育て支援の充実」では、穂高北部児童館整備事業(3億8,555万円)として、穂高北部児童館の移転新築を進め、子育て支援の拠点機能の充実を図ります。児童クラブ室を併設し、穂高北小学校内の児童クラブとあわせ、対象学年の拡大を行うことで、保護者の就労支援と放課後児童の安全安心な居場所の確保に努めてまいります。

 次に重点化施策のうち、最重点化施策としている「農業の振興」では、「農業・農村計画事業」(408万4千円)を計上しました。

 市の農業振興ビジョンを示す第3次農業農村振興基本計画を策定するにあたって、現在の農業を取り巻く状況を正確に分析・整理することで、農業が抱える課題解決に向けた実効性の高い計画策定に努めてまいります。

 同じく最重点化施策としている「観光の振興」では、「観光地の「まちあるき」の満足度向上整備事業」(1,419万7千円)を計上しました。観光庁の補助事業を活用し、令和4年の穂高神社式年遷宮にあわせ、穂高駅周辺の公衆トイレ洋式化や清潔度の向上を図ります。また、令和3年度から指定管理者制度を導入する、かじかの里公園内にフリーWi-Fiを整備し、来訪者の受入体制と周辺観光の拠点としての機能充実を図ります。

 次に「スポーツ活動の充実」としましては、「新総合体育館備品調達事業」(1億3,988万8千円)を計上しました。必要なスポーツ器具等を調達することにより、新総合体育館がスポーツ振興や市民交流の新たな拠点施設として活用される施設となります。  また、開館準備・開館イベントの業務委託並びに指定管理者委託など、「豊科南部総合公園管理運営事業」(4,148万2千円)を計上しました。

 施設利用者の多様なニーズに応えるため、指定管理者制度を導入し、民間のノウハウや知識を活かした教室やトレーニングルームの運営など体育館の利用促進が期待できます。なお、新総合体育館建設事業については、国の第3次補正予算に係る社会資本整備総合交付金の追加内示により、令和2年度3月補正に前倒しで計上となっております。

2.令和2年度一般会計補正予算(第10号)について

 令和2年度一般会計補正予算(第10号)の概要について、ご説明いたします。

 今回の補正予算は、8億2,800万円を追加し、補正後の予算額を588億1,800万円といたします。年度末に向けて、緊急的に実施する必要がある事業のほか、本年度の決算を見据えたなか、必要な予算の増額や不用な予算の減額を行うものであります。

 まず、歳入の補正につきましては、新型コロナウイルス感染症対策への国庫補助金として、「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」(8億9,957万5千円)を計上するほか、各種事業費の確定などにより、一般財源の調整として、「財政調整基金繰入金」(12億9,243万円)を減額し、財政調整基金残高を、昨年度末時点の水準となる50億円まで戻します。

 歳出の補正につきましては、今年度中に実施を予定している新型コロナウイルスワクチン接種の実施経費として「ワクチン予防接種事業」(1,214万1千円)の計上や、先ほど、当初予算の際でも説明しましたが、国の補正予算による交付金の追加内示により、施工計画を前倒して実施する「新総合体育館建設事業」(13億3,579万8千円)など、各種補正を行います。

3.令和2年度2分の1成人記念 安曇野市人権・平和特別授業~kizuki~【学校学習編】の実施について

 これまで、市内小学校4年生が一堂に会して豊科公民館大ホールで開催してまいりました「2分の1成人記念 安曇野市人権・平和特別授業~kizuki~」ですが、新型コロナウイルスの感染症防止のため、市が作成したDVD・リーフレットを人権教育教材として市内小学校4年生に配布し、授業などの中で活用していただくことといたしました。

 コロナ禍で感染者等への不当な差別、誹謗中傷が社会問題となっている中で、人権教育の必要性がこれまで以上に高くなっておりますので、今回このような企画に変更し、実施することといたしました。DVDにつきましては、昨年鑑賞しましたミュージカル「オズの魔法使い」を、劇団ポプラ様のご協力をいただき、今回特別に別の場所で実演、DVDに収録いたしました。リーフレット「おもいやり」につきましは、安曇野市に縁ある方々の人権に関する体験やコロナ禍における差別事象などの内容を盛り込んだ冊子となっております。これらの教材につきましては、本日中(2/10)に各小学校と、安曇養護学校、松本ろう学校へ配布いたします。

 また、市内小・中学校各図書館、5地域図書館及び公民館にもDVD・リーフレットを設置し、4年生以外の児童生徒、市民の皆さんにもお貸しできるようにいたしますので、ぜひご覧いただければと思います。

 DVD鑑賞後、物語のストーリーや登場人物の心情について、児童一人一人が感じ・考えたことをワークシートにまとめるなどの活用を考えております。

 また、リーフレットはクラス内や家族で話し合い、皆さんに人権について考えていただくきっかけとなることを期待しております。

4.その他

新型コロナウイルスワクチン接種体制について

 市の新型コロナウイルスワクチンの接種体制体でございますが、国の想定では2カ月と3週間で65歳以上の高齢者の2回の接種が完了するスケジュールを自治体に求めています。高齢者の接種率は、高齢者インフルエンザの接種率等を勘案して、70%程度を見込んでおります。接種方法でございますが、医師会等関係機関と調整しているところですが、個別接種を主体とし、個別接種で不足する分を集団接種でしたいと計画しております。個別接種につきまして、実施医療機関、接種数は現在調整中ですが、概ね市内の50以上の医療機関で実施ができる見込となっております。集団接種につきましては、市内5ヵ所の保健センターでの実施を想定していますが、具体的な場所、日程は個別接種の状況によって今後、決定してまいります。

 国が決定するスケジュールに沿って実施してまいりますが、3月中旬以降に国が決定する優先順位に従って接種券を送付し、65歳以上は4月から開始できる体制を目指しております。ただし、ワクチンの供給量と供給時期によって大きく左右されることになると考えております。

 また、1月の定例記者会見でもお話いたしましたが、市役所本庁舎にコールセンターを設置し、個別接種・集団接種の予約を一括して受け付ける体制を整えてまいります。3月から概ね10人体制で稼働できる準備をしていますが、ワクチンの供給状況によって稼働時期も左右されます。

 国においては、ワクチン接種の準備を進めるため、供給されるワクチンの量と供給時期について早期に自治体へ示していただき、ワクチンの安全性や有効性について、国民に対し十分に周知し、副反応等が起きた場合は速やかに公表いただくとともに、健康被害救済や相談対応は、国が責任をもって実施体制を構築していただくことを要望しております。

安曇野市防災講演会の会場変更について

 1月の定例記者会見でご案内させていただきました、2月20日の安曇野市防災講演会は、穂高会館講堂を会場に、開催を予定しておりましたが、申し込み締め切り後も講演会開催についての照会があることから、より多くの市民の皆様、また、台風災害に関心を持たれる方々にも、ご公演を聞いていただけるよう、講演会場を変更することにいたしました。変更後の会場は、豊科公民館大ホールと致しますが、合わせて、新型コロナウイルス感染症対策に万全を期すため、来場者と来場者の間隔・距離を取り、来場者の皆様に安心して聴講いただけるよう、対応致します。

 なお、加藤久雄長野市長にご講演いただきます題目は、「危機の時こそトップの出番」で変更はありません。内容は、令和元年東日本台風や新型コロナウイルス感染症対策において、住民の生命、財産を守るため、困難に立ち向かい、感じられたことをご講演いただく予定となっております。

 講演会場の入場者キャパシティが大きくなったことから、2月17日(水曜日)まで、聴講申し込みを延長いたしましたので、是非、ご参加いただくようご案内申し上げます。

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