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市長あいさつ(令和4年12月定例会)

記事ID:0098866 更新日:2022年11月28日更新 印刷ページ表示

皆様、おはようございます。
定例会開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
本日、令和4年安曇野市議会 12月定例会を招集させていただきましたところ、議員各位におかれましては、ご出席を賜り、お礼申し上げます。
このたびは私の新型コロナウイルス感染により、議員の皆様をはじめ、市民の皆さまや関係者の方々に、大変ご心配をおかけいたしました。
改めて、新型コロナウイルスは誰しもが感染する可能性があるものだと実感したところでございます。
幸い軽症で済みましたので、議員各位、また市民の皆様におかれましても早期のワクチン接種をご検討いただきますようお願い申し上げます。
また、冒頭黙とうを捧げましたが、議員として長きに渡り市政の発展にご尽力を賜りました召田議員が11月12日にお亡くなりになられました。
召田議員には、私も県副知事時代から公私ともに大変お世話になったところでございます。
これまでの召田議員のご功績に対しまして敬意を表しますともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

さて、私が市長に就任しましてから、10月で1年が経過いたしました。
議員各位からはこの1年間、様々なご提言をいただき、また、市政にご協力を賜りましたことに感謝申し上げます。
私はこの1年間、住みたい安曇野、住んでよかった安曇野を実現したいということを第一に考えて参りました。
これは、まずは市民のみんなさんが安心で安全に暮らせる安曇野を目指すということだと思っています。
コロナ禍での市政運営ということで、感染症対策、経済対策を着実に実施するとともに、18歳までの医療費の無料化、多様性を尊重し合う共生社会作り条例の制定など進めてまいったところでございます。また、水害対策では明科における可動ポンプとポンプ車の導入も進めて参りました。
特に子育てにつきましては、小児を対象といたしましたインフルエンザ予防接種の助成、あるいは新生児の新たなオプショナルの検査に対する全額助成などを進めてまいりました。
また、安曇野ブランドの発信としては、臼井吉見の小説「安曇野」のNHK大河ドラマ化への取り組みも着手したほか、安曇野ナンバーの導入につきましてもアンケートによります7割以上の市民の皆様の賛同をもちまして、先日、県に対して要望書を提出いたしました。来年の7月には国から導入の決定がされるものと見込んでいるところでございます。
農産物関係では、「あずさマルシェ」ですとか「オール安曇野産フルコースメニュー」などの取り組みも実施してまいりました。
今後も安心安全なまちづくりによりまして「住んで良かった」と思っていただける安曇野を目指すと共に、外からの評価を高めることによって市民の皆様が安曇野に住んでいることを誇りに思っていただけるまちづくりを進めてまいりたいと思っております。

それでは、10月以降の市政について報告させていただきます。
最初に、新型コロナウイルス感染症関係について申し上げます。
長野県では、確保病床使用率が50%を超えており、医療への負荷が増大しているとして、全県に県独自の「医療非常事態宣言」を11月14日付けで発出いたしました。
また、11月22日には「新型コロナ第8波克服県民共同宣言」を発出し、宣言への賛同を広く呼び掛けておあります。
県内では過去最高の感染者数を更新していますが、現段階では、会食における人数制限や時間制限などの措置はおこなわれておりません。
市民の皆様は、マスクの適切な着用、手洗いの徹底など感染防止対策を徹底していただきますとともに、社会経済活動をできるだけ維持するためのご協力をお願いしたいと存じます。
次に経済対策について申し上げます。
この度、通算4回目となるプレミアム付き商品券「ささえあいプレミアム商品券」事業を実施しております。
30%のプレミアムを付けた商品券1セット13,000円分を10,000円で販売し、50,000セットを用意しました。
用意したセット数を大幅に超える状況でしたので、全ての方が購入できるようにセット数を調整し、購入券はがきを発送いたしました。
11月28日から12月26日までの間に商品券をご購入いただき、11月30日から1月31日までの間に市内登録店舗にて商品券をご使用いただければと存じます。
また、電力・ガス・食料品等の価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯に対して、国が5万円給付する「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」及び、国の給付金の対象とならない世帯に対し、県が3万円給付する「生活困窮世帯緊急支援金」と、それぞれの施策に対しまして市独自として2万円を上乗せ給付する予算について、10月27日付で専決補正させていただきました。
給付金の対象世帯は、国が実施する給付金は、令和4年度分の住民税均等割非課税である世帯約9,000世帯、県が実施する給付金は、住民税所得割非課税である世帯約2,500世帯を見込んでおります。
なお、国の施策で実施する給付金については、11月22日に給付金確認書を対象世帯宛に送付しており、12月中旬の支給開始に向けて準備を進めております。
また、県の施策で実施する給付金につきましては、12月中旬に給付金確認書の発送を予定しており、年明け1月下旬からの支給開始で準備を進めております。

次に、平和・人権関連事業についてです。
コロナ禍で2年間中止しておりました「安曇野市戦没者追悼式並びに平和と人権のつどい」を12月3日(土曜日)に豊科公民館ホールにおいて開催します。
第1部の「戦没者追悼式」では、先の大戦で亡くなられた皆さま、また戦災により犠牲になられた皆さまへ哀悼の意を表するとともに、戦没者を追悼する献花および黙とうを行います。
第2部の「平和と人権のつどい」では、「人権の花運動」に参加した児童の活動報告や、全国中学生人権作文コンテストにおいて松本地区大会で入賞した作品の発表を行うほか、8月6日の広島平和記念式典に参加した生徒の体験作文を発表いたします。
また、書籍「世界がもし100人の村だったら」の作者、翻訳家の池田香代子(いけだ かよこ)さんをお招きし、ご講演をいただく予定です。
多くの皆様の参加をお待ちしております。
今後もこうした活動を通じて、次代を担う若い世代へ平和の大切さを語りつないでいく取組みを推進してまいります。

次に、商工観光事業についてです。
一昨日11月26日、タレントのタモリさんが全国各地を訪ね歩き、街の歴史や人々の暮らしに迫るNHK番組「ブラタモリ」が、安曇野を主題として放送されました。
今から4年前、2018年12月、私は当時長野県副知事でしたが、信州大学名誉教授で長野県立歴史館の当時館長、現在は特別館長の笹本正治先生、そして当時市の文化課長でありました那須野雅好さんらと共にNHKを訪問し、「ブラタモリ」で安曇野を取り上げていただくよう、提案させていただきました。
今回、ブラタモリの放映が実現したことは、誠に喜びに堪えないところでありまして、過日、NHK長野放送局長を訪問し、お礼を申し上げてきたところでございます。
ブラタモリは、視聴率が高い人気番組で、放映後は観光客が増えるとの定評もあります。この放送をきっかけに、多くの方が安曇野市に足を運んでもらうことを期待しています。
今年度、市では11件のテレビ番組、映画、Cmのロケ支援を行っています。安曇野市を舞台にしたドラマ・映画等の誘致やロケ支援を行うフィルムコミッション機能を今後も充実させてまいりたいと考えます。

観光イベントでは、冬季の誘客につなげる施策として、ゲーム形式で市内を回遊していただく「安曇野de宝探し」が11月1日から1月末まで行われます。
例年開催していました「新そばと食の感謝祭・農林業まつり」は、新型コロナの感染拡大を受け中止し、代替イベントとして、昨年に引き続き市商工会と共に「安曇野の食と魅力大発見スタンプラリー!」を11月11日から実施しております。
また、12月2日(金曜日)から穂高神社境内において、「安曇野神竹灯」が開催されます。
会場では、「あづみ野ぷちてらす」として、キッチンカーの出店や神楽殿でのライブなどといったタイアップイベントも行われる予定です。

次に、農業振興事業についてです。
朝、採れたての安曇野市の農産物を、特急あずさ号でJR新宿駅に運び、首都圏の皆様に販売する「安曇野市あずさマルシェ」を9月28日(水曜日)から30日(金曜日)までの3日間、JR新宿駅東南改札内の催事場で開催しました。
29日には、私とJAあづみの千國代表理事組合長と共にトップセールスを行いました。
JR東日本様には、場所の提供のほか、JR山手線全駅でのアナウンス、各駅構内でのポスターの掲示など、多大なご協力をいただき感謝し申し上げます。
また、市会議員の皆様、そして関係企業の皆様にもご協力を賜りましたこと、この場をお借りしてお礼申し上げます。

この「あずさマルシェ」につきましては、リピーターのお客様もおられるなど大盛況でございまして、首都圏の消費者に安曇野市の農産物と魅力を確実にPRできたと、手ごたえを感じております。

また、10月2日には、明科にあります古民家やど「初太郎」において、長野県「おいしい信州ふーど公使」の料理研究家 横山タカ子さん監修による和食のオール安曇野産フルコースのお披露目会を開催しました。
今回のメニューについては、横山さんが銀座NAGANOのイベントスペースで、定期的に開催しております「信州の長寿ごはん」のコーナーで、11月30日にも披露していただく予定でございます。
また、12月5日には、第2弾としてフレンチのフルコースメニューのお披露目会を行います。
こちらは堀金のフレンチレストラン「ロティスリー ル・ボヌール 板花」のオーナーシェフ板花芳博さんに考案していただきます。この方も「おいしい信州ふーど公使」でございます。
フルコースメニューは、お披露目会のあと板花さんのレストランで限定提供される予定です。
なお、それぞれ考案いただいたレシピは、動画やパンフレットにまとめ、県内外に紹介する、また今後とも安曇野調理師会等のご協力を賜りまして、安曇野市の農産物の新鮮さ、美味しさを発信してまいりたいと考えております。

また、食育に関連した取り組みでは、昨年度から市内全小中学校で取り組みが始まっている「手作りお弁当の日」におきまして、地産地消をテーマにお弁当作りを行う堀金小学校と明科中学校の2校で安曇野産農産物をお弁当の食材に活用してもらいました。
農産物の提供に際しましては、生産者の顔が見えるよう、農家や農産物の特徴等を紹介する動画を市の若手職員が作成し、生徒に農業を身近に感じてもらうことで、食材の大切さも感じてもらう工夫をしました。
生徒からは、今回の取り組みを通じ、提供した食材について、「家族とインターネットで調べた」「特産品で新たなレパートリーに挑戦した」などの声も聞かれ、地域の農産物、そして農業に関心をもっていただくきっかけになったと感じております。
また、安曇野調理師会の皆さまに毎年実施していいただいている「味覚の授業」におきましても、今年からJAあづみ協力のもと、授業のテーマで取り上げる「みそ汁づくり」の食材を市内産で取り揃えました。

また、地産地消の推進と自然保育ブランディング事業の一環として、有明あおぞら認定こども園において「園庭マルシェ」を開催しました。
認定こども園の降園時間に合わせて開催し、保護者の方が園児と一緒に野菜を選ぶことで、地元生産者と家庭との交流にもつながったと考えております。
保護者からは、その晩「子供がよく野菜を食べた」などの声が聞かれ、好評であったことから、他の園でも開催を検討していきたいと考えております。
また、今年度から始めている「園庭田んぼ」事業は、9月に稲刈りが終わり、先月、園児の手で脱穀作業を行いました。今後、市内の若手米農家の協力のもと、ぬかくど体験などを開催する予定となっております。

次に、移住関連事業についてです。
10月7日・8日の2日間、銀座NAGANOにおいて「あづみのDays」を開催いたしました。
「あづみの移住大使」である篠原信一さんに参加いただいた移住セミナーや、「安曇野を知る」企画として、天蚕糸を使ったワークショップを行ったほか、安曇野市に移住して農業を始められた方々との交流会を農産物通販会社と共催で開催しました。
交流会では、安曇野市に移住して農業を始められた方々が生産した食材を「旅する料理人」としてご活躍の三上 奈緒さんに調理していただき、食を通じて交流を深めるとともに、安曇野農産物の魅力もPRいたしました。
篠原さんと私も参加させていただきました。
このイベントにより、安曇野市への移住や就農に関心を持っていただくきっかけとなる、農産物の販路拡大につながることを期待しております。
今後も、部局横断的に様々な施策と組み合わせ、相乗効果を図りながら、安曇野ブランドの向上、移住定住の促進、農業振興、食育の推進などの施策を進めて参ります。

次に防災体制の充実について申し上げます。
まず、災害協定についてです。
本年10月27日に、穂高温泉供給株式会社と「災害時等における相互支援協力に関する協定書」を締結しました。
協定では、災害時等において安曇野市及び穂高温泉供給が所有する機材等を相互に活用することにより、被害の拡大防止、迅速な復旧・復興に取り組むというものです。
また、穂高温泉供給株式会社からは、避難所等への温泉水の提供についても快諾していただき、被災した市民等の心身のリフレッシュにつながると期待しております。
11月30日には、長野県弁護士会と「災害時における相談業務に関する協定」を締結します。災害時に被災者が直面する様々な法律問題について、無料で相談及び情報提供を実施していただくものであり、被災者が生活再建に向けてスムーズな第一歩を踏み出す支援につながるものと期待しております。
防災訓練につきましては、10月2日に、明科公民館において、明科地域自主防災組織、社会福祉協議会、日赤奉仕団等と連携し、震度7の地震が発生した想定のもと、感染症対策を取り入れた指定避難所の開設訓練を実施し、初動防災体制の確立と市民の防災意識の高揚及び災害対応力の向上を図りました。

また、市職員の防災意識高揚のため、10月6日、7日に兵庫県広域防災センター主任で、防災教育の専門家の田中健一氏を講師にお招きし、職員の防災研修会を開催したほか、11月27日には、業務時間外における災害発生時の早期災害対策本部室設置及び指揮本部機能立ち上げに向けた第1回災害対策本部指揮本部訓練を実施しました。
この訓練では山梨大学の秦教授らに、多角的な視点から訓練検証を行っていただき、その結果を踏まえた第2回目の訓練を1月29日に予定しております。

次に、教育関係です。
先週、11月23日に、令和4年度安曇野市中学生議会を開催いたしました。
私、残念ながら自宅療養のため欠席させていただきましたが、この中学生議会は、中学生ならではの若い目線による斬新な発想やアイデアを今後の協働のまちづくり推進に活かすと共に、中学生が主権者の立場で政治への関心を高めることを目的としております。
今年度は、生徒の自主性を大切にし、公募により参加者を募りました。
4校4チームから参加の希望があり、当日は、生徒達が文化祭等で発表したものや、地域に関わる探究的な学びの内容を発表するとともに、そこから生まれた質問や提案をいただきました。
今後の市政に生かしていくと共に、生徒達が将来、安曇野市のために大いに活躍いただけるのではないかと、期待しております。

次に、文化振興についてです。
10月16日から10月30日まで、交流学習センターみらいの展示ギャラリーにおいて、東京藝大出身の芸術家による展覧会を開催いたしました。
この展覧会は、鋳造作家の柴田早穂さんが、8月の終わりから2週間安曇野に滞在し、取材をしながらワークショップや作品制作をした成果を発表したものです。今後のサテライトキャンパス事業への発展につながるための第一歩と考えております。
その他、藝大音楽部や、新進音楽家によるコンサート、文書館では安曇野市平和都市宣言10周年記念企画展「安曇野から平和を思う」に関連した講演会や講座、貞享義民記念館では「おしゅん」朗読劇、図書館では、中学生が本を読んだ感想を描いた作品を中央図書館内で展示しています。
以上、市政の状況についてご説明しました。

さて、本定例会に付議を予定している案件は、報告1件、議案30件で、この内、条例関係が11件、補正予算6件、その他が13件です。
一般会計補正予算(専決第2号)では、10月27日付けで7億9,000万円を専決処分いたしました。
早急に事業着手の必要がある国・県における物価高騰緊急支援給付金給付事業及び同事業の対象となる方に2万円を上乗せする市独自の物価高騰対策事業の他、申請期間延長による新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金支給事業、林道災害復旧事業について計上いたしました。
また、本日ご審議をお願いします一般会計補正予算(第5号)につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用し、早期に実施する必要があると判断した事業について計上いたしました。
物価高騰の影響を受けている障がい福祉事業所、介護保険事業所を支援する事業の他、配合飼料価格高騰の影響を受けている養鱒を始めとする市内養殖事業者への支援事業、観光事業者支援として冬季の観光需要を喚起する冬季宿泊応援事業の事業費5,200万円を計上いたしました。
一般会計補正予算(第6号)につきましては、年度末までに過不足が生じることが予測される予算について計上しております。
市民税、ふるさと寄付金等の増額見込みによる歳入増、また、これに伴う返礼品費の増額や高騰する光熱水費等による歳出増により3億1,200万円を増額し、歳入・歳出予算の総額をそれぞれ464億7,900万円とするものです。
以上、よろしくご審議いただきますようお願いいたします。

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