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令和7年度広島平和記念式典参加生徒体験発表会・平和トークディスカッションを開催しました
安曇野市は、安曇野市平和都市宣言に係る事業として、過去に起きた戦争の悲惨さを実際に見る機会を通じ、平和について学び、考え、行動するなど、平和意識の高揚を図ることを目的に、市の将来を担う中学生による広島平和記念式典参加事業を実施しています。
本年度も、平和学習としての事業内容の一層の充実や、若い世代への波及効果を高めるため、松本大学の平和学習サークル「平和創造研究会」の皆様と連携し本事業を実施しました。
参加した中学生は、本事業参加にあたり学習テーマを設定し、大学生のサポートを受けながら、学習会を行い、平和の尊さや戦争の悲惨さについて学び、自分達に何ができるのかを考え、平和学習の成果をまとめました。
9月13日の広島平和記念式典参加生徒体験発表会では各グループが2ヶ月間の成果を発表しました。今年度は、戦後80年平和事業の一環として、令和4年度から令和6年度に広島平和記念式典に参加した生徒(現在:高校生)が平和について語り合う平和トークディスカッションを発表会に引き続き、開催しました。
広島平和記念式典参加生徒体験発表会・平和トークディスカッションの概要は以下のとおりです。
平和記念式典参加生徒体験発表会・平和トークディスカッションの概要
開催日時
令和7年9月13日(土曜日)午後3時から午後4時30分
会場
安曇野市役所本庁舎 4階 大会議室
発表者
広島平和記念式典に参加した市内中学生 21人
松本大学 平和学習サークル「平和創造研究会」所属学生 3人
令和4年度から令和6年度に広島平和記念式典に参加した生徒(現在:高校生8人)
発表内容
中学生と大学生が3グループに分かれ、グループ毎に学習の成果を発表しました。
各グループの発表テーマは以下のとおりです。
1班 「アメリカから見た原爆投下 世界から見た原爆投下」
2班 「戦争と核兵器の過去と今」
3班 「原爆の規模と被害」
体験発表会の様子
1班
2班
3班
各班の発表では、8月5日(火曜日)6日(水曜日)に訪れた広島での見学で、印象に残った事柄が写真を交えて紹介されました。
中学生から述べられた「これから伝えていきたいこと」「平和のために自分にできること」について一部を紹介します。
「悲惨な出来事を風化させないために後世に伝えていき、同じ歴史を繰り返さないようにしたい。」(1班の発表より)
「世界情勢が、核抑止力をを重視するような風潮の中で、平和をより理解し、考えを深めていきたい。」(2班の発表より)
「被爆者の証言や、当時の状況を伝える資料はただの歴史の一部としてではなく、私たち一人ひとりが平和の重要性を再認識しなければならない。」(3班の発表より)
平和トークディスカッションの様子
平和トークディスカッションでは、平和に関してのテーマ に沿って考えや意見を交換しました。
高校生から述べられた平和に関しての考えや意見の一部を紹介します。
テーマ (1)広島記念式典に参加して自分の考えや行動で変化したことは?
(2)平和の学び方に関してどう感じますか?
(3)もっと知りたいと思う事は?
命の重み、何気ない日常のありがたさを感じる。
各年齢層に応じた平和についての学び方や想像してみることが必要。
戦争に興味はなかったが、広島平和記念式典参加事業に参加してみて自分の学びとして平和を考えるようになった。(高校生より)
これまでの学習会、広島での様子
第1回学習会(7月3日(木曜日))
広島平和記念式典(8月5日(火曜日)6日(水曜日))

第2回学習会(8月16日(土曜日))
平和トークディスカッション打ち合わせ(8月16日(土曜日))
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