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平成30年度安曇野市協働のまちづくり講演会を開催しました!

記事ID:0050929 更新日:2018年12月26日更新 印刷ページ表示

平成30年度「安曇野市協働のまちづくり講演会」を開催しました。

近年、安曇野市においても少子高齢化や人口減少が進み、また、ライフスタイルや価値観が多様化する中で、防災、福祉、環境など、私たちの日々の暮らしにかかわる非常に多様で複雑な課題が山積しています。そのような課題を解決しながら、誰もが幸せに、安全・安心で暮らしやすいまちづくりを進めるためには、私たち市民一人ひとりが自分たちでできることは自分たちで行い、できないことはお互いにつながり、信頼し合い、協力・補完し合う協働のまちづくりが欠かせません。

そのため、市民の皆さんとともに、協働のまちづくりについて考える機会として、「安曇野市協働のまちづくり講演会」を開催し、約100名の皆さまにご参加いただきました。

概要

日時

平成30年12月15日(土曜日)午後1時30分から午後3時30分まで

場所

安曇野市役所 本庁舎4階 大会議室

内容

(1) 第2次「安曇野市協働のまちづくり推進基本方針及び協働のまちづくり推進行動計画」(案)について

安曇野市では、平成31(2019)年度から平成35(2023)年度までを計画期間とする第2次「安曇野市協働のまちづくり推進基本方針及び協働のまちづくり推進行動計画」の策定に向けて検討を進めています。この計画は、多様化・複雑化する地域課題をあらゆる主体相互の連携により解決するため、協働のまちづくりの推進を図ることを目的とした計画です。この度、計画の案がまとまったことから、その概要について紹介しました。

(2) 基調講演 「みんなが主役ではじまる 協働のまちづくり」

木村先生本市、「安曇野市自治基本条例」の制定にもご尽力をいただいた、松本大学 総合経営学部 教授 木村 晴壽(きむら はるひさ)先生を講師にお迎えし、「みんなが主役ではじまる 協働のまちづくり」をテーマにご講演をいただきました。

ご講演では、逼迫した財政状況や、人口減少、少子高齢化の急速な進展の中で、これからのまちづくりでは、自分でできることは自分で行い(自助)、助け合えばできることは助け合って行うこと(共助)が求められること、また、行政は自助・共助が成り立つようなサポート(公助)を行うことが役割であり、「自助」「共助」「公助」の効果的なバランス、仕組みの構築が非常に重要であることについてお話しをいただきました。また、様々なデータや特に防災に関する事例等を紹介いただきながらわかりやすく協働のまちづくりとは何か、また、なぜ協働のまちづくりが求められるのかお話しをいただきました。

(3)協働事例実践発表「地域との協働が生み出す新たな可能性」

協働実践事例発表では、安曇野市の自治会組織である「区」と協働で活動に取り組む2団体より、その実践事例を発表いただきました。

NPO法人アルウィズ デイホーム楓

NPO法人アルウィズ最初に発表をいただいたのは、介護事業所のNPO法人アルウィズ デイホーム楓の事務局長の小澤さんです。デイホーム楓は認知症対応型のデイサービス等の事業を行っていますが、ご利用者の住みなれた地域での在宅生活を支えていくためには、介護保険サービスの提供だけでは不十分であり、地域の方々との「協働」が不可欠であると考えたとのことです。そのため、事業所として区に加入し、回覧板を回していただく中で、区の行事をチェックして積極的に参加し、区とのつながりを深めてきたということです。そのように積極的に区とのつながりを求めてアクションを起こしてきたことで地域の皆さんとの信頼関係が築かれ、区の中で介護の専門性を活かした様々な活動の展開にもつながっていったという事例をお話しいただきました。最後に、地域と事業者がお互いにwin-winの関係で「協働」することで、支援を受ける側と思われていた方も支え手に回れる可能性が広がること、そして、お互いさまの精神で、支え合い、助け合うことが、誰もが暮らしやすい地域づくりにつながると、協働実践の成果について報告をいただきました。

安曇野市立穂高東中学校

安曇野市立穂高東中学校の赤羽教頭先生より発表をいただきました。同校では、「何穂高東中学校事にも粘り強い生徒・自分も人も大切にする生徒・規律正しく生き生きとした生徒」を教育目標とし、中学生の主体性を養う教育実践に取り組んでいます。災害時には中学生も支援の担い手として期待されており、生徒が地域防災への当事者意識(主体性)をもつこと、在宅時の災害時、緊急時の避難経路や誘導方法を知り、安全な避難ができるようにすること、そして何より、地域の一員として、災害時にできることは進んで協力しようとする心構えをもつことを目的として、穂高地域の区長会へ呼びかけ、学区内の区と連携した防災訓練を平成29年度から実施することになったということです。防災訓練ではまず学校で避難訓練を行った後、生徒たちはそれぞれの地域へ戻り、地域の方々と一緒に炊き出し訓練や防災マップの確認、防災資機材の使用訓練などを行います。区にとっても中学生との交流に期待が大きく、また、防災訓練を通して生徒から「災害時には私が助ける人にならなくてはいけない。」という声が聞かれるなど、生徒自身の主体性の養成にも成果を挙げており、地域にも学校にもwin-winの関係が大切であるとの報告をいただきました。平成30年度には、穂高西中学校とも合同で実施したとのことです。

当日配付資料

当日のアンケートより

当日アンケートの集計結果は下記のファイルをご覧ください。

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