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オオハンゴンソウ

記事ID:0054020 更新日:2018年3月30日更新 印刷ページ表示

キク科

特定外来生物・生態系被害防止外来種リスト

オオハンゴンソウ1オオハンゴンソウ2※環境省ホームページより引用
オオハンゴンソウ

特徴

多年草。花は黄色で、花期は7月から8月です。
国内には観賞用として移入されました。
本来の分布域は、アメリカ合衆国です。

外来生物法により特定外来生物に指定されており、栽培や生きたままでの運搬などが禁止されています。
外来生物法について(環境省ホームページ)<外部リンク>

生育環境

道ばた、荒地、畑地、湿原、河川敷などに生育します。

心配される影響

種子が多く、生育も早いため大群落を形成し、在来植物の生育環境を奪ってしまいます。
水辺の湿った環境を好むため、湧水地の生態系や景観を破壊する恐れがあります。

市内の生育状況

水路沿いにスポット的に生育が確認されています。
今後の分布拡大を防ぐため、今のうちに駆除を進める必要があります。
観賞用として自宅の花壇などに気付かずに栽培している場合もありますので注意しましょう。

生活史

生長

オオハンゴンソウ生長※特定外来生物同定マニュアル(環境省)より引用
生長中のオオハンゴンソウ

5月ころから生長が始まり、高さは50センチから最大3メートルにもなります。

オオハンゴンソウの葉

葉は深く裂け、縁には大きなギザギザがあります。

開花

オオハンゴンソウの花 

早いもので7月中旬ころから開花し、遅いものでは10月に開花します。
直径は5センチから10センチで、花弁はやや垂れ下がり、中心部が大きく盛り上がります。

ハナガサギクの花 ハナガサギクの葉※特定外来生物同定マニュアル(環境省)より引用

園芸種のハナガサギク(ヤエザキハンゴンソウ)

※現在はオオハンゴンソウと同様に栽培が禁止されています!

結実

9月ころになると花びらを落とし、結実が始まります。

越冬

ロゼットで越冬します。

駆除方法

手で抜き取る

最も確実ですが、人手と時間がかかります。
特に地上部が大きくなると抜きにくくなるため、判別でき次第早めに抜き取ると効率的です。

カマや機械で刈り取る

地上部の刈り取りでも効果はあります。ただし、根からも発芽するため、効果は限定的です。効果を上げるためには、開花前に複数回刈り取りを行う必要があります。

また、種をつける前であれば、切り花状態のオオハンゴンソウは特定外来生物の規制対象外なので、通常の除草と同じように処理できます。

ほかの植物を刈り取らないように注意してください。


※環境保全の観点から、除草剤はなるべく使用しないようにお願いします。

他の植物を枯らしてしまったり、薬剤が周辺環境へ飛散して悪影響をおよぼす恐れがあります。
やむを得ず使用する場合は、水路・河川への流出、住宅・田畑への飛散に十分な配慮をした上で、薬剤が目的とする植物以外にかからないよう注意して使用してください。

駆除のポイント

種をつける前に駆除する

大量の種を作ります。花びらがついている間に駆除しましょう。

※種をつけた後の駆除は、種をばらまいてしまうため逆効果です。

数年間続けて駆除する

土壌に種を蓄積するため、一度駆除したとしても翌年以降も数年にわたり発芽します。
数年間発芽が見られなくなるまで、継続的な駆除活動が必要です。

特に、地上部の刈り取りのみを行った場合は、一度止めると次の年に増加するという報告があります。

生活史と駆除適期

オオハンゴンソウの生活史

駆除した後は密封し、もえるごみへ!

特定外来生物は生きたままでの運搬が禁止されています。ごみ袋等に密封し、枯れてから「もえるごみ」へ出してください。

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