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農作物の凍霜害に備えましょう

記事ID:0111714 更新日:2024年2月5日更新 印刷ページ表示

昨年は春先の気温が高く、各果樹品目の生育が前進していた中、4月の寒の戻りにより甚大な凍霜害が発生しました。

本年も暖冬傾向で推移しており、注意が必要です。

被害を軽減するためには防霜ファンの点検等、凍霜害対策を早期から行うことが重要です。​

農家の方々におかれましては、今後の気象推移に注意していただくとともに、下記を参考に農作物等の適切な管理をお願いします。

 

※対策にあたっては、安全の確保を最優先し、危険な場所・時間帯を避けて実施してください。

暖冬の影響に対する今後の農作物の栽培管理について

共通

 農作物の生育や病害虫の発生が早まると予想されるため、農作物やほ場をこまめに観察し、気象や生育状況等の情報収集に努め、適期に作業を行う。また、農業資材は早めに準備しておく。

水稲(少雪による融雪水の減少対策)

  1. ため池や沢水など春先の水田の用水を融雪水に依存する地域では、春作業が本格化する前に、水源地域の積雪状況等に応じて、農業用水の利用に関して地域内で話し合いを行う。
  2. 用排水路の補修や水田内の畦塗り、畦シートの設置等の漏水防止対策を行い、効率的な用水利用に努める。

麦類

越冬後の生育状況の確認

 2月中下旬に生育状況(茎数、幼穂形成の有無・凍死状況等)を確認する。特に播性の低い品種(シュンライ、ゆめかおり、 ホワイトファイバー)で播種時期の早かったものは、重点的に観察する。

対策 ※2月中下旬に生育状況を確認後実施する

踏圧(生育前進・倒伏対策)​
効果
  • 暖冬等で幼穂分化が進みすぎた場合の生育抑制による有効茎数増加
  • 幼穂形成抑制による凍霜害回避や耐寒性強化
  • 下位節間の伸長抑制による倒伏防止
方法
  • 土壌が乾燥している日中に、50kg/平方メートルから60kg/平方メートルのローラーか足で1,2回踏圧。
  • トラクターによるローラー牽引では、車輪による損傷を最小限とするため、麦畦と直角に走行する。
  • 春先の茎立期後は茎を損傷するため、幼穂形成期までに実施する。
  • 生育の悪い麦では行わない。
  • 土壌水分の高い粘土質の水田では、土を締めすぎるので行わない 。
追肥(越冬後追肥)

 追肥時期・量については、支援センター、JA等の指示に従う。

生育量不足(茎数700本/平方メートル以下)の場合

 幼穂形成期(2月下旬頃)までに標準量から増肥して施用する。

生育量過多(茎数1,000本/平方メートル以上)の場合
  • 越冬障害が少ない場合は、追肥時期を茎立期頃(3月中旬頃)まで遅らせるとともに、標準量から減肥して施用する。
  • 生育量が多いものの、黄化している場合は、葉色回復程度に応じて窒素成分で1kg/10a程度を幼穂形成期までに施用する。

果樹

整枝せん定

  1. 発芽時期が早まることが予想されるので、せん定作業は早めに終了させる。休眠期(発芽前)防除の実施時期を逸しないよう計画的に作業を進める。
  2. 核果類は、せん定後の寒気の流入により切り口からの枯れ込みが発生しやすくなるので、幼木や若木は発芽前頃にせん定する。
  3. ぶどうは、樹液流動(水上げ)前にせん定作業が終わるよう計画的に作業する。

加温栽培

 本年の果樹試験場(須坂市)の調査によると7.2℃以下の低温遭遇積算の1,200時間の到達日は1月8日(前年1月6日、平年1月5日)、1,400 時間の到達日は1月16日(前年1月15日、平年1月13日)で、各到達日ともに平年に比べて3日程度遅れている。

【参考】 「7.2℃以下の低温遭遇積算時間について」<外部リンク>(長野県果樹試験場ホームページより)

樹体凍害防止対策(実施していない場合)

  1. りんご高密植・新わい化栽培では、主幹部への白塗剤塗布、可能であればワラ巻きを行う。特に定植後5年間は励行する。
  2. 核果類では、主幹部へのワラ巻きによる保護を行う。特に幼木期(結実開始期前後の樹齢)が被害に遭いやすいので、保護を徹底する。

その他

  1. 生育状況をよく観察し、休眠期、発芽前の防除時期を逸しないように注意する。
  2. 生育前進化に伴い、開花期の凍霜害発生が懸念されので燃焼資材の準備や防霜ファンの稼働点検を早めに行う。

野菜

育苗管理

 今後、高温が続いた場合は苗の生育が進み、軟弱徒長や老化が発生しやすくなるので、ハウス内の換気を励行するなど温度管理に注意し、生育のコントロールに努める。過度なかん水も苗の軟弱徒長や病害の発生を助長するので、こまめな栽培管理を徹底する。

アスパラガス(半促成作型)

 ハウス被覆などの保温管理開始後に、ハウス内の土壌が乾燥するので、かん水が可能なほ場ではかん水を行い土壌を湿潤な状態に保つ。

【かん水間隔の目安】 2,3日に1回、地温低下を防ぐため、晴れた日の午前中を基本とする。

果菜類(半促成型)

 トマト・キュウリなどのハウス半促成(加温)栽培では、アブラムシやアザミウマ類等の発生が早くなることが予想されるので、害虫の発生状況に留意し、育苗期後半から定植時の害虫防除を励行する。

花き

育苗管理

 春定植を行う品目の育苗では、生育が進み苗が老化しやすくなるので、ハウス内の換気を励行するなど温度管理に注意し、生育のコントロールに努める。
 高温下で軟弱徒長した苗は定植後に低温障害や凍霜害を受けやすいので、低温管理による順化を十分に行ってから定植する。

施設花きの温度管理

 日中、高温になりやすいため、トンネル、カーテン等の開放時間が遅くならないように注意し、十分な換気を行う。一方、晴天時の早朝は、気温が低下しやすいため、無加温ハウスでは保温に留意する。

病害虫対策

 施設内の越冬病害虫及びアブラムシ類等の飛び込み害虫の発生が早くなることが予想されるので、密度が低いうちに防除を徹底する。また、低温時に発生しやすい灰色かび病、キク白さび病等の病害の発生に注意し、早めの防除を行う。

夏秋ギ クの母株管理

 摘心、採穂は株が伸びすぎないうちに、早めに行う。摘心は採穂時期、採穂数を考慮し計画的に行う。また、採穂時期が早まった場合は、挿し芽適期まで挿し穂を冷蔵庫で貯蔵する。

トルコギキョウの定植後管理

 定植後、十分に活着するまでは乾燥しないようにかん水する。トンネル被覆等により防寒している場合は、日中、むらさないよう適宜換気を行う。

【参考】長野県より示されている啓発資料

  1. 凍霜害対策パンフレット<外部リンク>
  2. 凍霜害対策動画「ずく出して凍霜害対策」<外部リンク>

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