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蜜蜂への被害軽減対策に努めましょう

記事ID:0063796 更新日:2023年8月18日更新 印刷ページ表示

 農薬を使用される方、および養蜂業者の皆様は以下に注意し、蜜蜂被害軽減対策に努めてください。

農薬による危被害の低減について

蜜蜂の被害に関する認識の共有

  1. 被害の発生は、水稲のカメムシ防除の時期に多いこと。
  2. 水田に飛来した蜜蜂が、水稲のカメムシ防除に使用される殺虫剤に直接暴露すれば被害が発生する可能性が高いこと。
  3. 被害を軽減させるためには、農薬使用者と養蜂家の間の情報共有、巣箱の設置場所の工夫・退避、農薬の使用の工夫(粒剤の使用等)等の対策を実施することが有効であること。

情報共有の更なる徹底

  1. 農薬の散布の際、蜜蜂への影響が懸念される場合は、松本農業農村支援センターを通じて蜂の蜂場の情報(蜂場の場所、巣箱の設置期間)を収集し、養蜂家(養蜂協会松本支部等)へ情報提供すること。
  2. 周辺に水稲が栽培されていない地域でも被害事例が報告されたことから、水稲に加え、蜂場が設置される可能性がある場所で一定の面積でまとまって栽培されている、あるいは共同防除を実施する場合は、農薬の散布計画を養蜂家(養蜂協会松本支部)へ情報提供すること。

農薬被害軽減のための対策の推進

  1. 養蜂家が実施できる農薬被害軽減対策
  • 蜜蜂がカメムシ防除をはじめとした農薬に暴露する確率が高い場所(水田で囲まれた場所や周辺に水稲以外の花粉源が少ない場所)に巣箱を設置することは控えること。
  • カメムシ防除を始めとした農薬の散布時、巣箱を農薬が散布されるほ場の周辺から退避させること。
  • 農薬が散布されている間、巣箱を日陰に設置するほか、巣内の温度が上昇しないことを確認するなど、蜜蜂に影響がない状況下での巣箱の閉鎖を検討すること。
  • 日頃から巣箱の移動手段を検討するとともに、退避場所における新たな蜜源を確保するなどの取組に努めること。​
  1. 農薬使用者が実施できる農薬被害軽減対策
  • 使用する農薬のラベルに記載されている、「使用上の注意事項」や「使用基準」を遵守すること。
  • 蜜蜂の活動が最も盛んな時間帯(午前8時から12時まで)の農薬の散布を避け、できるだけ早朝または夕刻に散布すること。
  • 蜜蜂が暴露しにくい形態(粒剤の田面散布)の殺虫剤を使用すること。
  • 蜜蜂の開花雑草への訪花を防ぐためにも、農薬を使用するほ場の畦畔や園地の下草等の雑草管理を徹底すること。

蜜蜂に寄生するダニの被害の低減について

バロア病を媒介するミツバチヘギイタダニによる蜜蜂への被害に対応するため、以下の留意事項を養蜂家へ周知してください。

  • 既存のダニ駆除剤であるアピスタン、アピバールについては、連続使用により薬剤効果の低下が懸念されること。
  • 新たなダニ駆除剤であるチモバールについては、高温下(30℃以上)での使用を避けること。
  • (一社)日本養蜂協会が公表している「養蜂技術手引書 養蜂における衛生管理 ダニ防除技術[再改定版]<外部リンク>」等を参考の上、適切に使用すること。​

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