ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織でさがす > 商工観光スポーツ部 > 観光課 > 【山小屋宿泊キャンペーン】ノベルティ制作インタビュー

本文

【山小屋宿泊キャンペーン】ノベルティ制作インタビュー

記事ID:0119678 更新日:2024年9月17日更新 印刷ページ表示

INTERVIEW 
真鍮アクセサリーデザイナー・mauve 山本 葵さん

「北アルプスパノラマ銀座山小屋宿泊キャンペーン」のオリジナルノベルティを制作する山本葵さん。池田町で暮らしながら真鍮のアクセサリーや山バッジの制作を行っています。
山本さんに制作にかける思いと山への思いを聞きました。

山本さん

 

 

 

 

 

山本 葵さん
-Aoi Yamamoto-

千葉県出身。北アルプス周辺の山小屋の山バッジや、真
鍮などを使ってアクセサリーを制作するデザイナー。
安曇野市内の山岳会に所属し北アルプスの山々にも積
極的に足を運ぶ。
mauve: https://mauve-montagne.com/<外部リンク>

 

​山でもらった癒やしを作品に込める

 インタビューかつては東京のジュエリー会社でデザインをしていました。いつしか会社と家との往復に疑問を感じるようになり、展示会でよく訪れていた長野県で暮らしながら制作したいと思い、2002年に長野市に移住しました。移住後は一人で制作を行う修行のような日々で息が詰まることも多くありました。その息抜きに当時住んでいた近くにあった飯縄山によく登るように。山で体を動かし、高山植物などの自然を感じて帰った後は不思議とすっきりしていることに気づきました。また、そこで出会った人と顔見知りになったりしていくうちに「山っていいな」と思い癒やされていきました。
 山の魅力に惹かれ、山の作品を作ってみたいと思うようになり、山のバッジの制作を始めました。転機が訪れたのは、2014年の「松本クラフトフェア」。「岳都松本・山岳フォーラム」のスタッフの目にとまり、同イベントでバッジを制作・販売しました。会場でバッジを見た穂高岳山荘からオリジナル山バッジの制作を頼まれたことをきっかけに山小屋からの制作依頼が増えていきました。依頼が増えるにつれて「もっときちんと山に登り、知りたい」と考えるように。安曇野市内の山岳会に入り北アルプスに登り始め、徐々に岩場などのハードな場所(アルパイン)へ行くことが多くなってきました。一般的でないアルパインは普段見られない景色が楽しめる一方、体を鍛えたり、技術を勉強したりと自分の心技体を研ぎ澄まさなければなりません。この点が制作に通じるところもあり気に入っています。

イメージとバランスを大切に 世界観を表現

 制作1現在は、約14カ所の山小屋のバッジやグッズを制作しています。子育て中はなかなかできませんでしたが、デザインのイメージを膨らますためにできるだけ山小屋に出向いて打ち合わせをしています。私は職人というよりデザイナーなので、イメージを大切にして私にしかできない作品作りを心がけています。特にこだわっているのは「バランス」です。真鍮を流し込む型を作るときは、太さや厚みをミリ単位で調整しながら何回も試行錯誤を繰り返します。ジュエリーデザインで身についた細かい世界観を最大限に生かして制作していきます。
 今回のキャンペーンのノベルティでもいい音色が鳴るように板の厚さを調整しています。身につけやすい大きすぎず小さすぎずのちょうどいいサノベルティイズにして、木目の風合いを出して、いい意味で雑な感じを意識しています。屋根の上のライチョウの位置にもこだわっています。ベルの部品をつけるのは大変ですが、私の中の北アルプスパノラマ銀座の山小屋のイメージを楽しく表現できたのでうれしく思います。

「私のフィルター」を通した作品を残したい

 制作3北アルプスと言えばこんな形、常念岳と言えばこんな形と山には誰もが思い浮かべる形があります。私はこういった特定した形ではなく、想像の山や物を作るようにしています。「この人のフィルターを通すとこの山はこんな風になるんだ」と見る人に感じ取ってもらいたいんです。山や自然を体験してすぐに形にするのはとてもエネルギーが必要です。できれば絵を描くように残せたらいいなと思っています。今は、バッジやジュエリーとして形にしていますが、今後は感じた風景をイメージにして真鍮や金属で絵を描いてみたいと思っています。
 今後楽しみしていることは、外国の山小屋のバッジを作ることと、山に行ったときに私の作ったバッジをつけている人と出会うこと。何回も山作品に行ってますが、なかなかバッジをつけた人に出会えません。以前、常念岳に行ったときに私がデザインしたTシャツを着てる人を見つけうれしくなって、思わず話しかけ一緒に写真を撮ってもらったことがあります。なので、このキャンペーンのノベルティもゲットした人はぜひ身につけてください。山で見かけたら話しかけるので一緒に写真を撮りましょう!

 

 

 

 

 

■山小屋宿泊キャンペーンの詳細はこちら
 

皆さまのご意見を
お聞かせください

お求めの情報が充分掲載されてましたでしょうか?
ページの構成や内容、表現は分りやすかったでしょうか?
この情報をすぐに見つけられましたか?