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平成28年10月 市長の活動日誌
10月31日(月曜日)
大きく拡げよう“あんしん”の輪の集いに出席しました。
市では、団塊の世代の皆さんが後期高齢者となる2025年を見据え、市の地域包括ケアシステムの構築を推進するために、「NPO法人JAあづみくらしの助け合いネットワークあんしん」の皆さんと共に、地域支え合いセンターを活用して、介護予防教室や、地域の生活支援ボランティアの育成、高齢者や地域の皆さんが集うサロン活動などの事業を進めています。
本日の講演会の講師である樋口恵子先生と堀田 力先生は「介護の社会化を進める1万人市民委員会」の共同代表として、また、介護保険制度の発足に貢献された方と伺っています。両先生の活動が、当市の地域のあり方を考える起爆剤となることを期待します。
10月29日(土曜日)
「市長と語る会」最終日は、午前中に明科公民館で開催し、約120人の市民の皆さんからご参加いただきました。
明科会場では、荒廃農地活用の実践事例からジビエの処理施設の要望、松本糸魚川連絡道路の整備に対する市の対応について、安曇野の景観(看板規制)や松枯れ対策などについて意見交換を行いました。
特に、松本糸魚川連絡道路については、区民への説明不足や反対とのご意見を伺いました。安曇野建設事務所では、これから各地区での説明会を行うことになっていますが、頂戴した意見は市としても真摯に受け止め、しっかりと県へ繋いでいきます。
10月28日(金曜日)
第12回安曇野市穂高文化祭の開場式に出席しました。
穂高公民館と穂高文化協会の共催で行われる穂高文化祭は、本日から10月30日まで行われる「総合美術展」、「盆栽・山野草展」、「芸能まつり」、明日から11月13日まで行われる「あづみ野菊花展」と盛り沢山の内容で行われます。
文化祭を通じた世代間交流が、そして、地域の絆がより一層強固なものになりますよう願います。
10月26日(水曜日)
安曇野市老人クラブ連合会マレットゴルフ大会の開会式に出席しました。
自らの健康と体力維持のため、いつまでも「元気高齢者」で頑張りましょう。
市総合計画審議会を開催し、16名の皆さまに委員を委嘱し、第2次総合計画の策定について、諮問をさせていただきました。
市は、平成19年度に「第一次安曇野市総合計画」を策定し、後期基本計画の策定に合わせて将来都市像を「北アルプスに育まれ共に響きあう田園産業都市」に改め、その実現に向けて計画的にまちづくりを進めて来ました。
第二次総合計画は、市制施行から11年目の新たなスタートを切った市が、これから先の10年間を成長発展させて行くための基本となる計画です。人口減少、少子高齢化等の社会構造の中で、人口の維持や産業の振興、福祉・教育環境の充実など、市政に課せられた大きな課題を乗り越えて行くには、地域資源を活用した戦略的な施策を、長期に亘り展開して行く必要があります。
健全財政と共に、実効性のある計画の策定を是非ともお願いします。
10月25日(火曜日)
友好都市・千葉県東金市と災害時における相互支援、「災害時相互援助協定」を締結しました。東金市からは志賀 直温市長、宍倉 敬文市議会議長に出席いただきました。
今回の協定は、東金市との友好都市締結により、相互に強固な防災体制を構築するため、東日本大震災を機に、平成24年1月に交わした「災害時相互支援宣言」をより充実させた内容となっています。
締結式には、東金市の区長会連合会の皆さんと、当市の区長会の役員の皆さんにも同席いただき、災害時の援助、住民同士の共助の必要性を確認していただきました。
地震や風水害など全国的に大規模な災害が発生する中で、今後もより強い絆で連携し、さらなる安全・安心を目指し、災害対応力の強化に取り組んでいきます。
10月24日(月曜日)
定例記者会見を実施しました。
本日は、平成29年度予算編成方針について、中学生議会の開催について、第6回平和のつどい並びに戦没者追悼式の開催について、それぞれ説明をさせていただきました。
平成29年度の予算編成にあたりましては、第1次総合計画の最終年度となることから、計画の総仕上げを目指し、市民参加による健康づくり事業や、子育て支援講座など、様々な施策の充実を盛り込んでいきたいと思いますが、何より、職員一人ひとりがコスト意識を持ち、事務事業の抜本的な見直しを行う中で、貴重な財源を有効活用した予算編成に努めていきます。
記者会見の詳細は、下記をご覧ください。
10月23日(日曜日)
「市長と語る会」2日目は、午前中が堀金支所で、午後は穂高支所で開催し、約200人の市民の皆さんからご参加いただきました。
堀金会場では、協働のまちづくりの視点から、市が文書館の整備を検討していることへの対応について、財政問題や新総合体育館等の施設整備、企業誘致や産業の活性化、待機児童の現状や安曇野花火の対応等について意見交換を行いました。
穂高会場では、穂高駅前周辺の駐車場整備について、しゃくなげの湯と老人保健センターの入浴料金の問題、穂高幼稚園の副担任制度廃止、防災対策や職員の危機管理意識の欠如、万水川の内水対策、固定資産税の課税誤りに対する職員の姿勢などについて、意見交換を行いました。
職員の資質向上は勿論の事、頂戴した意見や提案は真摯に受け止め、改善すべきところは直ちに見直していきます。
10月22日(土曜日)
本年度の「市長と語る会」を、午前中は市役所大会議室において、午後は三郷公民館で開催し、両会場には260人を超える市民の皆さんからご参加いただきました。
市役所会場では、新総合体育館の建設について、規模や財政面からのご意見を伺うほか、高齢者や通学路に配慮した交通安全施設の整備、荒廃農地や空き家対策、景観や電柱の地中化などの課題について意見交換を行いました。
三郷会場では、松本広域森林組合の貯木場に積まれた松材に対する行政の姿勢や、三郷地域の一般廃棄物最終処分場の今後について、また、保育園の民営化や生涯学習に観光振興、身近な生活環境の改善、防災対策等について意見交換を行いました。
頂戴した意見や提案は真摯に受け止め、慎重に検討し、今後の制作に生かしていきます。
10月19日(水曜日)
県市長会経済部会に出席しました。市長会には、他に総務文教部会、社会環境部会、建設部会の計4分科会があり、19市長が毎年それぞれの部会に所属し、各市が抱える行政課題の研究や要望活動を行っています。
本日の部会には、当市のほかに、東御市長・諏訪市長・駒ヶ根市長・飯山市長が出席し、本年19市から提出された、産業労働・農政・林務に関する7議題について、県担当者と意見交換を行いました。当市からの議題は下記のとおりです。
- 信州ものづくり産業投資応援条例に基づく助成金の要件緩和について
- 松くい虫被害対策としての治山事業による保安林の森林整備について
10月18日(火曜日)
県建設部長をはじめ、幹部職員の皆さんに要望活動を行いました。
要望団体は、市が加盟している地域高規格道路松本糸魚川連絡道路建設促進期成同盟会で、関係の市町村、市町村議会、商工会の46団体で構成されています。広域的な交流が期待される道路であり早期建設が望まれますが、事業を進めていくには、地域の皆様の理解と協力が重要です。その必要性や効果を含め、継続的に丁寧な説明を行っていただくよう強く要望してきました。
10月16日(日曜日)
心地良い秋晴れの下、市内4地域で市民運動会が開催されました。
子どもからご年配の方まで世代や地区を越えた交流、市民・地域の絆はこうした運動会を通じることで育まれます。今日は、豊科地域、堀金地域、三郷地域に駆けつけました。
役員の皆さんには、運動会の設営や選手集めなど、大変なご苦労があるかと思いますが、これからも、共助の力が大いに発揮されますよう願っています。
10月15日(土曜日)
市区長会設立10周年記念式典に出席しました。平成19年4月に設立した市区長会は、市内83区の区長の皆さんが、それぞれの地域が抱える課題に対して、情報交換や解決に向けた様々な取り組みを行ってきました。
設立から10年、これまで市の礎を築いて戴いた歴代区長会長さん、各区の区長の皆さんに、厚く感謝を申し上げます。
平成26年度には、区のあり方を記した区マニュアルを作成され、現在は、さらに身近な隣近所のあり方を記したコミュニティーマニュアルの作成などに取り組まれています。市でも、現在、自治のあり方を示した「自治基本条例」の制定を目指していますが、条文には、身近な区のあり方についても盛り込んでいます。
これからも、市と共同のパートナーとして、少子高齢社会や災害に対応しうる持続可能な住み良いまちづくりに向けて、ご協力をお願いします。
10月14日(金曜日)
昨日に引き続き、北信越市長会総会に出席しました。まず、総務省における施策として、
- 自治財政局財政課、鶴巻参事官から「地方財政の現状と課題」について、
- 自治税務局固定資産税課、谷口鑑定官から「地方税制の動向と課題」について、
- 消防庁、杉本国民保護・防災部長から「災害対応と消防団の加入促進」について、
- 個人情報保護委員会事務局総務課、松本企画官から「マイナンバーの安全管理措置に係る再チェックのお願い」について
それぞれ説明を受けた後、昨日提出された行政課題25議題を政策的に5議案に集約し、採択を行いました。
本日採択された全議案は、国に対する要望事項として全国市長会へ提出することになりました。また、役員会から報告された決議案についても全て採択し、北信越市長会として関係機関へ要望していくことになりました。
次期、第170回北信越市長会総会は、来春5月に糸魚川市で開催されます。
10月13日(木曜日)
第169回北信越市長会総会に出席のため、富山県魚津市へ伺いました。
魚津市は、富山県の東部に位置し、富山市から東へ25kmの距離にあります。面積200.61平方キロメートル、人口43,000人、昭和27年4月に近隣町村が新設合併し、市制を施行しました。市の北西には富山湾が広がり、「蜃気楼・埋没林・ほたるいか」が市の三大奇観として知られています。
本日の総会では、前回開催市長として、第168回北信越市長会総会の経過報告を行い、その後、北信越5県から提出された25議題を、3分科会に分かれて審議しました。分権型社会の構築は、持続可能で市民が活力に満ちた生活を送る上で必要不可欠です。これからも、地方自治の自主性を損なうことなく、北信越69市の市長とともに地方の声を国に届けていきます。
10月11日(火曜日)
県内4つの農業共済組合(東信、南信、中信、北信)が、来年4月1日の合併に向けて予備契約調印式を行い、中信農業共済組合の副組合長として出席しました。
国の示した「1県1組合化」を踏まえて、平成22年から合併協議を進めてきましたが、大型化する農業災害に対応していくためにも、合併による組織の強化に期待します。
また、午後は、穂高広域施設組合議会定例会を招集させていただきました。
本日の定例会では、平成28年度一般会計補正予算(第1号)と、平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定の2件を上程させていただき、それぞれ承認いただきました。
当組合で進めている「新ごみ焼却施設」の整備については、現在、要求水準書の検討を慎重に行い、適切な事業者を選定し、平成30年度当初の整備事業着手に向けて取り組んでいます。大型ハード事業となりますので、構成町村長の皆さん、組合議会の皆さんと十分に協議を行い、経費節減に努めながら、適正な施設整備を進めます。
なお、本日承認いただきました議案の概要は下記のとおりです。
◆平成28年度一般会計補正予算(第1号)… 歳入歳出予算の総額から151千円を減額し、予算の総額を1,170,319千円とする。
◆平成27年度一般会計歳入歳出決算の認定 … 歳入総額:1,221,286,959円、歳出総額:1,189,262,029円、実質収支額:32,024,930円
10月10日(月曜日)
シンポジウム「世界に誇る安曇野の景観」に出席しました。
北アルプスの山々と幾筋もの堰が潤す豊かな田園、そして、屋敷林が織りなす安曇野の景観は私たちの財産です。パネルディスカッションでは、当市に関わりのある皆さんや移住された皆さんが、安曇野の風景の魅力や、景観を守るために自ら意識して行動することの大切さを会場に呼び掛けていました。
市では「市景観条例」を制定し、適正な運用のもと、安曇野に「住みたい」、「働きたい」、「行ってみたい」と感じてもらえる魅力ある景観形成に努めながら、市民の暮らしの満足度や充実感を高めるための実現に取り組んでいます。
今後も「安全・安心・快適なまちの形成」を基本方針に、活気にあふれ、魅力ある地域として成長・発展できるよう市政運営に努めていきます。
10月8日(土曜日)
昨日に続き、「名水サミットin志摩」のオプショナルツアーに参加しました。
皇大神宮の別宮「伊雜宮(いざわのみや)」、「天の岩戸」、リアス式海岸を望む「横山展望台」を視察しました。
天の岩戸(写真)は、神路山の逢坂峠の麓にある洞窟で、天の岩戸の神話になぞられています。志摩用水として日量31,000トンが神路ダムに流れ、市民の生活飲料水の源となっています。「恵利原の水穴(天の岩戸)」として昭和の名水百選に選定され、現在は地元、恵利原地区の皆さんによって、大切に管理保存されています。
当市では「安曇野わさび田湧水群」が名水百選に選定されていますが、清冽な水を後世に、確実に継承していくことの大切さを痛感した2日間でした。
10月7日(金曜日)
三重県志摩市で開催された、第30回全国水環境保全市町村連絡協議会全国大会「名水サミットin志摩」に出席しました。
現在、本協議会には175の市町村が会員となり、水環境の保全の推進と、水質保全意識の高揚に取り組んでいます。年1回、サミットが開催され、昨年は当市において開催したことを受け、シンポジウムでは前回開催市長として開会宣言をしました。
志摩市は、「天の岩戸」の神話で知られ、1300年以上前には、海の幸を朝廷に献上する「御食つ国(みけつくに)」として、今でも海産物が特産品になっています。
本年5月には、世界が注目したG7「先進7カ国主要国首脳会議、伊勢志摩サミット」が開催され、日本の美しい自然と豊かな伝統文化が世界へ発信されました。また、伊勢志摩国立公園の指定70周年が重なるなど、市民を上げての歓迎を受けました。
10月6日(木曜日)
岡山市で開催された「第78回全国都市問題会議」に参加しました。
今年のテーマは「人が集いめぐるまちづくり」から国内外にひらかれた都市の活力創出戦略からです。
各都市では人口流出に歯止めをかけ、若い世代の地域への定住を図るため、雇用の確保や地域経済の活性化を目指して、地方創生への取組みが行われています。本市でも、戦略的な産業振興や観光誘客、子育て支援を中心に、総合戦略に基づき事業を展開していますが、いかに、安曇野の魅力を発信し、地域活力を創出していくかが極めて重要な課題です。
今日は、岡山市長と奈良県橿原市長によるまちづくりの実践事例の報告がありました。地域の歴史文化、地域資産をどう活かしていくか、考えていきたいと思います。
10月3日(月曜日)
新温浴施設「安曇野しゃくなげの湯」がオープンしました。
新たなしゃくなげの湯は、市民や地域の皆さまの福祉向上と、健康増進につながる施設とするため、市の財産である豊富な天然温泉を活用した大浴場をはじめ、シルク湯、炭酸泉風呂、遠赤サウナ風呂等を設けました。
旧しゃくなげ荘は昭和48年の開業以来、穂高温泉郷の主要施設として、地域の憩いの場としての役割を担ってきましたが、隣接する温泉健康館とともに老朽化が進み、合併前より新しい施設の建設が検討されてきました。
安曇野しゃくなげの湯が、市民の皆さまの新たな健康増進の施設として大いに利用され、また、隣接するビフ穂高との連携による西山山麓地域の観光拠点として、市の活性化へつながるよう期待します。