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平成29年7月 市長の活動日誌
7月30日(日曜日)
中野市で開かれた長野県消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会に出席し、出場した市消防団を激励しました。今年の県大会には、6月の市の大会、7月2日の松本消防協会の大会を勝ち抜いた第4分団(豊科南穂高)が小型ポンプ操法の部に出場しました。
4分団の皆さんは、昨年秋から訓練を開始し、今回、2年ぶりとなる県大会に臨みました。出場した選手は郷土の誇りを胸に、安曇野市、松本消防協会の代表として、日頃の訓練の成果を全力で出し切っていただきました。
成績は第9位と惜しくも入賞はできませんでしたが、市消防団の技術力の高さと団結力の強さを県内に広めていただきました。選手をはじめ、分団員や消防関係者、家族の皆さまの献身的な支えに、改めて敬意を表します。皆さん、本当にお疲れ様でした。
7月28日(金曜日)
拾ケ堰・世界かんがい遺産登録記念式典に出席しました。拾ケ堰は、先人の高い技術を用いた開削工事と、梓川の地下を横断するサイフォン工事、また、開削以来適切な維持管理が行われ、200年もの間、地域の発展に貢献してきた事などが評価され、昨年11月8日に登録されました。
式典では、拾ケ堰の清掃に取り組む豊科南小学校6年生の代表12人が、美しい拾ケ堰にしていくために、一人ひとりが行動に移す事が宣言され、また、豊科郷土博物館の百瀬新治館長による記念講演では、拾ケ堰開削の歴史と、現在の課題について約450人の来場者の皆さんが熱心に聴講されました。
今回の登録が、農業や産業の振興、教育など地域の発展につながりますよう、併せて、郷土の歴史・文化が再発見されることを願ってやみません。
7月27日(木曜日)
全国14市町で構成される「ラウンドアバウト普及促進協議会」の主催により、当市において「ラウンドアバウトサミットin安曇野」を開催しました。本日は、北は北海道、南は沖縄からご参加いただき、ラウンドアバウトの導入を検討される自治体や関係する皆さまへ情報提供を行うとともに、講演会や事例発表、意見交換等が行われました。
本市では平成27年4月、豊科本村と堀金中堀地域において環状交差点「本村円(まどか)」が開通しました。変則5差路の見通しの悪かった道路も、ラウンドアバウトの導入による道路改良施工により、現在では事故もなく、安全でスムーズな交通が確保されています。
災害にも強い「安全・安心な道づくり・まちづくり」が、全国に広がりますよう、安曇野から情報発信を続けます。
7月26日(水曜日)
中信地区私学助成推進協議会の皆さまから、陳情書の提出を受けました。
国は「高等学校等就学支援金」制度を改正し、国公・私立を問わず、高校などの授業料の支援として「就学支援金」を支給し、制度の拡充を図っています。しかし、私学と公立高校との保護者の負担格差は依然として大きく、学校経営の面でも少子化や低迷する経済情勢を受け、厳しさが増しています。
当市では、「私立高等学校運営費補助金」として、中信地区私学助成推進協議会の構成校を対象に、市内からの在校生1人につき、1万円の運営補助金を各学校へ交付しています。また、平成29年4月から、高校・大学等へ進学を希望する生徒の保護者で一定の条件を満たす方に対して、入学に必要な費用を無利子で貸付ける「入学準備金貸付制度」を開始しています。
個性豊かな教育活動を展開する私学の重要性を認識し、今後も引き続き、保護者負担の軽減と、学校経営の健全化を図っていきます。
7月25日(火曜日)
就職面接相談会に出席しました。
松本公共職業安定所管内の雇用情勢は、有効求人倍率が1.4倍前後で推移し、人手不足に加えて、人材不足が課題となっています。労働人口の減少が主な原因と考えられますが、働き手の確保に繋がる総合的な施策の推進が急務です。
市では、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、雇用の創出に向けた施策を実施していますが、併せて、雇用情勢への対応を強化し、関係機関と連携を密にしながら、就業者支援を図っていきたいと思います。
就職面接相談会は、就労意欲のある方々にとって、企業と直接面談ができるよい機会です。また、企業の皆さまにとっても、将来の担い手確保のための人材発掘の場となります。今後も、地域経済活性化の一助につなげていきます。
7月24日(月曜日)
堀金地域岩原区の岩原猿害被害者同盟の皆さまから「堀金岩原地域等居住区域への猿侵入防止対策の実施・徹底について」陳情書の提出を受けました。
猿による農作物の被害は深刻で、農家の生産意欲を減退させるだけでなく、一般住宅への侵入が相次ぐなど地域に大きな影響を及ぼしています。
市では、電気柵の設置など対策は施しているものの、個体数の増加により被害は後を絶ちません。被害を軽減させるため、今後も関係機関と連携し、できる限りの対策を講じていきます。
7月21日(金曜日)
都市再生整備計画事業「安曇野水辺の里地区」の事業の一環として、平成28年3月から工事に着手した、穂高駅前広場の整備が完成し、本日竣工式を行いました。
穂高駅前広場は昭和44年に改修して以降、老朽化が進み、以前から改修の要望を受けていました。今回の整備により、歩道は景観に配慮した石張り舗装に、車道は一方通行の規制を行うことで、安全で快適な駅前広場となりました。また、交通接点としての機能向上を図るため、バス乗り場やタクシー乗降場を固定し、使いやすさを確保し、利用者の皆さんにはシェルター(屋根)を整備して快適に乗り換えができるようになりました。
安曇野観光の玄関口として、一層快適に、安全に利用していただくことを願います。
7月20日(木曜日)
地域高規格道路松本糸魚川連絡道路長野県側ルート建設促進協議会総会に出席しました。
この道路は地域の拠点性を高め、沿線地域の商工業や観光産業を発展させる「地域を育む道」であり、災害時の緊急輸送道路として、迅速確実な救急搬送の確保など「命をつなぐ道」として重要な道路です。総会では、平成28年度事業報告並びに平成29年度事業計画案と予算案等が承認され、その後、県から事業概要の説明がありました。
平成28年1月、基点の安曇野北インター(仮称)から大町市街地南までの計画案が示されましたが、地元住民からは建設反対の声が上がっています。本日の総会でも、冒頭あいさつの中で、事業主体である県に対しては、地元へ入っていただき、丁寧な説明を続けていただくよう要望しました。
7月19日(水曜日)
国土交通省を訪問し、現在、市が取り組んでいる4つの事業について、社会資本整備総合交付金の採択及び交付額の増額について、要望しました。
社会資本整備総合交付金は国の予算2兆円に対して4兆円の要望があり、財政的にも厳しい状況を伺いましたが、市民の安全安心を確保するためにも、事業の完了を目指し粘り強く国の支援を求めていきます。
以下、本日の要望事項です。
- 豊科南部総合公園における体育館建設事業について…防災公園事業としての採択
- 「明科駅周辺地区」の整備事業について…交付金の十分な配当
- 「第36回全国都市緑化信州フェア」のサテライト会場として使用する「三郷文化公園体育館」の改修工事について…重点的な交付金の配分
- 都市計画道路「吉野線」街路事業について…交付金の十分な配当
7月14日(金曜日)
男女共同参画コミュニケーターの皆さんを委嘱しました。
国では、平成27年に「女性活躍推進法」を制定しました。男女の人権が尊重され、少子高齢化や人口減少など、社会情勢の変化に対応していくためには、特に、自治体や企業などで女性が働きやすい環境を整備していく必要があります。
市でも、平成30年からの第3次男女共同参画計画の策定を目指していますが、活力あるまちづくりを実現するには、とりわけ女性の活躍を推進する取り組みが欠かせません。
コミュニケーターの皆さんには、他団体との連携を図りながら、今まで培って来られた経験を存分に発揮していただき、地域のリーダーとして、これまで以上に男女共同参画社会の実現に向けて、活躍いただきますよう期待します。
7月13日(木曜日)
県建設部長をはじめ、幹部職員の皆さんに要望活動を行いました。
市では毎年、道路・河川・砂防をはじめとする社会基盤整備について、要望活動を行っています。安全で快適な住み良い環境づくりは市民生活に欠かせません。今年も、事業の促進が急務な案件について、以下のとおり要望しました。また、今回は「一般県道豊科大天井岳線須砂渡トンネル建設促進協議会」の皆さんも一緒に、要望活動を行いました。
◆地域高規格道路松本糸魚川連絡道路について
◆主要地方道安曇野インター堀金線(本村)の早期事業化について
◆一般県道小岩岳穂高(停)線(富田橋と穂高(停)線までの歩道整備)の整備について
◆一般県道豊科大天井岳線(須砂渡トンネル)の事業化について
◆一般県道有明大町線(鼠穴橋)事業の早期完成について
◆主要地方道路松本環状高家線(梓橋)梓橋の早期改修について
◆黒沢川河川整備について、調節池の早期完成と万水川下流域の内水対策について
◆急傾斜地崩落対策事業(駅上・大口沢)の促進について
◆県営住宅アルプス団地の整備促進について
◆社会資本整備総合交付金事業の十分な配当について
◆安曇野建設事務所・犀川砂防事務所の機能強化について
◆一般県道穂高松本塩尻自転車道の活用について
7月12日(水曜日)
国道403号道路整備促進期成同盟会総会に出席し、新矢越トンネル内の進捗状況を視察した後、引き続き、県建設部長に事業の整備促進を要望しました。
国道403号の整備については、平成21年度より道路改良(矢越防砂事業)が着手され、「新矢越トンネル」は平成27度に貫通、本年9月には橋梁等の工事も完成し、供用となる予定です。地域住民が安全で安心して生活できる地域道路の整備は急務です。
当市の整備区間では、白坂口のクランク状の狭隘箇所が残っており、さらに、潮地区では歩道が未整備でカーブで見通しも悪く、児童やお年寄りの皆さんには危険な状況です。歩行者の安全確保と視距の確保のため、今後も歩道の整備を要望していきます。
7月11日(火曜日)
「高瀬川高水敷整備促進期成同盟会」、「穂高・松川・大町間道路建設連絡協議会」、「穂高川水系治水砂防期成同盟会」の3つの総会に出席し、地元県議をはじめ県の幹部職員の皆さんに要望活動を行いました。
要望内容はそれぞれ、以下のとおりです。
◆高瀬川高水敷整備促進に関する要望
1.安全で快適な河川環境整備事業の促進
2.未整備地区の整備促進
(1)安曇野市安曇橋上流左岸低水護岸の早期着工
(2)松川村福祉施設周辺低水護岸の早期着工
(3)池田町林中地域低水護岸の早期着工
(4)大町市常盤地区低水護岸の早期着工
◆穂高・松川・大町間道路建設の要望
1.宮城から鼠穴地区の道路改良及び鼠穴橋の早期架け替え
2.神戸地区の道路改良
3.南神戸地区の芦間橋の架け替え
4.川西地区の道路改良及び交通安全対策
5.西山・清水地区の道路改良及び交通安全対策
6.泉地区の道路改良及び交通安全対策
◆穂高川水系治水砂防に関する要望
✧ 穂高川水系(乳川・こべ沢・北和田沢・川窪沢川)における治水砂防事業を促進すること
7月10日(月曜日)
7月2日に開催された松本消防協会ポンプ操法・ラッパ吹奏大会において、小型ポンプ操法の部で優勝した第4分団の皆さんが優勝報告に来てくれました。
選手の皆さんは、訓練を通じて仲間と深めた絆の大切さや、2年ぶりの県大会に向けて、意気込みなどを話してくれました。
若い皆さんの団結力は、地域防災はもちろんのこと、活力ある地域づくりにつながります。大会まで怪我なく訓練を重ねられ、7月30日の県大会では、安曇野市そして松本消防協会の代表として、これまでの訓練の成果を存分に発揮してください。
7月7日(金曜日)
昨年、当市で開催した「北信越市長会総会」「長野県市長会総会」に続き、市長会関係の主要な会議の一つ「副市長・総務担当部長会議」を市役所で開催しました。
県内19市の副市長と総務担当部長の皆さんが、行政課題に係る議題審議を行うとともに、懇親を深めていただきました。本会議で採択された議題は、8月に開催される県市長会総会に提出されることになっています。
7月6日(木曜日)
長峰荘の今後について、明科地域の区長さんと意見交換をさせていただきました。
先の市議会6月定例会において、長峰荘の問題については説明会や意見交換会を行わせていただくこととし、本日、区長さんにお集まりいただきました。
区長さんからは、それぞれに長峰荘の存続を強く求めるご意見をいただきました。地元の熱意は十分に感じていますが、大変厳しい状況にあることも事実です。土砂災害警戒区域等に指定されていること、市の財政や公共施設再配置計画への対応など、抱える課題に対しては大きなエネルギーが必要になります。
将来にわたり持続可能な安曇野市を確立していくために、この問題は避けては通れない市政の重要課題であることをご理解ください。次回の市民説明会は、7月31日(月曜日)です。
7月3日(月曜日)
松本地域戦略会議に出席しました。
県が策定する次期総合5か年計画について、地域が「めざす姿」や「取り組む政策」について、県知事と松本地域振興局管内の首長とが意見交換する場として開催されました。
少子高齢化と人口問題、広域的観光地づくり、産業振興、廃棄物対策、交通対策、松くい虫対策、教育問題など、多岐にわたり意見交換がなされましたが、次期計画は、県土全体はもとより、松本地域の総合戦略として、具体的かつ実現性のある計画となるよう期待します。
7月2日(日曜日)
市防災広場で開かれた松本消防協会ポンプ操法・ラッパ吹奏大会に出場した市消防団の激励に伺いました。
今日の大会には、先月市で開催されたポンプ操法大会を勝ち抜いた4チームと、音楽喇叭(らっぱ)隊が出場しました。出場選手の皆さんには、覇気あるポンプ操法、ラッパ吹奏を披露していただきました。
結果は小型ポンプ操法の部で第4分団が優勝し、第11分団が入賞、また、音楽喇叭隊も入賞という素晴らしい成績を収めていただきました。団員の皆さんには、地域防災のため、日々訓練を重ねていることに改めて敬意と感謝を申し上げます。第4分団には、今月30日、中野市で開催される県大会に向けて、怪我のないよう頑張ってください。