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光城山1000人SAKURAプロジェクト

記事ID:0068047 更新日:2021年2月4日更新 印刷ページ表示

プロジェクトに込めた思い

桜の名所である光城山(通称「昇り龍」)

 4月。光城山の桜は、その麓から咲き始めます。日を追うごとに、登山道沿いを山頂に向かって徐々に開花していく様子は、龍が空に昇っていく様子に例えられ、通称「昇り龍」として毎年多くの方に親しまれています。
『かつての光城山』
 光城山は、以前は樹木のほとんどない山でした。当時、砂防目的もあり、地元の方々によりさまざまな樹木が植樹され、時間をかけて現在の姿に移り変わっていきました。当時は周辺にいくつか集落も点在しており、薪炭用材の採取など、地元住民の生活にとって欠かせない身近な里山でした。
『地域住民により守り育てられてきた桜』
 光城山の桜は、大正天皇の即位を記念して地元の青年団により植樹されたのが始まりであったと言われています。その後も地元の方々や、NPOなどにより桜の植樹が進められ、維持管理されてきました。現在、私たちを楽しませてくれている桜は、桜を愛する地域住民によって守り育てられてきたのです。
『これからの光城山』
光城山は、気軽に登れることから毎日のように登山を楽しまれている方がいます。また、光城山は桜の他にも、山城としての歴史や、豊かな自然環境に恵まれています。これらの豊富で貴重な資源を持つ光城山を、これからも多くの皆さんの力で後世に長く引き継いでいくことが大切です。

光城山の桜

市民と行政の協働によるプロジェクトの推進

『老朽化の進む光城山の桜』
 多くの方に愛されている光城山の桜(ソメイヨシノ)の寿命は、およそ60~70年と言われています。古い木は既に樹齢が100年近くとなり、老木化により開花する桜が乏しくなってきました。また、周辺に生息する鹿などの鳥獣による食害等が確認されており、このままの状態が続けば、「昇り龍」に例えられる桜の名所としての光城山を後世に残していくことが困難であると心配されていました。
『プロジェクトの設立』
 以前より、早期の桜の補植が望まれていましたが、地元住民だけ、行政だけで解決できる問題ではありません。そのため、光城山の桜を後世に残していくこと、また、自然環境の保全など、光城山にかかる各種課題解決を目的に、光城山の所有者である上川手山林財産区や、地元区の皆さん、NPO、樹木医などの専門講師、市職員により「光城山1000人SAKURAプロジェクト」を平成26年4月に設立しました。プロジェクト名の「1000人」には、多くの方に関わっていただきたいという意味が込められています。

設立総会の様子


『協働により様々な課題解決に取り組む』
 光城山への桜の植樹は、土壌環境や日照条件、植樹方法など困難な課題が山積していました。そこで、専門講師のアドバイスをいただきながら、具体的な植樹方法について検討しました。平成26年度に試験的に3種類の桜、計60本を麓付近に植樹し、その後は比較的病害虫に強いと言われる神大曙の苗木300本を山頂付近に植樹しました。その後も毎年60本程度ずつ植樹を継続するとともに、育成不良の場所に補植しています。
 プロジェクトでは、桜の植樹だけでなく、光城山の自然環境に関わる課題解決や、桜や地域の歴史文化を活かした観光振興等の研究にも、市民と協働で取り組んでいます。それぞれ桜の植樹や自然環境の保全、歴史文化の継承、事業推進などの分科会に分かれ、検討を進めています。

植樹の様子

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