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【etWASABI】安曇野市のわさびを活かしたフランス欧州進出プロジェクト
プロジェクト概要
フランス語の「et」とは、英語で言う「and」のこと。プロジェクト名は「わさびと○○」という意味が込められています。本事業では、日本料理の名脇役であるわさびにスポットライトを当て、わさびによってより美味しさを引き立てる料理(寿司やそば)や安曇野の特産品を、フランスを拠点に欧州全体へアピールすることを目指しました。
プロジェクト活動報告
3月24日、etWasabiプロジェクトの支援事業者であるTSSプロダクションの白神氏、グローバル・デイリーの大坂氏が訪れ、参画事業者の代表である藤屋わさび農園の望月専務、EH酒造の吉田社長・飯田常務とともに、太田市長へフランスプロモーションの成果を報告。テスト販売で200万円以上を売り上げたことや、新たな販路23件が開拓できたこと、安曇野食材のフルコースイベントが好評だったことを伝え、安曇野のわさびや特産品には、さらなる輸出拡大の可能性があることを説明しました。表敬訪問のあとは、参画事業者への報告会を行い、好事例の紹介や活用法、第二弾プロジェクトについても検討しました。
参加事業者の団結を図り、フランスでの販路開拓に向けての機運を高めるため、安曇野市役所にて団結式(記者発表会)を開催しました。 市の担当者が経緯や概要を説明したのち、オンラインで出席したコーディネーターがプロジェクト内容を詳しく紹介。参加事業者にも意気込みを語っていただきました。当日はテレビや新聞など報道各社も訪れ、記事や番組等で取り上げられました。
モナコグランプリは、モナコ公国のモンテカルロ市街地で行われるF1世界選手権レース。「世界3大レース」のひとつに数えられ、F1及びモナコのシンボルともいえる名物レースとなっています。
グランプリ期間中、モナコの4つ星ホテル「フェアモント モンテカルロ」内にある高級日本食レストラン「NOBU」には、多くの富裕層が集まり、マグナムシャンパンや高価なボルドーワインの注文が多数入るそうです。そんな1年に1度のビッグイベントを彩るメニューとして、安曇野わさびを使った料理が提供されました。
冷やし蕎麦、ひじきと伊勢海老添え、スパイシーレモンドレッシング
使用食材:半なま石臼挽きそば (有限会社榑木野)
イタリア・サンレモ産のボタン海老、トロのグリル・わさびクルート、むきみ蕎麦のリゾット添え、ドライ味噌と粒マスタードソース
使用食材:むき実そば(株式会社Farm常念)
「Izakaya Cozza」木村シェフによる安曇野食材を使った試作料理
上左:ソフトシェルクラブのキヌア揚げ わさびの茎のピクルスを使用した抹茶豆乳クリーミーソース添え 上中:マグロ・アボカドロール 生わさびとまさご添え 上右:鰻のグリル 生わさび添え抹茶仕立て 下左:ハマチのかまのグリル オリーブオイルポン酢わさび仕立て 下右:フィレ肉のたたき 生わさびソースと玄米あられ添え 抹茶オリーブオイルソース仕立て
使用食材:生鮮生わさび(藤屋わさび農園)
BSフジの番組「ESPRIT JAPON」にて、安曇野わさびの魅力やetWASABIプロジェクトについて取り上げた「清涼な湧水が生み出すわさびの秘密」が放送されました。
水が湧く場所に直に植えて育てる安曇野ならではの栽培法や、荒廃したわさび田を再生させる取り組み、国内外への販路拡大の取り組みなどを、市内の若手わさび農家「藤屋わさび農園」「わさびや游」を通して紹介しました。