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上長尾配水池が完成しました
昭和60年に築造した(三郷)上長尾配水池の耐震化を図るため、平成28年9月から進めていた建て替え工事が、平成29年12月にしゅん工し、配水を開始しました。
安曇野市水道事業では、安曇野市水道ビジョン(水道事業基本計画)に基づき、震災等の非常時において飲料水が確保できる体制を整備するため、耐震性能が不足している施設の耐震化を進めています。
市内に45ヵ所ある配水池のうち8ヵ所を、水源から直接送水を受け、災害時に多くの飲料水を確保できる「拠点配水池」と定め、耐震化工事を実施してきました。上長尾配水池は、拠点配水池の1つに定められた配水池で、三郷地域の約6割(温・明盛地区)に配水しています。
拠点配水池は、災害などの緊急時に給水活動の拠点となる施設でもあるため、今回の工事にあわせ、給水車への給水などを行う臨時給水スペースや車両の駐車スペースの確保、資材倉庫の設置など、拠点配水池としての機能を強化しました。
本工事のしゅん工により市内8ヵ所の拠点配水池の耐震化が完了し、今後は拠点配水池から指定避難所等、重要給水施設への管路耐震化を進めていきます。
(写真)上長尾配水池近景図
施設概要
○総事業費
約4億7千万円(工事費・業務委託費・用地費など)
○施設の面積
2673.58平方メートル
○ステンレス配水池(容量1800トン)
縦14メートル・横22メートル・高さ8メートル
○資材倉庫も併設
○臨時給水スペースの確保(アスファルト舗装)
○緊急遮断弁の設置
配水池からの配管は既設管に接続しています。
(写真)上長尾配水池全体図