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多面的機能支払とは
多面的機能支払交付金
農地や水路、農道、ため池等は、農業に通じて作物を供給することだけでなく、国土や自然環境の保全・水資源の有効活用・人々に癒しや保健休養をもたらす効果・防災、減災効果・生き物や住民の文化を育むという様々な効果(=農業の多面的機能)があります。
これらの多面的機能の発揮を促進し、担い手の負担を軽減することを目的とした日本型直接支払制度「多面的機能支払交付金」を地域資源の保全に取り組むみなさまに交付して活動を応援します。平成27年4月に農業の有する多面的機能の発揮の促進に関する法律に基づく事業となりました。
交付対象組織
各地域における活動組織を設立して下さい。
既存の耕作者組合や水利組合、基盤整備組合などを母体に活用することも可能です。
農地維持支払(地域資源の基礎的な保全活動・地域資源の適切な保全管理のための推進活動)
農業者のみで構成される活動組織、または農業者および地域住民やその他の団体などで構成される活動組織
資源向上支払(地域資源の質的向上を図る共同活動)
農業者および地域住民を含む活動組織
※農業者のみで構成される活動組織は対象になりません。
資源向上支払(施設の長寿命化のための活動)
農業者のみで構成される活動組織、または農業者および地域住民やその他の団体などで構成される活動組織
活動期間(交付期間)
事業開始し年度から5年間の活動が必須です。5年間の活動期間終了年度の翌年度、改めて活動を実施したい場合は、新たに事業計画の認定申請が必要です。
交付単価
1年あたりの交付単価(単位:円/10a)
地目 | (1)農地維持支払※1 | (2)資源向上支払(共同) | (3)資源向上支払(長寿命化) |
田 | 3,000円 | 2,400円(1,800円※2) | 4,400円 |
畑 | 2,000円 | 1,440円(1,080円※2) | 2,000円 |
※1 (1)は取組必須です。(2)や(3)のみに取り組むことは出来ません。
※2 (1)、(2)及び(3)を一緒に取り組む場合は(2)が75%単価となり、合計で田9,200円/10a、畑5,080円/10aとなります。 ※3 農地・水保全管理支払の取組を含め5年間以上実施した地区は、(2)の単価に0.75を乗じた額になります。
平成28年度改正され、資源向上支払交付金(長寿命化)の年交付額が変更となりました
地目 | 交付金単価(円/10a) | ||
直営施工に取組む場合 | 直営施工に取組まない場合 | 組織の広域化に取組んでいる場合 | |
田 | 4,400円 | 3,640円 | 4,400円 |
畑 | 2,000円 | 1,640円 | 2,000円 |
※広域化の要件を満たさず、直営施工に取組まない活動組織の場合は、
(1)平成27年度までの上限額の5/6に対象面積を乗じて得た金額
(2)集落数に200万円を乗じて得た金額
(1)、(2)のうち、いずれか小さい金額を年交付金の上限額となります。
※事業計画の変更及び活動期間満了による再認定も含みます。
事業費の財源(負担割合)
国2分の1 県4分の1 市4分の1
活動の解説
関係ホームページ
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