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安曇野市では、絶滅の恐れがある動植物や重要な自然環境の情報をまとめた「安曇野市版レッドデータブック」を2014年に刊行し、市の環境政策に活用してきました。刊行から10年弱がたち、この間の安曇野市の環境の変化や、動植物の生息状況の変化を反映するため、令和4年度から5年度にかけて、当レッドデータブックに掲載されているレッドリストの改訂作業に取り組むことになりました。
改訂にあたっては、絶滅の恐れがある動植物について、市内の近年の生息情報を収集した上で、リストへの追加や削除、ランクの見直しなどを検討しました。また、安曇野市版レッドデータブックには外来種のほかに、ニホンジカなど、自然環境の保全管理のうえで注意すべき生物も掲載しており、それらの種についての見直しも行っています。
安曇野市版レッドデータブック2014表紙
安曇野市は、西部に北アルプス連峰がそびえ立ち、麓にはその山々に水源を発する中房川、烏川、高瀬川等が流れ、豊富な地下水が湧き出す風致の優れた複合扇状地にあります。
これらの変化に富んだ自然環境には、多様な野生生物が生息しており、市では、この貴重な自然環境を次の世代に引き継いでいくために、人と自然の共存、共生を目指して様々な取り組みを進めています。
その一環として、市における野生生物や自然環境の現状や課題を明らかにするため、現地調査や資料整理をおこない、「安曇野市版レッドデータブック」としてまとめました。
本書が希少な生物やその生息環境の保護対策や、自然環境を大切にしたまちづくりを進めていく上での基礎資料として、また市民の皆さまに自然環境について理解を深めていただくための手引書として、多くの皆さまに活用されることを期待しています。
「安曇野市版レッドデータブック2014」は、安曇野市役所 本庁舎 環境課の窓口にて頒布をしております。冊子版が1冊1,000円、CD-ROM版が1枚300円です。また、送料を負担していただくことにより、お送りすることも可能です。
送付を希望される方は、環境課までご連絡をお願いします。
郵送料を含めた納付書をお送りいたします。
入金を確認後(確認に1週間から2週間程度かかります)、安曇野市版レッドデータブック2014をご送付させていただきます。
安曇野市版レッドデータブックシンポジウムチラシ
レッドデータブックの発刊を記念し、市内の大切にしたい生きものや自然環境、その保全のための方法、レッドデータブックの作成により見えてきた課題、レッドデータブックの今後の活用方法等をテーマにシンポジウムを開催いたしました。
詳細については、レポートをご覧ください。
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