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安曇野市景観計画を改定しました
安曇野市では、総合的な景観施策を行うため、平成22年11月に景観行政団体へ移行し、平成23年4月に安曇野市景観条例及び安曇野市景観計画を施行しました。令和3年に計画策定から10年が経過することから、これまでの成果や課題、社会状況の変化を踏まえて、景観計画の改定を行いました。
主な改定の内容について
安曇野市景観計画
(1) エリアごとの景観的特徴と課題の見直し(第1部 景観づくりの方針)
社会状況等の変化及び景観に関する市民アンケートの結果を踏まえて、エリアごとの景観的特徴と課題について、内容の一部を修正しました。追加した景観づくりに向けての課題は、次のとおりです。
- まちなかエリア:景観を阻害する空き店舗や空き家
- 田園エリア:緑化の普及啓発、太陽光発電等の新たな施設
- 山麓・山間部エリア:農地や山林の管理
(2) 景観づくりの推進方策の整理(第3部 景観づくりの推進方策)
現行の景観計画策定後の取り組みの進展や経過を踏まえて、推進方策を整理し、取り組み内容の修正及び新たな取り組みの追加を行いました。主な改定箇所は、次のとおりです。
- 取り組み1 景観づくりの約束事を定めて守る
- 「必要な基準の追加・見直し」を取り組みに追加
- 「協定の締結・推進地区の指定」を取り組み2・3へ整理
- 取り組み2 景観づくりの活動の継続・推進
- 具体的な支援方策及び取り組み事例の追加
- 取り組み3 よりよい景観に導くしくみと体制の構築
- 緑化に関する取り組み方策の拡充
- 多様な主体との連携をしていく方策を追加
(3) その他
- 計画の位置付けについて、土地利用基本計画と連携していくことを追加
- 屋外広告物条例が制定されたため、特定外観意匠に関する記載を削除
- 文言や表現の整理
安曇野市景観づくりガイドライン
(1) 太陽光発電施設等に関するガイドラインを追加
近年、太陽光発電施設及び携帯電話の基地局の建設が増加していることから、これらの景観に対する基本的な配慮事項を追加しました。
(2) その他
- 特定外観意匠に関する記載を削除
- 建物配置における主要幹線道の定義を明確化
- 建築物の基調色の定義をわかりやすい表現へ変更
- 地図や統計データの更新
- 文言や表現の整理
改定の検討経過について
市民アンケート
改定の検討に先立ち、市民の意向等を把握するため、以下のとおり「安曇野市の景観に関するアンケート」を実施しました。
- 調査期間 令和2年1月17 日から2月2日まで
- 調査対象 18 歳以上の世帯主
- 調査方法 無作為に抽出した対象者2,500 人に調査票を送付し、郵送またはインターネットによる回答を依頼した。
- 回答数 回答数 1,141 名(回答率:43.7%)
- 結果 集計結果 [PDFファイル/647KB]・結果分析 [PDFファイル/328KB]
景観審議会
改定の内容を検討するにあたっては、景観づくりに関する重要な事項を調査審議するための附属機関である安曇野市景観審議会において、意見を伺い、改定の方向性を審議いただきました。
開催日 | 会議名 | 主な内容 |
---|---|---|
令和元年11 月14 日 | 第22回景観審議会 | 改定スケジュールについて報告 |
令和2年4月16 日 | 第23回景観審議会 | 市民アンケートの結果報告及び改定内容に関する意見交換 |
令和2年9月30 日 | 第24回景観審議会 | 改定の方向性に関する審議 |
令和3年2月2日 | 第25回景観審議会 | 安曇野市景観計画(案)及び景観づくりガイドライン(案)に関する審議 |
審議会の詳細については、次のリンク先ページをご覧ください。
パブリックコメント
改定素案がまとまった段階で「安曇野市景観計画(改定素案)」に対する市民等の意見を伺うためにパブリックコメントを以下のとおり実施しました。
- 実施期間 令和2年12 月14 日から令和3年1月13 日まで
- 実施方法 改定素案を市ホームページ等で公表し、意見を募集した。
- 結果 意見の提出はなかった。
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