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【上級編】 効率的に展示会に参加しよう
効率的に展示会に参加しよう
展示会への出展は新規の取引先を獲得するなどビジネスを拡大するチャンスになりますが、出展費用も大きいため、見込める利益とのバランスを考える必要があります。しかし、「初めての出展だから、なるべく費用を抑えたい」「パンフレットはこだわりたいけど、費用はかけたくない」などと考えますよね。そんな方に向けて、いくつかのポイントをお伝えします。
1.補助金・助成金を利用する
■1-1 市の補助金を利用する
安曇野市では下記の補助メニューを用意しています。
補助金名 | 販路拡大展示会出展事業(商業系)/技術・製品等展示会出店事業(工業系) |
---|---|
補助率 | 対象経費の1/2 |
対象経費 |
(共通)出展小間料/小間装飾費/宿泊費 |
上限額 | 国内30万円/海外40万円 |
申請期限 | 展示会の2週間前まで |
対象要件 | 「市長が認める展示会」を除き1事業者につき1年度あたり1回 |
【市長が認める展示会】
■商業(食品)系
・ファベックス<外部リンク>
・スーパーマーケット・トレードショー<外部リンク>
・Foodex Japan <外部リンク>
■工業系
・日本ものづくりワールド<外部リンク>
・ネプコンジャパン<外部リンク>
・Opie'<外部リンク>
年度 | R4年度以前 |
R5年度以降 |
---|---|---|
補助率 | 対象経費の1/3 | 対象経費の1/2 |
上限額(国内) |
商業:5万円 工業:15万円 |
商業:30万円 工業:30万円 |
上限額(海外) |
商業:25万円 工業:なし |
商業:40万円 工業:40万円 |
■1-2 県(長野県産業振興機構)の助成金を利用する
長野県産業振興機構では、県内中小企業(製造業)等の技術・製品の販路開拓を支援するため、展示会、見本市等への出展費用の一部を助成しています。
長野県産業振興機構補助金<外部リンク>
2.業者に委託せず、自分たちの工夫で費用を抑える
■2-1 ブース集客の3原則を押さえる
魅力的なブースにするためには専門業者に委託するのが1番ですが、工夫次第では自分たちだけでも魅力的なブースにすることはできます。ここでは、ブース集客の3原則を紹介します。
□2-1-1 「何を扱っているか」を掲示する
来場者がブースの前を通過するのは「数秒」。
その僅かな間に知ってもらうために、次のことを意識しましょう。
・会社名よりも先に気づくこと
・「瞬間」に読める(認識できる)こと
□2-1-2 「通路際」に展示台を置く
来場者はすぐにはブースに入ってきません。
通路から手が届く範囲に商品を置くことを意識しましょう。
□2-1-3 「立ち方・待ち方」を工夫する
来場者は「つかまりたくない」と考えていることを前提に次のことを意識しましょう。
・スタッフはブースの前に立ち尽くすことはしないこと
・来場者が「近寄りやすい」雰囲気づくりを行うこと
■2-2 コストをかけず、自分たちで準備をする
□2-2-1 目の引く「キャッチコピー」を作る
展示会はとにかく情報量が多いため、「シンプル」な情報ほどインプットされやすいです。
また、オープンクエスチョンよりもクローズドクエスチョンを意識しましょう。
●オープン例:「製造でお困りのことはありますか?」
●クローズド例:「Dx化でお困りの方、まずは『フロー図』をつくりませんか」
ポイントは来場者がイメージしやすい要素を入れることです。
□2-2-2 ブース装飾を「シンプル」にする
「目立つ」「派手にする」から脱却し、「シンプル」で目の引くデザインを意識しましょう。
他社との差別化をはかることができ、シンプルな分、装飾費用を抑えることもできます。
□2-2-3 テーマに合ったパンフレットを作成する
参考までに、安曇野市の補助制度を紹介するパンフレットを作成しました。
(工業系)補助金パンフレット [PDFファイル/659KB]
(商業系)補助金パンフレット [PDFファイル/723KB]
自社でパンフレットを製品する際の参考にご覧ください。
3.最後に
初級編から上級編まで、お読みいただきありがとうございました。
安曇野市では引き続き展示会に参加する事業者を応援していきます。
『こんな支援や援助をしてもらえるとありがたい』
『「安曇野ブース」があれば、その一員として参加したい』
などなど、いろんな意見がありましたら、今後の支援策の参考にさせていただきます。
ぜひ担当までお気軽にご相談ください。
4.関連ページリンク
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