お母さんが赤ちゃんにプレゼントした病気に対する抵抗力(免疫)は、百日せきでは生後3月までに、麻しん(はしか)では生後12月までにはほとんど自然に失われていきます。そのため、この時期を過ぎると、赤ちゃん自身で免疫をつくって病気を予防する必要があります。その助けになるのが予防接種です。
定期予防接種とは
予防接種には、予防接種法によって対象疾病、被接種対象者および接種期間が定められている定期接種と、それ以外の任意接種があります。
安曇野市は、予防接種法に基づいて、下記の定期予防接種を実施します。
A類疾病
- ジフテリア
- 百日せき
- 急性灰白髄炎(ポリオ)
- 麻しん・風しん
- 日本脳炎
- 破傷風
- 結核
- Hib感染症
- 肺炎球菌感染症
- 水痘(水ぼうそう)
- ヒトパピローマウイルス感染症
- B型肝炎
- ロタウイルス
B類疾病(高齢者のかかるものに限る)
予防接種の受け方
予防接種に行く前の確認
- これから受ける予防接種について、必要性、効果および副反応など理解していますか?
- お子さんの体調はよいですか?
- 母子手帳は持ちましたか?
- 接種券は持ちましたか?
※接種券は、標準的な接種期間をむかえる頃に対象者へ個別発送します。お手元に届かない、安曇野市へ転入された方は健康推進課までお問合わせください。
接種後の注意について
- 予防接種を受けたあと30分間程度は、医療機関でお子さんの様子を観察するか、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
- 接種後、生ワクチンでは、4週間、不活化ワクチンでは1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 予防接種を受けたあと、注射部位のひどい腫れ、高熱、ひきつけ等の症状があったら、速やかに医師の診察を受け、健康推進課までご連絡ください。
- 次の予防接種を受ける日程を確認し、計画的に接種をしましょう。
- 詳細は「予防接種手帳」または「予防接種と子どもの健康」の冊子をご覧ください。
予防接種の間隔について
ワクチンの種類と接種間隔の図
□同じ種類の予防接種を受ける場合
□異なる種類の予防接種を受ける場合
令和2年10月から異なる種類の予防接種を受ける場合の接種間隔の規定が変更となりました。
- 注射生ワクチンの接種後、違う種類の注射生ワクチンを接種する場合は、27日以上接種間隔をあけてください。
※例 1日(月曜日)に接種した場合→4週間後の29日(月曜日)から異なるワクチンの接種可能
- 注射生ワクチンの接種後、経口生ワクチン、不活化ワクチンを接種する場合の接種間隔の制限はありません。
- 経口生ワクチンまたは不活化ワクチンを接種後、違う種類の注射生ワクチン、経口生ワクチン、注射生ワクチンを接種する場合の接種間隔の制限はありません。