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安曇野市には83の自治会組織があり、その一つ一つを「区」と呼んでいます。
安曇野市の「区」は、「地域の課題は地域で解決する」をキーワードに、その地域で暮らす住民が相互に協力し合いながら安全、安心に住みよい地域をつくるため、それぞれ伝統や文化を大切に、地域の特性を活かした、防災・防犯、福祉、環境などの生活に密着した多様な活動や生涯学習を基盤とした活動などの自治活動を行っています。
平成29年4月に施行された「安曇野市自治基本条例」では、区は、区民相互の支え合いと助け合いの下、区が抱える地域課題に対し、区民一人ひとりが主体的に取り組むと同時に、協働により福祉の向上、安全で安心な地域を創り出すことが役割とされています。
1.安全・安心(安全・安心な地域づくりを目指すため、様々な活動をしています。)
交通安全、防犯・非行防止、消費者トラブルの防止、防火、防災、道路・水路の管理、青少年健全育成など
2.支え合い(安心して暮らせる地域づくりを目指し、お互いに支え合い、助け合活動を行っています。)
「支え合いマップ」の作成、高齢者や子どもの見守りなど
3.交流・親睦(区民の交流と親睦を図るため、子どもから高齢者が集える様々な催しを行っています。)
地域のお祭りなど伝統行事や文化祭、世代間交流事業など
4.学び合い(地域の課題解決に向けた学びを通じて持続可能な地域づくりを行っています。)
地区公民館等における学習会の開催や、課題解決の検討など
5.環境美化(快適で美しいまちを形成するため、地域の環境美化活動などを行っています。)
ごみ集積所や資源ステーションの管理、清掃活動、外来植物の駆除、緑化促進事業など
6.広報活動(生活に役立つ地域の情報や市からの情報をお知らせする広報活動を行っています。)
各種情報の配布・回覧など
安曇野市は、区をまちづくりの重要なパートナーとして位置づけており、区の活動を支援しています。
近年、日本は少子高齢社会を迎え、私たちの暮らしを取り巻く環境は大きく変わっており、地域社会が抱える課題も多様化、複雑化しています。全国各地で様々な大災害が発生する中、日頃から隣近所で支え合い、助け合う、地域コミュニティの重要性が再認識されています。
いざというとき、お互いに助け合える関係を構築していくためには、地域内で「顔の見える関係」をつくり、住民同士の絆を深めておくことが何よりも大切であり、自治会の重要性はますます高まっています。
人はだれでも一人では生きていけません。区に加入は任意ではあるものの、加入することで、お互いの顔がつながりやすくなります。
ぜひ、ご近所づきあいの第一歩として、隣近所の方に区についてお尋ねください。
活動は地域によって異なり、区の運営に必要な区費等の金額についても、個々の区の規模や活動状況などによって差があります。
また、区加入手続きは各区で行っています。
お住いの地域の区について詳細をお聞きしたい方には、お住いの地域の区長さん(自治会長さん)をご紹介します。
地域づくり課もしくは各支所地域課へお問い合わせください。