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重柳八幡宮祭り舟 (しげやなぎはちまんぐう まつりぶね)

記事ID:0002492 更新日:2016年3月1日更新 印刷ページ表示

写真で見る 「重柳八幡宮祭り舟」

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解説

安曇野市豊科(とよしな)(みなみ)穂高(ほたか)重柳(しげやなぎ)地区にある八幡宮(はちまんぐう)では、毎年秋分の日にあわせて例大祭が開催されます。このとき船の形をした山車(だし)1隻が地区内を()き回されます。この祭り舟は、市内でみられるほかの船型山車と同じように長方形の(やぐら)腕木(うでぎ)刎木(はねぎ)を組み合わせ、たてに割った竹をカゴの形にして曲線の腹を作り出します。舟の上には、木偶(でく)と呼ばれる人形によって歴史絵巻の一場面が再現されます。
重柳のお舟は全長約15メートル、高さ5メートルと大きく、重柳地区の稲穂たなびく水田のなかを曳かれる姿は、まるで黄金色の大海原を航海しているようです。お舟は、東の伊勢宮(いせみや)とよばれる場所から、西が万水川(よろずいがわ)のほとりまで重柳地区を横ぎるように曳行されます。
地区内をひとまわりしたお舟は、鳥居をくぐって八幡宮の境内に入場します。境内では拝殿の前にある千度石(せんどいし)とよばれる石のまわりを3周しておふれ(おふりょう)を渡し、神事が始まります。
神事が終わると、保存会の皆さんがお舟を取りまき前後にはげしく揺らします。この動作は「舟を(あお)る」と表現され、はげしい煽りの間も「お囃子(はやし)(かた)」はお舟の中でお囃子の演奏を続けます。200回を超える煽りが終わると、お舟は拝殿の前で一周まわって境内から退場していきます。
重柳の祭り舟はいつ、どのように始まったか明らかになっていません。八幡宮の祭神は穂高神社とは異なりますが、近世までは穂高神社と深い関わりがあったとされています。現在は地元の皆さんによって「重柳八幡宮祭り保存会」が結成され、お舟作りを行ったり小学生へお囃子を教え伝えたりと、祭りを守り伝える活動が続けられています。

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