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令和7年度文書館前期企画展「安曇野市 誕生秘話」

記事ID:0125676 更新日:2025年9月12日更新 印刷ページ表示

安曇野市制施行20周年記念企画「安曇野市 誕生秘話」

令和7年度前期企画展チラシ 平成17年10月1日にスタートした安曇野市は、今年、市制施行20周年を迎えます。今回の企画展では、文書館収蔵資料を通して安曇野市合併までの経緯や合併に向けての取り組みを紹介し、5つの町村が1つになるまでを振り返ります。そして、これからの安曇野市について考える機会とします。

期 間  令和7年5月11日(日曜日)から8月29日(金曜日)
      午前9時から午後5時まで
     休館日:土曜日、祝日

場 所  安曇野市文書館1階閲覧コーナー

費 用  無料

令和7年度前記企画展チラシ [PDFファイル/806KB]

展示内容

  1. 安曇野市域の合併の歴史
  2. 合併に向けての動き
  3. 安曇野地域任意合併協議会
  4. 安曇野地域合併協議会
  5. 安曇野市の誕生

1 安曇野市域の合併の歴史

安曇野市誕生の経緯をたどる前に、安曇野市域の合併の歴史を振り返ってみましょう。
安曇野市の前身となる、豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町は昭和29〜30年に発足しました。

展示の様子1 ←展示の様子

2 合併に向けての動

​​(1) 南安曇郡の動き

 安曇野市合併への動きが始まったのは、平成10(1998)年のことです。同年7月31日に開催された第46回南安曇郡町村議会議員大会で、「広域的行政を進めるための提言」が議決されました。これを受け、翌年の平成11(1999)年8月、「南安曇郡広域行政研究会」が構成され、「将来的には合併することが良い」等と報告しました。
 そして南安曇郡町村会は、メリット・デメリットの両面から合併について研究することとし、郡内7町村(豊科町・穂高町・奈川村・安曇村・梓川村・三郷村・堀金村)の住民を対象に市町村合併に関するアンケートを行いました。結果は、南安曇郡内の52.5%が合併に「賛成」「どちらかというと賛成」と回答しました。

(2)4町村の動き

​​ 豊科町・穂高町・三郷村・堀金村では、合併について住民の意思を確認するため、アンケート調査や懇談会等が行われました。また、各町村の広報で、市町村合併についての情報提供を行いました。
 展示では、当時の広報誌等に掲載されたアンケート結果や懇談会の様子を紹介しています。

(3)明科町の動き

 東筑摩郡明科町では、平成14(2002)年7月に町内全世帯を対象に「市町村合併に関する住民アンケート」を実施しました。その結果、市町村合併することについて「賛成」「どちらかといえば賛成」が全体の71.7%と、合併に賛成とする意見が大多数を占めました。また、望ましい合併の組み合わせ(合併パターン)については、「安曇中心の合併」を望む意見が78.3%となりました。
 アンケートの結果を受け、明科町では平成14(2002)年9月30日の議会全員協議会で合意を得て、同年10月10日・11日に、南安曇郡4町村に対し合併協議会設立準備会への参加を申し入れます。​

(4)南安曇郡町村合併研究会

​​ 南安曇郡町村会は、平成14(2002)年4月に合併に関する調査・研究を行うための「南安曇郡町村合併研究会」を設置しました。そして、同年10月9日の南安曇郡町村会において、豊科町・穂高町・三郷村・堀金村の4町村で任意合併協議会設立準備会を設置する方針が決まりました。

(5)安曇野地域任意合併協議会設立準備会

​ 設立準備会は合計4回開催され、任意合併協議会の設立に向けて委員構成や組織体系、規約、予算などが協議されました。また、第2回の会議において明科町の参加が正式に決定しました。

​3 安曇野地域任意合併協議会

​(1)任意合併協議会

​ 平成14(2002)年12月23日、5町村の首長が、各町村の議会議長を立会人として、「安曇野地域任意合併協議会」の設立調印式が行われました。そして引き続き、第1回目の協議会が開かれました。
 任意合併協議会では、合併した場合の新市における将来構想の策定、事務事業の一元化に向けた調整協議、住民への情報提供や民意の把握などが協議されました。

​(2)新市将来構想

​​新市将来構想の冊子 安曇野地域全体の新しい地域づくりに取り組むため、未来に向けての地域ビジョンと、その実現に向けての政策構想(新市将来構想)を策定するため、任意合併協議会の付属機関として「新市将来構想策定委員会」が設置されました。
 新市将来構想は、合併に関する一つの判断材料とし、法定合併協議会への移行について住民に問う資料とすること、そして町村合併が視野に入った場合には「新市建設計画」の基礎資料として位置付けることとされました。新市将来構想の報告書は2部構成となっています。第1部は「新市の基本となる仕組みづくり」、第2部は「安曇野の将来ビジョンと実現に向けてのアクション・プラン」についてまとめられています。​

(3)住民説明会と意向調査

​ 任意合併協議会で新市誕生に向けて協議が進むなか、今後、法定合併協議会へ移行する上での重要な判断材料として、合併に関する住民の意向調査が各町村で行われました。調査結果は平成16(2004)年2月16日に公表され、穂高町のみ反対が賛成を上回りました。
 穂高町では、住民意向調査の結果や住民からの合併の可否を問う住民投票条例制定の直接請求を受け、3月の臨時町議会に住民投票条例を提案し可決され、6月6日に投開票が行われました。その結果、賛成が反対を上回ったことで、穂高町が任意合併協議会から離脱することはなくなりました。
 これを受け、6月24日に任意合併協議会が再開され、法定合併協議会の設置に向け、任意合併協議会の解散が了承されました。そして、各町村では臨時議会を開催し「安曇野地域合併協議会の設置について」の議案を可決しました。

​4 安曇野地域合併協議会

​ 平成16(2004)年7月23日、「安曇野地域合併協議会の設置に関する協議書」の調印式が行われ、安曇野地域合併協議会(以下「法定協議会」)が発足しました。法定協議会では、合併協定項目について協議するとともに、新市建設計画の作成を行いました。
 そして、平成17(2005)年2月23日、5町村による合併調印式が行われました。調印式では、これまでの合併協議の経過報告の後、5町村長が合併協定書に署名しました。調印式の後、同日、各町村において臨時町村議会が開催され、豊科町・穂高町・三郷村・堀金村・明科町の廃置分合(合併)の議案が可決されました。2月28日には、長野県知事あてに「合併申請書」を提出しました。
 「合併申請書」の提出後、平成17(2005)年7月11日に長野県議会で議決、翌12日に県知事決定がなされました。そして、同年8月12日には総務大臣による官報告示が出され、「安曇野市」の誕生が正式に決定しました。​

合併協定書 ←合併協定書

5 安曇野市の誕生

 ​​平成17(2005)年9月30日から10月1日、住民有志で構成する実行委員会が「安曇野市誕生カウントダウンイベント」をスイス村サンモリッツで開催しました。9月30日には、5町村の役場からカウントダウン会場へと「明日へのトーチリレー」が行われ、5町村を巡ってきたトーチは5町村長の手によりかがり火に点火し、カウントダウンがスタートしました。そして、午前0時にくす玉が割られ、「祝安曇野市誕生」の垂れ幕が現れると、会場からは大きな歓声と拍手が沸き起こり、新市の誕生を祝いました。

展示の様子2 

↑「安曇野地域合併協議会」の看板と安曇野市誕生から20年間の年表を展示しています。

新市の名称と市章

 新市の名称は「安曇野市」

​​ 「安曇野市」の名称は、町村合併に関する住民アンケート調査(平成16年1月実施)で挙げられた候補をもとに住民意向調査を行い、第7回安曇野地域合併協議会(平成16年12月14日)で協議・決定し、発表セレモニーが行われました。
 「安曇野市」、「安曇市」、「あづみ野市」、「あずみ野市」を候補として住民意向調査を実施し、回答者の59%が「安曇野市」を選択しました。

市章のデザイン

​ 市章とは、市を象徴する市のマークです。市の名称や特色、市のイメージなどを抽象的に表すもので、市の旗をはじめ、市のバッジ・封筒等に使われています。
 市章のデザインも、新市の名称と同じく、住民意向調査が行われました。調査の結果、回答者の35%が安曇野市の「安」の文字を図案化した作品を選択しました。この結果も選定要件の1つとして、第16回安曇野地域合併協議会(平成17年7月12日)で協議の上、「安」の文字を図案化したデザインに決定しました。

新市の名称・市章 

↑新市の名称は1,147種類もの回答が寄せられ、市章デザインはデザインは3,201点の応募がありました。

関連講演会・講座​

*下記の講演会・講座は終了しました。文書館で配布資料や記録DVDをご覧いただけます。

講演会「自立のための合併を選んだ安曇野市」

(1) 日時 7月13日(日曜日)午後1時30分から午後3時(開場 午後1時)

(2) 場所 堀金公民館講堂

(3) 講師 細川博水 氏(元 安曇野地域任意合併協議会事務局長)

​講座「公文書からたどる安曇野市の合併」

(1) 日時 5月18日(日曜日)午後1時30分から午後3時(開場 午後1時)

(2) 場所 堀金公民館講堂

(3) 講師 松澤果穂(文書館職員)

講座「わたしたちの安曇野」 ※子ども向け講座(小学生以上)

(1) 日時 8月3日(日曜日)午後1時30分から午後3時(開場 午後1時)

(2) 場所 堀金公民館講堂

(3) 講師 千村裕一(文書館職員)

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