市長定例記者会見　令和3年6月28日

・令和3年6月28日（月曜日）　午後1時30分から
・本庁舎　共用会議室305

項目

(1)新型コロナワクチン接種について
(2)あづみの名水クリアボトルの販売について
(3)夏の観光イベントについて
(4)山岳環境整備に係るクラウドファンディング型ふるさと寄附の実施について
(5)令和３年度　安曇野市穂高プールの開場について
(6)安曇野市男女共同参画フォーラム2021開催について
(7)安曇野市総合体育館ネーミングライツ契約の締結式について
(8)令和３年度「平和学習」写真パネル等の展示市内中学校巡回について

資料

• あづみの名水クリアボトルの販売 [PDFファイル／320KB]
• 平和学習写真パネル市内中学校巡回 [PDFファイル／141KB]

会見内容

　6月１４日に梅雨入りし、このところ、蒸し暑く、ぐずついた天気が続いております。早い梅雨明けを祈るところですが、コロナ禍でマスク着用が定着している中で、暑さ対策、熱中症対策を十分に行ってお過ごしいただければと思います。

　さて、安曇野市議会６月定例会が6月24日に閉会となりました。
　この間、報道関係の皆様方には、いろいろご協力を賜り、改めて感謝を申し上げます。
　引き続き、安曇野市の発展のためにお力を賜りたいと思います。

　1．安曇野市新型コロナワクチン接種について

　現在、市民の皆様へのワクチン接種に全力で取り組んでいるところであります。

　ワクチン接種は、かかりつけ医による個別接種と集団接種の「2本立て」で進めておりますが、今のところ、大きなトラブルもなく順調に進んでおり、医師会の皆様をはじめ関係者の皆様のご尽力にあらためて感謝申し上げます。
　現在、国の方針に沿って進めておりますが、7月10日（土曜日）からは、さらに市の集団接種会場を三郷保健センターに増設するほか、各医療機関にもご協力をいただき、市全体で1週間当たり最大で約7,400回の接種を行って参ります。
　接種を加速させ、65歳以上の方の7月末接種完了に向け進めて参ります。
　今後、並行して、基礎疾患の申し出をいただいた方、約4,000名に7月上旬に接種券を発送し、接種を進めて参ります。
　また、その他の64歳以下の対象の方につきましても、7月中旬に全ての方へ接種券を発送し、その後、年齢の段階ごとに接種を進めてまいります。
　今後、より多くの皆様への接種が開始されることから、接種予約の際には、一時的にコールセンターに電話がつながりにくくなるなど、ご迷惑をお掛けすることも考えられますが、電話がつながりにくい場合は、時間をおいてかけ直していただくか、ライン、ウェブでの申し込みにご協力をお願いいたします。
　引き続き、医師会をはじめ関係の方々のご協力をいただきながら、接種体制の増強を図り、希望される皆さんが11月末までにワクチン接種が受けられるよう体制を整えてまいります。

2．あづみの名水クリアボトルの販売について

　当市は豊かな地下水を水源とした水道水を市民並びに市内外の各事業者の方々に飲用水等でご利用いただいています。

　さて、この豊かな水について地産地消を推進する新たな事業として、市独自のオリジナルボトルを作成し来月7月22日から税込み1,500円で販売することとしました。このオリジナルボトルの名称は「あづみの名水クリアボトル」とし、市民は基より観光等で来訪された方々にもお買い求めをいただき、ペットボトル等のプラスチック製品のごみの削減にもつなげていければと考えています。

　このボトルはアウトドアメーカー「モンベル」様のご協力のもと、作成しました。サイズは500ミリリットルで青色とグレーの２色があり、販売本数は青色600本、グレー400本の合計1,000本になります。
　ボトルにはモンベルのロゴの他に、安曇野市にゆかりのある北アルプス、ハクチョウ、りんご、サイクリング、そば、稲穂、道祖神、わさび、カヌーがデザインされており、地元愛が表現できた物になったと自負しています。
　このボトルを使用して今まで以上に安曇野のおいしい水を堪能していただき、水資源や環境についても改めて考えていただくきっかけにしていただければと思います。

　７月22日からの販売前には市のホームページ、広報誌等により販売場所等の詳細について発表します。ぜひ、お買い求めいただきますようお願い申し上げます。

3．夏の観光イベントについて

　２年ぶりの開催となる「信州安曇野田んぼアート」は６月19日に展望台がオープンしました。

　安曇野スイス村にある展望台からは、約6,300平方メートルの田んぼに描かれた巨大アートをご覧いただけます。アート制作には関係団体を中心に多くの方のご協力をいただき、緻密な作業を連日おこなっていただいたと聞いております。
　今年は長野県上松町出身の大相撲力士、関脇 御嶽海関の迫力ある姿を７色の稲であらわしています。

　ONE NAGANOのメッセージには2019年台風19号の被害から一丸となって立ち上がる思い、さらには、御嶽海関をテーマにすることで県民の気持ちがひとつになり、コロナ禍も乗り切りましょうという願いも込められています。
　９月26日までの開場期間、ぜひ多くの皆さまに、安曇野の景色と一体になったアートをご覧いただければと思います。

　安曇野の夏の風物詩である「安曇野花火」は、今年第15回の節目を迎える予定でしたが、来年に延期されることが決まりました。
　２年続けて、皆さまと一緒に会場で花火を見上げることができないのは残念ですが、一日も早くコロナが終息し、来年の第15回安曇野花火が安全安心に、そして２年分の思いも込めて盛大に開催されることを期待しております。

4．山岳環境整備に係るクラウドファンディング型ふるさと寄附の実施について

　　市では、６月14日から９月11日までの約３か月間、ふるさと納税　　総合サイト「ふるさとチョイス」を利用して山岳環境整備のためのクラウドファンディング型ふるさと寄附を実施いたします。

　燕岳テント場にある市の公衆トイレを環境配慮型トイレに改修するための費用の一部500万円を目標金額として実施するもので、６月２８日午後１時現在、９５名の方々から１，３２７，９９９円のご寄附をいただいております。
　1万円以上ご寄附いただいた方へのお礼の品として、フレンドタウン登録をしているモンベルの安曇野オリジナルボトルや、北アルプスパノラマ銀座のテント場の利用が１回無料となる木札クーポンなどをご用意しております。その他、詳細につきましてはお手元のリーフレットをご覧いただきたいと思います。
　市では、北アルプス登山を安全・安心に楽しんでいただくとともに、かけがえのない山岳環境を地域の宝、日本の宝として次世代に引き継ぐため、クラウドファンディングを通じ、全国の北アルプスファンの皆さまに持続可能な山岳環境整備へのご協力を求めてまいります。
　おひとりでも多くの皆さまにご賛同いただけますよう、周知等につきましてご協力をお願いいたします。

5．令和３年度　安曇野市穂高プールの開場について

　今年度、穂高プールを開場いたします。
　昨年度はコロナ禍の中、閉場としましたが、今年度は１日の最大入場者数を400名以内に制限し、消毒などの感染拡大防止対策を十分に図ったうえで、開場いたします。
　開場期間でございますが、休場日などを除き、７月22日の木曜日から８月22日の日曜日までの期間とする予定です。
　開場時間は、土日祝日は午前9時30分から午後4時45分まで、平日は午前10時30分から午後3時45分までとなっております。

　なお、施設の老朽化のため、ウォータースライダー及び幼児用プールは、ご利用いただけません。
　平成元年のオープンから33年もの長い間、多くの皆様方に愛され、親しまれて来ました安曇野市穂高プールも今シーズンをもちまして閉場となります。穂高プール最後の夏、感染予防にご留意をいただきながら、夏の日の楽しい思い出をつくっていただければと思います。

6．安曇野市男女共同参画フォーラム2021開催について

　７月17日（土曜日）12時40分から「安曇野市男女共同参画フォーラム2021」を市役所4階大会議室で開催いたします。世界的潮流となっている「ジェンダー平等」について、市民の皆様と一緒に考える機会にしたいと思います。長野県男女共同参画センターの講座をパブリックビューイングでご覧いただくほか、６月４日まで募集いたしました「育メン・家事メン　フォト＆エピソード」の結果報告会も行います。　既に募集を開始していますが、皆様に安心して参加していただけるよう、定員は70名とし、事前申込制とさせていただきましたので、ご希望の方は人権男女共同参画課までお申し込みをお願いします。

　また、７月は長野県が定める多文化共生推進月間です。市ではこれに合わせ、７月５日（月曜日）から７月21日（水曜日）まで市役所本庁舎１階東ロビーにて多文化共生パネル展示を実施します。このほか、7月20日（火曜日）には「長野県多文化共生相談センター出張相談会in安曇野」も市役所会議室で行われます。外国籍の方だけでなく、外国の方に関わる方ならどなたでもご相談いただけます。ぜひお気軽にお越しください。

7．安曇野市総合体育館ネーミングライツ契約の締結式について

　安曇野市で初の試みとなるネーミングライツ・パートナーについて、安曇野市総合体育館で募集し、審査をした結果「あづみ野テレビ株式会社」様が現在、ネーミングライツ・パートナーの候補者として決定をしておりますが、契約について、あさって３０日（水曜日）午後３時から市役所本庁舎において契約の締結式を行います。
　体育館の愛称は「ＡＮＣ(エーエヌシー)アリーナ」、ネーミングライツ料は、年間100万円、期間は来年1月1日から5年3ヶ月となっております。
　市では、あづみ野テレビ株式会社様からネーミングライツ料をいただき、今後の施設の維持管理やサービスの向上などに役立てていきます。今後は「ＡＮＣアリーナ」が皆さまに広く認知され、親しみを持って利用していただける体育館となる事を期待しているところです。

8．令和３年度「平和学習」写真パネル等の展示　市内中学校巡回について

　市と教育委員会では、これまで市民団体の皆さんとともに、終戦の日の前後に、安曇野市役所本庁舎ロビーなどで、広島、長崎原爆パネル展を開催してまいりました。
　また、市内の小・中学校では平和学習を行い、各中学校から4名、計28名の代表生徒が広島平和式典に参加し、平和のメッセージを送る等の事業も行ってまいりました。
　そうした中、毎年行っている前述のパネル展を、市内の学校へも巡回させたらどうかとのご意見があり、今年から実施する運びとなりました。
　本年度は、広島平和記念資料館から借りた「原爆展・平和学習資料」と、豊科郷土博物館が作成した「安曇野の戦争遺跡資料」を、豊科南中学校、明科中学校、穂高東中学校の3校で巡回展示を行い、「平和学習」に役立てていただくこととなりました。
　なお、巡回展終了後、7月17日（土）～7月19日（月）の3日間は、安曇野市庁舎1階東側ロビーで、平和憲法を活かす安曇野の会の主催、市と教育委員会の共催で、安曇野「戦争と平和展」を開催しますので、大勢の方のご来場をお待ちしております。