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市長定例記者会見 令和2年4月22日
・令和2年4月22日（水曜日) 午後4時から
・本庁舎 共用会議室305
項目
(1)改組新第6回日展安曇野展の中止について
(2)安曇野市サイクリングコースの設定について
(3)観光イベントの中止について
(4)新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた広報車の巡回について
資料
会見内容
報道機関の皆様には、連日のコロナ関連の報道等で大変お忙しい中、定例記者会見にお集まりいただきありがとうございます。
桜も満開期を迎え、農作業や田植えの準備等、何かと忙しくなる季節となりました。快晴の日には、北アルプスの残雪が輝き、安曇野にとって四季を通じ、最もよい季節となりました。例年ですと、これからゴールデンウイークにかけ、多くのお客様にお越しいただくのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、様相が全く変わってしまいました。
全国的な広がりをみせる新型コロナウイルス感染症は、国や県など各自治体で、感染抑制のため様々な措置を講じているところですが、感染は拡大の一途をたどっており、全く収束の気配が見えないどころか、感染者数が急激に増加しており、大変憂慮すべき事態となっています。
長野県では阿部知事が先頭に立ち、受入病床数の拡大などの医療提供体制や検査体制の強化に積極的に取り組まれております。
市に於きましても、去る2月14日に「安曇野市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置し、国・県の動向を注視しながら、小中学校の休校、様々な行事、イベントの縮小、延期、中止、また市民に向けた注意喚起、職員行動マニュアルの整備など、これまで感染拡大防止策を講じてまいりました。
先週、新型コロナウイルス拡大に伴う緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大したことを受け、長野県では県民に対し、人との接触を8割減らす徹底した外出自粛や、県域をまたいだ移動自粛の要請を行いました。
地域経済は、5月の大型連休を控え、特に観光産業や、飲食業を中心に甚大な影響が出ており、先の見えない状況の中、大変大きな不安を抱えながらの生活を強いられております。
政府は緊急事態宣言とともに事業規模117兆円にのぼる緊急経済対策を発表しました。経済対策には、1人あたり10万円の支給や、児童手当の上乗せ支給、中小企業への最大200万円の持続化給付金、雇用調整助成金の特例措置などが盛り込まれていますが、戦後最大と言われる危機に直面している状況で、感染拡大の収束が見込めず、しばらく厳しい状況が続くと見込まれます。
感染症のまん延と言う未曽有の危機に際し、市といたしましても、国、県が行う経済対策を踏まえ、独自で何が出来るのか各部局に指示し、政策部において取りまとめているところであります。早期に補正予算を策定し、市民の安全、安心と確かな暮らしの確保に向けて取り組んでまいります。
最後に市民の皆様に改めてお願いいたします。まん延防止策として、こまめな手洗い、せきエチケットの徹底を重ねてお願いいたします。また、ウイルスは人を媒介して感染が拡大します。「3つの密」、密閉空間、密集場所、密接場面を避ける行動を徹底し、人との接触を8割減らすことを目標に、外出を極力減らして下さい。
新型コロナウイルス感染症の初期の症状は、風邪と見分けがつかないとのことです。定期的な検温などを行っていただくとともに、風邪等の症状がある場合にはご自宅に留まってください。
また、県域をまたいで移動することは、ゴールデンウイーク期間中を含め、基本的に行わないでください。県外にお住いの皆さんも、不要・不急の帰省や旅行など、県外からお越しになることは避けていただきたいと思います。
本日お集りの報道機関の皆様には、継続的なまん延防止策の周知や、今後、県や市から出される情報等の発信に、引き続きご協力いただきますよう改めてお願いいたします。
1．安曇野市制施行15周年記念 改組 新 第6回日展安曇野展の中止について
本日、日展及び安曇野文化財団から発表がありましたが、豊科近代美術館で開催を予定していました日展安曇野展は、新型コロナウイルス感染予防のため、同じく巡回先である金沢市での展覧会とともに中止となりました。
公益社団法人 日展とも、安曇野での開催については、延期も協議してまいりましたが、先の見通せない状況での開催は困難であると判断いたしました。
この展覧会の実現に向けてご協賛いただいた企業の皆さまや、前売り券をご購入いただいた市民の皆さまのおかげで、準備を進めることができました。中止は誠に残念ですが、日展安曇野展の告知や準備を重ねてくる中で、安曇野の美術館の存在を全国にアピールする機会となったと思います。
市民の皆さまも楽しみにされていたと思いますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。なお、既に販売済みの前売り券につきましては、ご購入された窓口にて払い戻しいたします。ご不明な点は豊科近代美術館までお問い合わせください。
2．安曇野市サイクリングコースの設定について
市では、昨年度から自転車を活用し健康効果を検証する実証実験や、サイクリング教室の開催など、自転車によるまちづくりの取り組みを本格的に行ってきたところでございます。
その中の事業の一つとして、市内在住の元マウンテンバイクオリンピック代表の小林可奈子さんにご協力いただき、あづみ野やまびこ自転車道や、既存の市道等を活用するなかで、安曇野の良さを感じながら、安全に楽しく自転車に乗ることができるサイクリングコースを設定いたしましたのでご報告させていただきます。
各コースにつきましては、お手元に資料を配布させていただきましたのでご確認いただければと思います。
今後の予定としましては、安全に利用していただくための路面表示や看板設置等順次コースの環境整備を行ってまいります。
今回お示しさせていただきました3コースにつきましては、整備が終わりましたら、改めてお披露目をさせていただく予定でございます。今後も自転車に親しんでいただけるよう、滞在型観光及びスポーツの振興を目指し、自転車を活用したまちづくりを進めてまいります。
3．観光イベントの中止について
既に報道されておりますとおり、6月7日日曜日に開催予定でありました、「安曇野市制施行15周年記念 第6回信州安曇野ハーフマラソン」につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止など安全面を最優先に考え、開催中止を決定いたしました。
また、8月14日に開催予定でありました、「安曇野市制施行15周年記念 第14回安曇野花火」につきましても、同様に中止が決定されました。
いずれのイベントも例年、大変多くの皆様にご参加いただく人気のあるイベントであり、楽しみにされている皆様、準備されている関係者の皆様には大変申し訳なく思いますが、このような状況のなかでの苦渋の決断ということでなにとぞご理解ください。
来年のイベントが安全安心に、そして盛大に開催できるよう準備してまいりますので、よろしくお願いいたします。
4．新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けた広報車の巡回について
長野県市長会、長野県町村会からの呼びかけにより、4月24日と5月1日の午前中、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念される大型連休前に、広報車による巡回広報を県内市町村一斉に実施することになりました。
内容は、外出自粛要請、県域をまたいだ移動自粛の要請などとなります。詳細は別紙の資料をご覧ください。
広報車は、4月24日金曜日の午前9時に市役所正面玄関（東玄関）を出発します。私も立ち会いたいと思いますので、ぜひ、ご取材いただき、市民への注意喚起にご協力をお願いします。
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