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10月1日は、3町2村が合併し、安曇野市となった日です。園給食では、10月の誕生会を「安曇野の日」とし、市の特産品を使った給食を提供しました。
園児が地域の食に関心を持ち、自然の恵みやそこに携わっている方々への感謝の気持ちや食べ物を大切にする気持ちを育み、Sdgsの取組みにもつなげることを目的としています。
たつみ認定こども園ではこの日、3歳以上児が遊戯室に集まり、栄養士、地産地消コーディネーター、生産者の話を見聞きしました。
給食の時間には、教育長や生産者の皆さんと一緒に食事をしました。
教育長挨拶
「今日の給食で使われる食べ物を持ってきました。これらの食べ物でおいしい給食を作ってもらいます。」
かごの中から大根、人参、ピーマン、玉ねぎ、きゅうり、えのき、りんご、いちご、豚肉、豆腐、牛乳、おにぎり(教育長が手作りした紙粘土の食材)が出てきました。
子どもたちは目をキラキラさせながら、真剣に見ていました。
栄養士の話
「みんなは、生き物の命をいただいて、食べ物を食べることで、毎日元気に遊べて、丈夫な体で大きくなることができています。みんなが、食べ物に命をわけてくれて『ありがとう』という感謝の気持ちとか、いただいた命をむだにしたらいけないなという『もったいない』っていう気持ちを持つことは、大きなことを言うと、みんなが暮らしている地球という場所を守ることにつながります。」
地産地消コーディネーターさんの話
「地産地消はとてもいいことです。すぐ近くで作っているから、畑から採ったばかりの作物を新鮮なうちに食べることができます。新鮮な食べ物は美味しいし、元気のもとになる栄養もたくさんあります。」
大根生産者さんの話
「安曇野で育った野菜を子どもたちにたくさん食べてもらいたいと思って、野菜を育てています。」
豚肉生産者さんの話
「みんな、お父さん豚を見たことあるかな?」
「こんなに大きいんだよ!おじさんの3倍くらいの大きさです。」
「お母さん豚は見たことある?」
「お母さん豚も大きいです!1回に10匹くらいの赤ちゃんを生むので、おっぱいもたくさんあります。」



給食の喫食の様子
「(感謝の気持ちを込めて)いただきます。」
「お汁の中にたまねぎ見つけた〜。」
食べ物を前におしゃべりが弾んでいました。
地産地消は、食材を生産する人の顔が見えます。生産者の想いを知れば、食材を身近に感じることができます。
安曇野市は、水や緑や空気がきれいで住みやすいところです。この豊かな自然環境の安曇野で育った食材は、おいしく、自然の恵みを感じることができます。地産地消の取組みは、ふるさとの味として子どもたちの心に残り、子どもたちが大人になった時にも安曇野の豊かな自然環境を守ろうとする心を育むことにつながります。
市では今後も安曇野産の食材を使用し、安曇野らしい特色と魅力ある給食の提供を行う取組みを続けていきます。